血圧値 119/82/76 酸素飽和度 98% 体温 36.2℃ 体重 69.5キロ
またもや、「いとこ会」関連ですが。
自分の親に兄弟がいないと、いとこは存在しない。
今の時代、圧倒的に一人っ子が多いとすると、一人っ子同士が結婚した場合、いとこはひとりも出生しないことになります。
それは極端としても、現在、そしてこれからは、いとこはどんどん少なくなる、ということですね。
「いとこ会」をやろうにも、いとこがいない。
話を聞くと、親はよくいとこ同士で集まってたけど、自分はしない、というケースが多数。
まあ、それはそれで構わないんだろうけど。
たぶん昔は、いとこって凄くたくさんいたんだろうなあ。
親に兄弟が多いから。
産めよ増やせよの時代でした。
僕の両親の周りなんかは、7,8人きょうだいが居るのが普通でしたから。
いとこの数も、膨大。
1939年(昭和14年)9月30日、阿部内閣厚生省予防局優生課の民族衛生研究会は、ナチス・ドイツの「配偶者選択10か条」に倣い「結婚十訓」を発表します。
この第十条の『生めよ育てよ国の為』が語源となり転じて「殖(増)やせよ」が一般的になったみたいです。
その後、1941年(昭和16年)1月、近衛文麿内閣の閣議決定により「人口政策確立要綱」が制定されます。
これは、当時7300万人だった日本帝国の軍国主義を支えるため、1950年(昭和25)年における内地総人口1億人を目指し、初婚年齢を3歳引き下げて男性25歳、女性21歳とする人口増強策の提示と、国の理想である「一家庭に子供5人」を実現するために独身税、婚資貸付検討を含め国民への上からの呼びかけとなっていきました。
「産児報国」「結婚報国」。
これを現代版として焼き直し、女性たちにひたすら「圧」をかけまくっているのがその後の政府の政策で、岸田首相が突然表明した「異次元の少子化対策」なんかもその一つです。
ともかく、年金制度を護持するには、これを支えてくれる近い将来の善意の納税者(若い人!)がたくさん必要なんですね!(探してもそうはいないけど)
その若い人の意見。
1922年11月22日付日本経済新聞朝刊『縮小ニッポン、私たちの本音 男女1000人アンケート』の結果の要約(河合薫 健康社会学者)は、こんな感じ。
「結婚はしてもしなくてもどっちでもいいよ。だって、お金もないし、この先給与が増える見込みもないわけだし~。子供はいたら楽しいかもしれないけど、子育てめちゃくちゃ大変そうだし、いなくてもいいかもね~。とにかく国もさ、子供増やせ!って圧かけるなら、お金もっとちょうだい! ついでに言わせてもらうとさ、日本社会が子育てに冷たいんだもん!」
結婚肯定派わずか9%ー現代版「結婚十訓」の末路(河合薫) - 個人 - Yahoo!ニュース
たまに乗り物で、すっごい大変そうに小さな赤ちゃんを二人とか抱えて頑張ってる若いお母さん見るけど、ほんと頭が下がるなあ。ありがとうございます。