にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0530 起床 気分快 晴 終戦後抑留されて沿海州の収容所で亡くなった伯父さんのこと【3】靖国神社に「祭神之記」をいただきに行くこと。改正原戸籍の記述はもっと簡素なものなので、この内容はとても参考になります。

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靖国神社

 

靖国神社 Yasukuni Shrine | 東京観光をタクシーで楽しむためのポータルサイト | TokyoDrive

 

政治的な物言いについてはいろいろ議論のあるところですが、少なくとも僕のお祖母ちゃんにとっては、理不尽にも戦争に殺された息子の墓標のようなものです。

ほかに何もないからです。

 

僕の家内の散骨場所である宮古島の水平線に浮かぶ雲が、家内の墓標であることと、同じです。

沖縄宮古島チャーター散骨を行いました(2022.7) | 東京海洋散骨ブログ | 東京湾や宮古島等の海への散骨

 

これは個人の感情の問題です。

死んだ人に対する、生き残った者の、気もち。

 

そこに、なにかの思想的背景があるわけではない。

そういうことは表面的な議論です。

それに意味がない、というつもりはありませんが。

 

静郎伯父は、遺骨は還りませんでしたが、その魂は、ここに祀られています。ていうか、祀られていることになっています。

 

「死して軍神とな」ったかどうかは、わかりません。

お祖母ちゃんも、そう信じていたわけではないかもしれませんが、なにかのよすがが必要であったことは否定できません。

 

あと、軍人恩給という現実的な問題に必要な手続きもあったことでしょう。

これは戦死と「認定」されないと支給されません。

抑留死の場合はとくに、事実関係の立証が難しい。

しかも、すでに終戦している。

本人はまだ、戦いのさなかにあるといってもよいのに。

 

ともあれ、伯父さんはこの神社に魂が祀られていることになっているわけですから、お祖母ちゃんが昔、何らかの申請手続きをした、ということでしょう。

 

どういうふうにするのかな?

後学のために、調べてみないと。

あの人に聞きましょう。

 

質問:遺骨のない軍人が靖国神社に祀られるために必要な手続きとは何ですか?

 

チャットくん:

靖国神社は、日本の戦没者を祀るための神社であり、特に戦死した軍人や民間人を祭神として祀っています。遺骨のない軍人を祀る際の手続きは以下のようなものですが、最新の情報を確認するために公式な情報源を参照することをおすすめします(情報は2021年9月時点のものです)。

 

遺族の同意と申請:遺骨が存在しない場合、軍人の遺族が祀る意向を持ち、靖国神社に対して申請を行う必要があります。

関係資料の提出: 遺族は、軍人の戦死や関連する資料(写真、証明書、遺書など)を提出することが求められることがあります。これによって、その軍人の戦死や功績が確認されることになります。

祭神選定の審査: 靖国神社は祭神を選定する審査を行います。遺族が提供した資料や情報を元に、軍人の功績や戦死に関する事実が確認され、その結果に基づいて祭神として祀るかどうかが判断されます。

祭祀の執行:祭神として選定された場合、靖国神社での適切な祭祀が行われます。これには特別な儀式や祭りが含まれることがあります。

 

なるほど。

まあ、この期に及んで、新しくこの申請が行われる、ということはまずないのでしょうね。

 

戦死した家族が靖国神社に祀られている遺族は、申請すると、その根拠となる証書のようなものをもらえます。「祭神之記」といいます。

 

なので、今回それをいただきました。

 

この前届いたので、現物をお見せします。

僕より歳が若い人たちは、戦死者の遺族ですらないでしょう。

こういうことも、なにかの参考になるかもしれません。

 

 

なかなか立派な装丁です。

大学の卒業証書みたい。

 

中身は、こんな感じ。

以前書いた理由で、実名を公開します。

 

 

改正原戸籍の記述は、もっと簡素なものなので、この内容はとても参考になります。

 

内容の分析については、軍歴証明書(都庁に申請する)の内容と合わせて、稿を改めて考えてみましょう。