血圧値 125/81/85 酸素飽和度 98% 体温 36.2℃ 体重 69.2キロ
『ハリー・ポッター』の物語に登場するホグワーツ城(魔法魔術学校)について、僕が知っている具体的なイメージは5つあります。
➀映画の中で観られる風景
②ロンドンと東京の「ワーナー・ブラザース・スタジオツアー」にある1/24の縮尺模型
③市販されている各種の3D模型
④ゲーム(『ホグワーツ・レガシー』)の中で観られる風景
⑤ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにある「ホグワーツ城」の野外模型
ちょっと困ったことに、➀~⑤にはいろいろな違いや矛盾点があるのです。
とくに➀と②は、本来整合性があるはずですが、10年という長いスパンで並行して書き続けられた原作とその映画化の間には、変化や変容・矛盾点などが生じてきています。
③の3Dジオラマについての製作記は以下にまとめてあります。
結論を言うとこの模型が現状、もっともわかりやすい「ホグワーツ城」の姿を表現していると思われます。
3Dパズル ホグワーツ城を造る カテゴリーの記事一覧 - にこたろう読書室の日乗
今回は、➀の映画作品中のイメージを簡単におさらいしてみようと思います。
☆
ホグワーツ城の構造についての公式なデータはありません。
小説作品では、とくに詳しい図版とか説明がないからです。
作者ローリングの頭の中には、ハリー・ポッター世界のかなり明瞭な概念図は描かれていたようですが。
映画化に際して、ホグワーツ城のみならず、その他すべての要素について、綿密な具象化が必要となりました。
プロデューサーはローリング女史にいろいろ質問をして、詳細を決めていったそうです。
なんといっても実写化ですから、矛盾のない可視的で説得力のある絵が必要になったわけです。
その詳細は設定資料集や、ロンドンと東京のスタジオ展示で見ることができます。
映画『ハリー・ポッター』シリーズ 公式美術設定&図面集
しかし、ホグワーツ城全景に関しては、両スタジオに設置されている、撮影用ジオラマ模型があるだけです。
これは映画の中で、ホグワーツ城が遠景として登場する場合に、背景として合成されました。
ところが、映画に登場するホグワーツ城の姿は一つではないのです。
小説と映画の巻数が進展するとともに、城の形状が微妙に変化していきます。
ホグワーツ城は変成・進化する!
このことが、僕たちがホグワーツ城の姿を把握するうえで、大きなネックとなっています。
この前僕が作成した3Dジオラマ、そして両スタジオにある大きな撮影用ジオラマは、果たしてどの段階のホグワーツ城なのか。どのように変遷していくのか。
以下、8本のハリーポッターの映画作品を再度確認しながら観ていきたいと思います。