にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0600 起床 気分快 晴 スポーツカイトの始め方、について。よくある質問に答えます。

血圧値 122/88/65 酸素飽和度 98% 体温 36.4℃ 体重 68.9キロ

 

スポーツカイトをやってみたいけど、どうすればいい?

 

こう聞かれることがあるのですが、何て答えれば良いのかな。

意外と悩むことに。

 

フライ・フィッシングだったら、簡単。ググってみてね、で済むもんなあ。

詳細な情報も、プロショップも、教えてくれそうな人たちもごまんといます。

(今調べたけどこの言い方の漢字表記は「五万といる」!)

 

今の時代、何か新しいことを始めようとすると、たいていは独力で始めようとしますね。ところがこのスポーツカイトに関しては、なかなかその条件が整っていないのです。

僕が始めた約30年くらい前でもまあそうでしたが、現状はもっと厳しいかも。

だいたい、カイト自体を目にすることがあんまりないし。

スポーツカイト」っていう言い方も、なんかセンスがないなあ。(スポーツチャンバラ、を思わせる)

欧米では「スタントカイト」か。これもなんだかなあ。

 

場所の問題もある。

 

30m前後の扇形の平坦なフィールドで、周囲が開けていて、適度なフラットな風が安定して吹く場所。(インドアカイトは今は考えない)

関東在住であれば「葛西海浜公園の西なぎさ」なんかは好適です。

 

こんな感じ。

BBQも潮干狩りもできます。

 

左側(海側)から右に風が吹いてます。

Rev1というのを駐機しているんだけど分かりにくいなあ。

 

 

海岸とか、ひろい河川敷の野球場とか、良いかも。

学校の校庭は駄目なんですよ、周囲に遮蔽物があるから風が乱れる。

電線がある、なんてのは命の危険があるし。

あと、雷鳴も注意ね。(フランクリン以外!)

 

 

というわけで、わざわざそれらしい場所に見に行かないと、なかなかカイトが飛んでいる風景に遭遇しないわけですね。(これはフライフィッシングも同じか?)

 

これはシルクロードの真ん中あたり、パミール高原に登っていく途中の山道でフライトしてみたときの写真。

こんなとこでも、できます。

後は天山山脈の端っこ。

 

1998年8月1日

 

運が良ければ、こんな風にしてカイトを飛ばしているところを観察できますよ。

 

デュアルライン(2本ライン)のカイトが離陸するイメージは、こう。

 

初めてのスポーツカイト of white_field_2018

 

ラインはあらかじめ全長を出しておくので、30mくらいの旋回半径のフィールドが必要になるわけです。

 

クワッドライン(4本ライン)のカイトが離陸するイメージは、こう。

このタイプはコントロールが容易なのでかなり狭い場所、短いラインでも対応できます。

 

 

クワッドの名手、白畠徹さんのショップはこちら

HOME of white_field_2018

 

概要のまとめは、こんな感じ。

 

スポーツカイトは1980年代のアメリカで誕生以来、またたく間に人気を博し世界中へと普及した。何よりも風を味方にするスピード感が魅力のスポーツである。また、空中のシンクロナイズドスイミングとも形容される通り、計算された構成力、高い技術力が求められる最先端のスポーツともいえる。

一般にいう凧上げは、1本の糸や紐によって上げられるが、スポーツカイトは2本の糸を持つ操作性のある「カイト」によって、技術と芸術性を競い合う。元になっているといわれるのは、第二次世界大戦中のアメリカ海軍のターゲット・カイトだ。射撃の訓練用に使用された凧は、2本のラインで操縦され、四方八方に飛び回る特性から、射撃訓練には最適だったと言われる。
このように、スポーツカイトが競技として誕生したのは1980年代ではあるが、その歴史を辿ると、戦時中から現在の形に類似したものは存在していたのだ。

誕生以来急速に普及が進んだ理由としては、年齢や性別の制限はなく、身体で風を感じながら楽しめるという、それまでにはない新しいスポーツの形・魅力を提供したことにある。

日本においても、多くのフライヤーが熱気あふれる中でスポーツカイトを楽しんでいる。競技力も向上し、2008年フランスで行われた世界選手権では日本の「チーム airrex」が念願の優勝を果たした。新しい形のスポーツとして、その地位を確立するとともに、テーマパークなどのショーやイベントなどにも積極的に取り入れられるなど、エンターテインメントの分野でも注目されている。