血圧値 125/78/79 酸素飽和度 98% 体温 36.6℃ 体重 68.4キロ
あれをひっくり返されたら、嫌になっちゃうよね。
叡王戦第3局。
でも、ひさしぶりに、人間同士の戦いの片鱗を見た感じ。
藤井さんがAI武装を振り捨てて戦う後半の1分秒読み将棋。
ここは研究じゃないからなあ。
結果的には、両者必死の攻防で二転三転、大名局となりました。
菅井さん、壮絶に指して最終盤にほぼ必勝形みたいになったところから、なんと奇跡のうっちゃりを食っちゃった。
土俵際、一枚上手からからの捨て身の投げ、みたいな感じ。
この、いったん凹んだところからの、一気の駆け上がり。
凄いなあ。
とくにプラスになってからの最終盤、秒読みで、1回も間違えない。
菅井さん、千日手模様になったところで、自分良しという判断があったから、踏み込まざるを得なかった。ここは、勝ちたいからなあ。
そこに百にひとつくらいの、藤井さんが逆転するチャンスがあったのね。
ここで、千日手を選ばなかった藤井さんの勝負勘が恐ろしい。
自分は間違えない。相手は間違える。
読みの力を信じられる、強み。
菅井さんの持ち時間に残りがあったら、というのは言っても仕方がない。
そういう勝負ですからね。
しかし、この負けは辛いなあ。
次のカド番戦まで、どういった気持ちで過ごすのだろう。
人生がかかった待ち時間。