血圧値 134/88/69 酸素飽和度 98% 体温 36.2℃ 体重 69.5キロ
この前の日曜日に、スポーツカイトの終活の見極めだと思って西なぎさに行って以来、昨日までの8日間のうち、なんと6回も出かけてしまいました。
昔のお友達たちから、ひとつのミッションにお声をかけていただいたからですが、自分の中でも、できるならばここはひとつ挑戦してみようかな、という気持ちが潜在していたのかもしれません。
ミッションとは、チームフライトに参加することです。
こんな感じで、音楽に合わせて飛ぶことが、修行するとできるようになります。
アーティスティックスイミングのチーム演技と似ています。
(イメージです)
前にも書きました通り、僕は2年前の救急搬送時には耳も聴こえないし、頭がぐらぐらしてとても歩けないし、ものが2重に視える複視(しかも右側の像は30度くらい傾いて視える)になったりして、まさしく命の危機をまのあたりに感じましたが、それ以上に、これは生き延びてもとてもまともな生活はできないなあ、と思ったものです。
しかもコロナ禍の最中で、だれも病院には入れないし、家内は2年前に先立って子供もいない独居者だし、そのうちあろうことかコロナにも感染するし。(これで院内隔離されてのちの転院が2週間は延びました)
しかも世界は、プーチン戦争のまさに勃発の時期。
もう、踏んだり蹴ったり。
人生とはこういう風にして突然終ることもあるんだなあ、と妙に感心したりもしました。
自転車も、スポーツカイトも、フライフィッシングも、ジオラマ工作も、チェロも、鉄道模型も、その他もろもろの特殊趣味も。中途で終わってしまいます。
中途といえば、散骨待ちの家内の骨壺もリヴィングの棚の中に置いてあるままだし。
さすがにこれは、まずいのではないか。
僕は幸い意識があったので、神様にお願いしました。
「一度だけでも家に帰してください。急いでやるべきことがいろいろあるのです。」
脳幹出血の致死率10%くらい、生き延びても意識が戻らないとか重度の障害とか、あまり良い結果ではないものなのですが、強力な守護霊に守られて(主治医の感想)、西なぎさでカイトができる状況になってます。
まあ、この先は分かりませんが、今できる最善の挑戦をしよう。
何がどこまでできるかは、試してみないと分からないから。
そんなときに、「せっかく来たんだから、カイトのチームバレーをやってみませんか」と誘っていただいたのです。
しかも、一週間後に本番。(お客さんが遊びに来るので一緒にやりましょうという話)
これはまさに、昨日書きました「これまでに経験したことがない新しい体験をすること」に当てはまります。(僕はチームバレーって経験が無いのです)
一か月後に本番だったら、ここまで全集中はできなかったかもしれません。
一週間後だったら、やってみよう。
すぐそこにある目標だからこそ、踏み切れる。
チャンスは、もう2度と来ない。
女神さまには後ろ髪はない。
昨日のまたしても強風下(10m/s)の練習で、なんとかまがりなりにもルーティンをこなし、なんとかランディングまでできるようになって、とても嬉しい気持ちです。
このカイトのセッティング(僕はもともとライトすぎる)に不慣れな点があって、そこを教えていただいたらそこそこコントロールしやすくなりました。
フォーメーションのタイミングと位置を合わせるところとか、ターンの方向の片よりのためラインに縒りがかかるとか、いろいろ課題があるのですが、それもこれからの目標になると思います。
筋肉痛は大丈夫ですか、と心配されるんですが、不思議となんともない。
ただ、これにはちょっと疑惑があって、ひょっとしたら「感じていない」のかもしれません。
10数年前にラクナ脳梗塞になって右半身が痺れたとき(こんなのばっかり!)、温度感覚が麻痺して何を持っても氷のように冷たく感じる、ていうことがありました。それは1年くらいで治ったのですが。
僕は今回は、筋肉痛を感じないのかな?
まあ、痛くないんだからとりあえず良しとしましょう。