血圧値 119/81/86 酸素飽和度 98% 体温 36.3℃ 体重 68.8キロ
伊藤匠七段、“絶対王者”藤井聡太叡王の牙城崩し初タイトル獲得!
羽生善治会長は「最先端の将棋の魅力が表現されたシリーズだった」と激闘労う
まあ、良いのです。
これが、普通。
勝負とはこういうものです、それがまともなシステムなら。
一個人しか勝てない、なんていうのはシステムがたぶんおかしい。
経済的にも、たった一人の営業が、業界のサラリーの総獲りになっている状態とか。
これでは、ジャンル自体が滅びかねない。
将棋という文化は、まだ続けられる。
子どもたちにも、目指せる目標が、まだ残っている。
これは良いことだ。
しばらくの間、二強無双の時代が続くのだろうか。
それはそれで、課題ではあるのだが、とりあえず、「人間」の未来がすこし開けました。
藤井さんは残念・無念。
正直なところ、昨日の将棋は、藤井さんのぎりぎりの勝ちだと思って観てました。
あの、歩の替りに「銀」を突き捨てるという神業。
普通はアレで決まりですよねえ。
人間の考える手、ではない。
この将棋、勝っていれば藤井さんの大名局。(まあ、このままでも両者の名局であることは変わらないけど)
あのあとのちょっと「疲労」を感じさせる終盤での失着は、これまでの藤井さんらしくないので、本人は絶対に言わないだろうけど、「なにかの不調」を垣間見せるものでしたね。
だいどんでん。
原因・理由はいろいろあるのだろうけど。
まあ、人間だもの!
ただ、あそこで6五でなく5五に桂を打っていれば再逆転、藤井さん勝ち、というのはさすがの彼でも見えていなかった、ていうか誰にもわからない。
AI評価値をカンニングしている僕たちが「ああ、間違えた。彼も人間だった」なんて言うのは、ほんとおこがましい(烏滸がましい、と書くのです)ことです。
藤井さんは、ずいぶん前から敗北を認識していたから、あそこは最後に壮大な形作りを演出できる手順を選んでいた、ということでしょう。
でも、たっくんは良く戦った。
「好敵手」認定は、もう少し先になるけどね。
天晴。
そして、藤井さんは猛然と反省して、さらに強く進化するんだろうな。
それはそれで、恐い。
まさに、虎に翼!
あんまり一人でずっと勝ち続けると、さすがにそのうち、「あんた、向こうで一人で指してなさい!」っていわれちゃうからね。
虎でなくウサギも、似合います。