にこたろう読書室の日乗

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0700 起床 気分快 晴 Yukaシェフの【ピカピカ・クロニクル】① 一品料理をピカ・ピカつまむ、という醍醐味。多彩なシチリアの家庭料理の数々。

血圧値 131/88/87 酸素飽和度 98% 体温 36.0℃ 体重 68.7キロ

 

6月いっぱいで終了がアナウンスされているシチリア料理店『PicaPica』の家庭料理の数々。

 

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『PicaPica』とは『リ・カーリカ ランド Ri.carica Land』 でシチリア料理を楽しむことができる、お昼限定のレストラン。

 

0600 起床 気分快 晴 Yukaシェフの【クスクス・クロニクル】 世界最小のパスタ。アフリカから吹く風。ヨーロッパとアジアの絶妙なコラボの魅力。  - にこたろう読書室の日乗

 

10種類ほどの前菜盛り合わせは、他ではなかなか食べられないシチリアの郷土料理をちょっとずつ。

前菜盛り合わせのあとには、パスタ もしくは クスクスを選ぶことができます。

 

まだ食べていない人、まだまだ食べたい人は、急ぎましょう。

 

チャンスの女神には後ろ髪がありません。(ワカメちゃんみたい)

 

 

0600 起床 気分快 曇 シチリア料理『PicaPica(ピカピカ)』(リ・カーリカ・ランド内のランチ専用特設レストラン)の情報をまとめます。 - にこたろう読書室の日乗

 

Yukaシェフの多彩なシチリアの家庭料理の数々を振り返ります。

「Pica Pica」(ちょこちょこ)つまむ、シチリア島の手料理。

小盆だったり、本格の一皿だったり。

 

いったい何種類、あるのだろう。

すべては、ここから始まった!

 

これまでの【クロニクル】同様、時系列逆順でご紹介します。

 

【メカジキ・クロニクル】 の検索結果 - にこたろう読書室の日乗

 

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【パスタ・クロニクル】 の検索結果 - にこたろう読書室の日乗

 

 

今回は、記念すべき開店当初の定番メニュー。

 

ピカピカつまめる、前菜10種盛り。

ゴージャスなワンプレートです。

最初の1杯とともに。

 

 

 

【File №09】 スフィンチョーネ

 

 

Sfincione(スフィンチョーネ)とはシチリアの屋台のパン。ピザのような食べ物です。パレルモのストリートフードとしても知られています。

とまと、玉葱、アンチョビ、オレガノ、ペコリーノチーズの風味。

 

【File №08】 豚タンのパナディーネ

 

 

Panadine sarde(パナディーネ・サルデ) は、サルデーニャのパナディーネという意味。

パスタ生地で包んだ肉(羊とか豚とか)のオーブン焼。イタリアはローマの西側に浮かぶ島、サルデーニャ島の郷土料理です。

今回は豚タン、じゃがいも、ネパール山椒を包んで揚げたもの。

 

【File №07】 鰯のベッカフィーコ

 

 

鰯の、オレンジと香草パン粉のオーブン焼き。

 

二枚に開いたイワシに、パン粉、干しブドウ、すりおろしたオレンジとレモンの皮、松の実、塩、コショウ、砂糖を合わせた具材をはさんで巻き、オーブンで焼いたもの。
ベッカフィーコとはニワムシクイという鳥のこと。丸々に太った姿を例えたもの。

 

ピンと立てたイワシの尾が、イチジク(fico=フィーコ)を、鳥がくちばし(becco=ベッコ)でつついている姿に似ていることから「ベッカフィーコ」という名前がついたともいわれています。

 

【File №06】 とうもろこしと生ハム

 

 

こだわりにこだわった品種、フルーツ並みの糖度15~17度、「畑のスイーツ」ともいわれる白いとうもろこし、「雪の妖精」、シンプルに塩とオリーヴオイル。生ハムを添えて。

 

【File №05】 真タコのマリネ

 

 

