血圧値 115/84/69 酸素飽和度 98% 体温 36.2℃ 体重 69.8キロ
この【ホグワーツ城クロニクル】は、基本的に『ハリーポッター』シリーズに関するネタバレを含みますので、未読・未見のかたはご注意ください。
さてこれから、映画シリーズを時系列で第1話から順に観ていきましょう。
『第1話 ハリーポッターと賢者の石』
全世界に魔法をかけたファンタジー・アドベンチャーの最高傑作の第1章。
預けられた親戚の家の階段下の物置で孤独な日々を送る少年、ハリー・ポッターのところに「ホグワーツ魔法魔術学校への入学を許可します」という手紙が届き、そこから始まる空前絶後の大冒険の始まり。
キングズ・クロス駅の「9と3/4番線」から魔法学校行きの汽車が出る。
ハリーを待ち受けていたのは、夢と、冒険、友情、そして自分の生い立ちをめぐるミステリー。
第1話の、ホグワーツの入学式にハリー達1年生が初めてホグワーツ城に到着するシーン。
灯火を掲げたボートで湖上をゆっくりと進む目の前に、篝火を点灯したホグワーツ城の姿が浮かび上がるシーン。
幻想的で美しいシーンですが暗いのでお城の全貌は分かりくいですね。
もう少し近づくと。
細部が視えてきますが暗い。
フォトショで少し露出を上げてみましょう。
右端の建物が「天文台の塔」ですね。
ちなみに、この「Astronomy Tower」ってどう訳すのが普通なのかな。
明るい時間の光景。
A・B両伽藍を繋ぐ橋が二つ視えます。
中央奥の「天文台の塔」は向こうを向いています。
同じ画角、3Dジオラマはほぼ同じ構造で、なかなか良い精度で再現しています。
「天文台の塔」の形もそっくり。
「スタジオツアー」にある1/24の縮尺模型の模型は、「天文台の塔」がこちら側を向くように建ってます。望遠鏡のある丸い窓が見えます。
形状もかなり複雑化・大型化しているようです。
これはこの模型が第1話よりかなり後のバージョンを示している、ということのようです。
別のシーンを観てみましょう。
クィディッチの試合の場面。
審判は、箒乗りの先生、マダム・ロランダ・フーチ。
"さあ、皆さん、正々堂々戦いましょう"
こういう野外活動の場面の時に、ホグワーツ城の遠景が映ります。
下の地図➀と②が、ほぼこの時期のホグワーツを示していると思います。
(90度、図の傾きがずれていますが)
城外にクィディッチ競技場がありますので、その方向から対角線にかけて視たのが上記の画角にあたります。
中央に見える複雑な形の建築物が➀地図内では17番の図書室、②の地図では5番、マクゴナガル先生のオフィスと書いてあるものですね。変身術の教室もここに在ったのでしょうか。
「天文台の塔」はこれの裏側に隠れて見えません。
(このことが後でネックになって、この建物が取り払われる理由になったのではないかと思います)
「天文台の塔」は、➀では15番「天文台の塔」、②では7番「闇の魔術に対する防衛術」と書いてある場所ですね。
地図➀
地図②
3Dジオラマを斜め上から同じ画角で見ると、おおむね一致しています。
この右下角の建物。
これに注目するのは、このあとしばらくすると消滅するからです。
「スタジオツアー」にある1/24の縮尺模型では小さな単塔に縮小されていますね。
のちほどメインの話題が「天文台の塔」に移るのでこれは邪魔、ということなのでしょうか。
そして夏休みを迎え、生徒たちは帰りのホグワーツ特急に乗り込み学校をあとにします。
ホームを発つ車両のかなたに見えるホグワーツの遠景。
ゲーム版(『ホグワーツ・レガシー』)のフィールド地図では、ホグズミード村(この駅もある)とホグワーツ城の位置関係はこんな感じ。
陸路で登校すると「禁じられた森」の側を通ります。
下級生はボートで湖面を渡りました。
城外の左側の楕円形の施設がクィディッチ競技場です。
この地図は上が北ですね。
ハリー・ポッター世界の、おおよその地形が分かってきました。
以下次号。