にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0600 起床 気分快 晴 こどもは無心に歩くこと自体を愉しむ、ということ。「見て、歩いて、よろこぶ」ことができる幸せに感謝を。

血圧値 115/80/73 酸素飽和度 98% 体温 36.3℃ 体重 67.5キロ

 

昨日の晩御飯は、スーパーで買ってきた鮭のハラスをオリーブオイルでソテーしてついでにケッパーも消費。

あと、健康的なセロリのマリネ。

 

添付はカリフラワーとブロッコリーとアスパラガスのオリーブオイル焼き。

ニンニクちょい風味。

 

鮭の皮がカリカリして美味しいです。

 

抜栓練習は白のハーフボトル。

シールの上側を切ろうと思ったけど失敗したので、やはり鉢巻きの下を切りました。

 

ハーフはまあちょうど良い分量ですね。

フルボトルだと中途半端に残っちゃって、結局、全部呑んでしまうから。

 

 

最近、1歳半くらいの子どもさんと、身近で触れあう機会がありました。

 

僕は子供がいなかったので、変な言い方ですが、小さい子どもの行動とか成長の過程とかに親しく接した経験があまりありません。

 

扱ったこどもと言えば、「高校生」ですからね!

 

ジャンプする高校生男女のイラスト - ONWAイラスト

 

小さな子どもって、良く動くし、どんどん歩いて行っちゃうのね!

お店の座敷なんかでも。

なんか、嬉しそうだし。

歩く男の子イラストのフリー素材|イラストイメージ

Q:赤ちゃんは何歳で歩くのが平均的ですか?

A:1歳の誕生日を迎える頃には、約50%の子どもが歩き出すようになり、1歳3ヶ月では80%、1歳6ヶ月頃になると、ほとんどの子が歩くことができるようになります。 歩き始めると、体形はますますスマートになります。 運動機能も発達し、階段の上り下りをしたり、すべり台やぶらんこなどの遊具であそべるようになります。

 

なるほど。

 

歩き出したり意思表示がはっきりしてきたり、今までほとんど寝転んでいた赤ちゃんから急成長を遂げる1歳児。

 

人間の一生において、「歩く」ことそのものが、こんなに楽しい時期もないかもしれませんね。

首すわり、寝返り、はいはい、つかまり立ち。

生まれて以来、少しずつ手足を使って、自力で動く手段を模索してきた赤ちゃんにとって、「じぶんで歩ける!」ことはすごい発見なんだと思います。

名言アクキー☆道というものは自分で切り開くものだ - あとりええむえふ - BOOTH

 

そりゃあ、面白いだろうな。

 

僕はこの前3か月間入院した時、はじめの1か月くらいはそれこそ歩くこともままならなくて、ベッドからトイレに行くまでのわずかな距離が、なんと遠かったことか!

ものは2重に視えるし、スタビライザが壊れてふわふわするし。

 

そして、直立二足歩行から思い出さなくてはならなかったから、一気にアウストラロピテクス状態に逆戻り。ヒトの条件を最初にクリアした猿人類ですね。

 

昔の教科書はこう書いてありますが、最近はちょっと微妙。

ヨーロッパの1100万年も前の地層で「樹上で」二足歩行していた類人猿「ダヌビウス・グッゲンモシ」の化石が見つかったり、さらに近年、同じく樹上で二足歩行していた「ルダピテクス・フンガリクス」も発見されたり。

一方、定説で想定されている「600万年前頃の、四足歩行する大型類人猿」という、人類とチンパンジーの共通祖先の化石は、いまだに見つかっていないし。

 

 

やってみると、二本足で歩く、という行動はとても難しい。

これは、歩行ロボットの設計が非常に高度な知見を必要とすることからも明らかです。

ロボットを開発するためには、人の歩行の仕組みを理解することが必要で、それはとても複雑で高度なシステムだからです。

 

システム工学的な視点から見た、人の歩行の特徴は3つだそうです。

 

➀脚の構造そのものが持つ安定性を用いて歩く点

➁脊髄などの神経系を利用して歩行する点

③脳を用いて高次の運動制御を行う点

 

人は状況に応じてこれらを巧みに使い分け、頑健でエネルギー効率のよい歩行を行っているのです。

これをゼロから習得するのは大変だ。

 

重心が前に倒れて、これを支えるために足が前に出る。

さらに前に倒れると、反対側の足が振り子のように前へでる。

倒れながら歩く。

怖いし、難しい。

これを無意識でできないと、ひっくり返る。

 

リハビリとは、この学習過程の再試行なのです。

赤ちゃんのとき、無意識に体得したやつのね。

簡単そうなことが、難しい。

でも、できると嬉しい。

 

僕が今、「見て、歩いて、よろこぶ」ことができる幸せを、心底ありがたいと思っているのも、そういう過程があるのです。

 

「じぶんで歩ける」子どもちゃんを見て、こんなことを思い出したのでした。