にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0630 起床 気分快 曇 海底深く潜水艇内に閉じ込められるなんて。想像を超える恐怖。【その後の速報】なんという結末!

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しかし、沈没船のタイタニック号を観に行って、自分たちが遭難して、海底深く潜水艇内に閉じ込められるなんて。

どういう気持ちになるんだろう。

 

行方不明になった潜水艇タイタン(ロイター)

 

沈没した英豪華客船タイタニック号の残骸を見る観光ツアーで行方不明になった潜水艇タイタンの捜索が続いている。5人が乗船する潜水艇は米時間18日朝に潜水し、深海約3800メートル地点で通信が行われたのを最後に通信は途絶えている。酸素供給は96時間がマックスのため、米時間22日朝(日本時間22日夕)ごろ、酸素が切れることになる。

 

2021年8月にタイタンに乗ったことがあるドイツ人冒険家アルトゥール・ロイブル氏(60)は、ビルト紙に当時をこう振り返った。

 

「10時間あぐらをかいて座っていなければなりません。屋外カメラはブルートゥース経由でスマホに接続されていました。深海3800メートルで真っ暗な無人の空間を漂いました。停電の可能性があるので、地獄でした。空間はわずか2・5メートル。気温は4度。イスもトイレもありません。当時は自殺行為だった」

タイタンはタイタニック号の周囲を2周し、浮上したという。

 

ギャラリー:海底で眠るタイタニック号、写真9点(画像クリックでギャラリーページへ)

 

今回、乗船したのは、タイタンを運営する米国のオーシャンゲート・エクスペディションズのストックトン・ラッシュCEO(最高経営責任者)が操縦士を務め、英国人富豪ハミッシュ・ハーディング氏、フランス人探検家ポール・ヘンリー・ナルジオレット氏、パキスタン財閥のシャザダ・ダーウッド氏と息子スライマン氏の5人。ロイブル氏が乗った時には、ラッシュ氏とナルジオレット氏が同乗していたという。

 

ニューヨーク・タイムズによると、ストックトン・ラッシュCEOの妻ウェンディ・ラッシュさんはタイタニック号沈没で亡くなったイジドー・ストラウス氏とアイダ・ストラウスさんの玄孫だという。不思議なご縁。召喚されたのか?

 

なんか、高くつくお金持ちの「遊び」のようにも見えますけどね。

操縦はゲーム機のコントローラーでやるらしいし。本当なのか?

(動画ではたしかにそう見える)

 

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これは今回の業者のコマーシャルPVなんだけど、今に視聴できなくなるのかな。

 

www.youtube.com

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深海3800メートルで事故が起こるというのは、嫌だなあ。

真っ暗になっちゃったり、通信が途絶えたり。

パニックを起こして、発狂するかもしれん。

 

最近あった、棺の中で目が覚めた人の状態に近いのかなあ。

これは、怖ろしい。見つけてもらえなかったら、と思うとね。

閉所恐怖症とかも。

そういう人は、初めから乗らないか。

宇宙船の事故なんかも、同じか。

 

海底深くから、カンカンという音が30分おきに聴こえるけど、まだ見つけられないとか、酸素はあと1時間しか持たないはずだ、とか。

 

救助隊、奇跡を、起こせ!

諦めたら、そこで試合終了だ!

 

国際救助隊「サンダーバード」伝説 | 伝説のブログ

 

思い出すのは、この状況。

 

前に触れた『13階段』という小説の冒頭で、死刑を待つ囚人が、毎朝9時に刑務官がドアの前を通るのを部屋で息をつめて待ち受ける描写があります。

死刑執行の告知は、日本では当日の朝です。アメリカは一ヶ月前らしいですが。

 

0600 起床 気分快 曇 『13階段』( 高野和明 著)を読んでみると、「人が人を殺すこと」のもう一つの苦渋が見えてきます。 - にこたろう読書室の日乗

 

足音が自分の部屋のドアの前で止まるのが、恐怖。

通り過ぎてくれれば、とりあえずあと1日は生きられる。

 

「出なさい。処刑だ。」という宣告を受けると、半狂乱になったり、茫然自失うなだれたり、失禁したり。

 

死が、容赦なく確実に近づいてくるのを待つ、という苦しさ。

苦しい、辛いなんていう次元の感情ではない。

 

これはそうなってみないと、分からないよねえ。

普通の人は、なかなかこうはならないだろうけど、病気の余命宣告、なんていうのはちょっと似ているのだろうか。

 

脳卒中は突然来るから、この限りではない。

実感。

ピンピンコロリ、推奨。

 

【その後の速報】

 

上記の記事をアップしたとたん、ニュース速報。

潜水艇の残骸が、タイタニックの周辺で発見されたらしい。

潜水艇は交信が途絶えた時点で、破損・全壊した可能性が高い、とのこと。

なんということ!

 

沿岸警備隊幹部によると、22日午前、無人潜水機(ROV)が水深約3200メートル近辺を捜索していたところ、潜水艇の後ろの部分など、主要なパーツを五つ見つけたという。

場所は、沈没したタイタニック号の残骸から約490メートル離れた位置で、タイタニック号と激突したとは考えにくいという。同幹部は水圧で押しつぶされて「壊滅的な損傷」が生じたとの分析を示した。