血圧値 130/87/84 酸素飽和度 98% 体温 36.4℃ 体重 69.2キロ
ちょっとだけ(ほんの数人ですが)、藤井さんの背中が視えてきた棋士があらわれてきています。
良かったなあ。
自動車レースをやってて、後ろからスーパーカーが来るのかなあと思ってたらジェット機だった、といったのは誰だったっけ。(魔王か?)
もう将棋は人間界のものではなくなった、という沈鬱な雰囲気から、最近、ちょっと明るい兆しが見えてきてます。
それも、藤井さんが止まったのではなく、新しい力が育ってきている、という感触。
佐々木勇気さんとかね。
藤井さんが「普通に強い人」になれる日はそろそろ来るのでしょうか?
これは本人にとっても、将棋界にとっても良いことだ。
そういう意味で、今期の竜王戦は、良い戦いでした。
将棋の最高位を争う第37期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・野村ホールディングス)、藤井聡太竜王(22)(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)と佐々木勇気八段(30)の第6局が11、12の両日、鹿児島県指宿市の「指宿白水館」で行われた。勝負は12日午後、106手で後手の藤井竜王が勝ってシリーズ4勝2敗とし、竜王4連覇を達成した。
結果、負けたとはいえ途中2勝2敗と五分の星に並んだというところが、偉い。
しかも佐々木さん、いろいろ工夫の作戦を毎回披露。
諦めていない。
素晴らしいねえ。
第6局も、非常に難解な相がかり横歩取りの将棋。
勇気、これを勝っていれば7番勝負の最終大決戦になっていたところ。
残念。
☆
「勇気」と「いとたく」。
この二人は仲が良いんだなあ。
そして藤井さんに番勝負で互角に渡り合える、稀有の存在。
ていうか伊藤は藤井さんからタイトルを奪ったただ一人だし。
さて、これから藤井さんを止めるのは、他に誰がいるのかな?
トーナメント戦とかの一発勝負であれば、かつての名人経験者やタイトルホルダー級の棋士、例えば 永瀬拓矢、豊島将之、渡辺明、斎藤慎太郎など。
これらの棋士は藤井さんと何度も対戦経験があり、勝利を収めたこともある強豪です。
このあたり、もう一仕事、お願いしたいなあ。
若手では、佐々木大地あたりが未知数かなあ。
あと、いま無名の強い人。
藤井さんが勝利後、長考して書いた色紙の文字。
「今年の対局を振り返ると、後手番で苦戦することが多かった。もう少し工夫が必要かなと感じた」と語った。その思いを込めて防衛記念の色紙に「創意」と 揮毫 し、「持ち時間の多い対局というのは、一種の表現行為という側面がある。その中で工夫のある一手や、自分自身も納得できるような将棋を指せればという気持ちで書いた」と話した。
ここのところ、将棋の話題をあまり取り上げてこなかったので、ちょっと反省して、これを書きました。