血圧値 126/87/78 酸素飽和度 98% 体温 36.0℃ 体重 69.7キロ
「ファンタビ」シリーズ、注目の第3作、ついに登場。
なのですが、あれれ、知らない人がいっぱい出てる!
右端の人は、誰?
ゲラート・グリンデルバルド(マッツ・ミケルセン)
未来を見ることができ人の心も操れる史上最悪の魔法使い。マグルを嫌い支配しようと考えている。
ジョニー・デップの降板後、誰がこの役を引き受けるのか話題となっていましたが、 「北欧の至宝」 こと、デンマーク出身の俳優マッツ・ミケルセンが演じることに。
僕はよく知らないけど、テレビシリーズ『ハンニバル』のレクター博士をやった人みたい。たしかに怖そうな顔ですね。
このキャラはあきらかにアドルフ・ヒトラーをデフォルメしているけど、このシリーズの「表」の世界はまさにその時期ですからね。
なので本作の時代設定は、世界恐慌とヒトラーの台頭の時期を考慮して、1933年前後だと思います。
ジェイコブのパン屋さん、不況の最中で大変そうだったし。
『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(2022)
ポスターの背景にホグワーツ城!
これは期待できるかな?
魔法界、そして人間界を支配しようと動き出すグリンデルバルド(マッツ・ミケルセン)。かつて結んだ「血の誓い」のせいで彼と戦うことができないダンブルドア(ジュート・ロウ)は、ニュート(エディ・レッドメイン)を筆頭に対抗チームを結成します。
凸凹メンバーにより決行される、ダンブルドア先生が用意した、5つの魔法のトランクを使った秘密の作戦の行方は?
魔法の国の「オーシャンズ8」みたいな、娯楽冒険活劇的展開。
前編第2話のダークでシリアスな雰囲気からの脱却をめざした本作。
(上の8人がいいもんチームね! ダンブルドア先生と弟さん、ニュートとその兄テセウス、助手のバンティ、名門魔法族の末裔ユフス、呪文学教授のユーラリー、そしてマグルでパン屋さんのジェイコブ!)
ユーラリー・ヒックス(ジェシカ・ウィリアムズ)
呪文学の教師でダンブルドアの友人。
イルヴァーモーニー魔法魔術学校の呪文学の先生。これまでも陰ながらニュートたちの対グリンデルバルドの戦いに協力していたが、今作からダンブルドアのチームに加わることになる。
この人の魔力は最強。かっこいい。
闇の魔術に対抗する防衛術の強さは、ダンブルドアに、もはや「鉄壁」と称されるレベルです。
彼女が杖を使うシーン(の動き)は、女子テニス界のレジェンド、セリーナとヴィーナス・ウィリアムズを倣ったものなんですよ。
なんかね、今回のラストシーンの解釈によっては、ここで打ち切り?みたいな懸念も若干あるのですが。(役者のスキャンダル続出で嫌になっちゃったとか、「ハリポタ」本編のテレビドラマ化の予定があるとか)
でも、ニューヨーク⇒オーストリア⇒スコットランド(ホグワーツ)⇒パリ⇒ベルリン⇒ブータン、なんていう「80日間世界一周」みたいな世界巡行テイストを考えると、まだ描かれていない日本の魔法学校が次回登場、なんていう噂もあながち夢ではないかも。
イギリス スコットランド地方にあるホグワーツ魔法魔術学校、アメリカのマサチューセッツ州のグレイロック山にあるイルヴァーモーニー魔法魔術学校と同じように日本の魔法界にも魔法学校が存在しています。それが魔法処(Mahoutokoro)です(その他、世界各地にいろいろ存在)
☆
さて、本題のホグワーツ城の画像ですが。
お兄さんを変な監獄から救出して、間一髪、ポートキーで転送された場所が、なんとホグワーツの湖のほとり。シリーズあるある、ですね!
カメラ寄ってみよう。
美しい。そして懐かしい。
なのですが、ちょっと奇妙な既視感。
あの真ん中に突き出ているのは、「天文学の塔」?
しかもこっち向いてる?
いいのか!?
グレートホールの正面の長い橋がある。
これがデフォルトだとすると、このあとこれを壊して水位上げて、「ハリポタ」本編のハリー達のボートでの入学、ということになってしまいます。
『死の秘宝』撮って、そのままそのセットを使っちゃった、ていうのが現実的な解釈でしょうねえ。
気にするのは、僕だけなのか?
もっと時間を遡って、ゲーム『ホグワーツ・レガシー』の時代は、おおよそ1851〜82年のころと推測できるのですが、あの頃はまだこの橋は無かったよ。
まあ、良いのか。
この辺りは、とくに問題ないですね。
その他の区画は映っていません。
「図書館棟」の様子を観たかったのですが。
残念。
☆
それでは最後に、ジェイコブのパン屋さん「コワルスキー・クオリティ・ベイクド・グッズ」の場所を推理しておこう。
ラストシーンでパン屋さんの周辺が映ります。
夜景で雪が降ってますが、なかなか綺麗です。
右下隅に灯がついているのがそれです。
奥のほうに何かが見えますが、暗い。
なので、フォトショ・マジック!
大きな橋げたが見えますね。
別ショット。
これは初めからレタッチしてあります。
思い出した。
映画の初めのほうの場面から、もうワンショット。
この画のほうが橋がバッチリ視える。
ユーラリー先生がご親族を雇って、ジェイコブを凸凹チームにお誘いに来た小芝居の場面です。
これってフルスクラッチのセットじゃないですよねえ、たぶんCG合成。
綺麗にできてるなあ。
さて、あとはこの特徴的な大きな橋を特定して、それがこの画角で見える位置を推測すれば良いのです。
昔の、古い写真を見つけました。
Pike and Henry Streets with the Manhattan Bridge in the background.
Year: 1936.
Photographer: Berenice Abbott (1898-1991).
Source: series Changing New York (1935-38).
もう1枚、別アングル。
Pike and Henry Streets (from the series "Changing New York"), 1936
この橋は「マンハッタン橋 Manhattan Bridge 」で決まりですね。
街路は「パイク・ストリート Pike Street」。
ビルの壁面の、避難用の鉄の梯子みたいなやつまでそっくり。
これはビンゴでしょう。
あの行列のできるパン屋さんは、ここにあったのです。
イースト川をまたぎ、マンハッタンとブルックリンを結ぶ鋼製の吊橋である「マンハッタン橋」。
下の空撮写真では、左上の橋。
対岸がブルックリン、手前がマンハッタン。
パン屋さんの住所を「リヴィングストン通り443番地」(ハリー・ポッター 辞典Wiki)とする記載は根拠不明。
これはブルックリン地区の住所だよ。
この辺りの今の風景は、こんな感じ。
ずいぶん変わってしまいましたが、ニューヨークに行く機会があったら寄ってみよう。
近くにリーズナブルなホテルがあるみたい。
マディソン ローワーイーストサイド ホテル
Madison LES Hotel
今後、「ファンタビ」の第4・5作がどのようになるのか楽しみですが、今回登場が少ない、あるいはまったくない、超重要キャラクターのお二人も、とても気になりますね。
(現実世界ではお二人揃って子どもさんが生まれた時期に撮影がかぶったこととコロナ禍の影響のため、キャスティングできなかったらしいけど!)
今回の考察は終わり。
では、また。