ひよこ豆とセロリを塩レモンで。

タコの旨味と弾力が、セロリの爽やかさとシャキシャキ感とよく合います。お豆も加えてボリュームUP。ヘルシーでさっぱり。

 

【File №04】 カポナータ 茄子と香味野菜のマリネ

 

 

カポナータ(caponata)とは、シチリア島発祥の煮込み料理のことです。

 

シチリアでは家庭料理としておなじみのカポナータですが、その地域に根づいた多くのアレンジレシピが存在します。

一番メジャーなのが、素揚げした夏野菜とオリーブにトマトソースを加えたシチリア北西部の「パレルモ風」。それ以外にもシシトウを加えてピリ辛風味に仕上げる「アグリジェント風」や、レーズンや松の実、アーモンドを加えるなど、アレンジは無限大!

 

カポナータと間違えられやすい料理が、南フランス料理の「ラタトゥイユ(Ratatouille)」です。

そもそも、ラタトゥイユとはズッキーニやナス、ピーマンといった夏野菜を炒めてから、トマトやハーブなどと一緒に煮込んだ料理のことを指します。つまり、ラタトゥイユカポナータも「夏野菜の煮込み料理」という点では同じです。


カポナータラタトゥイユの違いは「味つけ」です。

カポナータは白ワインビネガーと砂糖を加えてしっかりと味つけしますが、ラタトゥイユの味つけは基本的にオリーブオイルと塩こしょうのみ。味つけが控えめな分、野菜そのもののおいしさを楽しむことができます。

 

【File №03】 モルタデッラと空豆

 

 

空豆とリコッタチーズ・ピスタチオのパテを、モルタデッラ=イタリアがほこる伝統ソーセージとともに。

 

ふっくら実がつまった初夏のそら豆は、ほくほくとした食感。じゃがいもに似た甘さを楽しめておいしい

 

モルタデッラは別名ボローニャソーセージともよばれています。

フレッシュな豚肉にサイコロ状の脂身をくわえてスパイスで味つけ。蒸し器でふっくら蒸してつくります。

手間暇かけてつくられるため、まるで生クリームを練り込んだような、しっとりなめらかな口当たりを楽しめます。

 

【File №02】 フェンネルのパネッレ

 

 

ひよこ豆の粉を練って揚げたもの。

 

「ファリナータ」という料理があって、ヒヨコ豆の粉とオリーブオイル、水、塩を混ぜて鉄板に流し込み、薪窯で焼いたストリートフード。

南仏からトスカーナ州の沿岸部あたりまで、広く食べられていますが、代表格はリグーリア州ジェノヴァ。同じ材料でも、生地を練って揚げると「パニッサ」になり、シチリアでは「パネッレ」と呼ばれます。

 

フェンネルはセリ科の多年草のハーブで、地中海が原産です。
食用や薬用として、古代ギリシャのローマ時代から栽培されていました。

茴香ウイキョウ)とも呼ばれており、平安時代にはすでに中国を経由して日本にも伝わっていたのだとか。

細かくてふわふわな葉や茎は明るい黄緑色で、夏には黄色のかわいらしい花が咲きます。

 

【File №01】 ゆでたまご 黄身とツナのクリームとカラスミ

 

 

黄身とツナのコクのある濃厚な旨味と、カラスミのほど良い塩味がマッチ。

 

【File №00】 パーネ・カラザウ オルガノとチーズを載せた

 

 

「パーネカラザウ」Pane carasau

いつも最初のお飲み物といっしょに出るサルディーニャの薄いパン。

そのまま食べると「パリッパリッ」と心地よい音と軽やかな食感が楽しめます。
その音の良さからカルタ・ダ・ムジカ carta da musica、「楽譜パン」とも呼ばれているそうです。

 

ビールにも、発泡ワインにも。

 

 

さて、この10種類の前菜をベースに、Yukaシェフは、毎週のように何か新しい一品を更新し続けてくれました。

 

次回からはその差分と、さらに規模の大きいアラカルトの逸品料理などをご紹介してみます。

 

まさにこれは、Yukaシェフの、この1年間のクロニクル、編年史となることでしょう。