血圧値 135/93/85 酸素飽和度 98% 体温36.6℃ 体重 68.2キロ
おそらく、全棋士があの1局を全力で研究しているだろうなあ。
将棋王位戦、第4局。
佐々木大地さんが藤井さんについに勝った将棋。
3連敗してもう後がない佐々木さん。
淡々と殺しに来る藤井さん。
怖いなあ。
結果的には、佐々木さんの快勝。
ただ、藤井さんにしてもなぜ負けたのか、よく分からない名局。
普通のプロにはわけが分からない世界。
だからみんな、必死に研究しているのです。
いつか、藤井さんと対局できる日を夢見て。
ほんと、もう夢の世界に藤井さんは行ってしまいました。
今、藤井さんに将棋を教わるためには彼が持っているどれかのタイトルの挑戦者となるか、同じ山で戦うトーナメント棋戦で上位に上がるか、しかありません。
実質、一生藤井さんに当たれない人、多数。
昔、羽生さんが登場した時、米長さんはNHK杯戦で加藤一二三さんに勝った羽生さんを見て、「将棋の強い、坊ちゃんだねえ!」と感嘆しました。
藤井さんが将棋の強い子供だと評判になったとき(つい先日のことだけど!)、若手のプロたちは面白がったのですが、いまは「ひたすら恐ろしい」と、遠巻きにのぞき込むばかりです。
自分たちの息の根を止めて、廃業に追い込みかねない相手。
そりゃあ、怖ろしい。
暗黒大魔王、藤井聡太。
佐々木大地と、今度の竜王挑戦者伊藤匠六段が、闇の世界の一条の光となることができるのだろうか。
将棋世界の命運が掛かっています。
この世界、藤井さんが居なかったら最悪の事態となっていた(AIに勝てない、とか、ソフト・カンニングの冤罪事件とか、棋士が殺人未遂で捕まるとか)はずなのですが、もっと恐ろしいことに、藤井さんのおかげで終焉(将棋というジャンルが終わってしまう)する可能性もあるのです。
藤井さん以外、誰も勝てない。
藤井さんが、飽きて将棋をやめてしまう。(チェスで世界一を目指すとか)
藤井さんが、先手での必勝定跡、あるいは引き分け必至の定跡を発見してしまう。
藤井さんが、将棋お姉さんと大不倫。(これは、ないか?)
ほんと、なんてこったい。