血圧値 125/87/66 酸素飽和度 98% 体温 36.1℃ 体重 69.0キロ
ついに、この日が来ました。
僕の住んでいるところの近くの、イタリア料理とオーガニックワインのお店。
週一で通っていたのです。
Ri.carica Land/リ・カーリカ ランド|株式会社タバッキ
関連店舗拡張による諸般の事情でしばらく休店していた「リ・カーリカランド」が、ランチ時間帯限定で再始動。
サブ店名の「Pica Pica」とは、鳥がえさをついばむという意味。
“picar(ピカール)”からきた言葉で、いろいろな料理を少しずつつまむという食事スタイルのことを指しています。
シチリア島で修行したシェフ・Yuka さんのウェルカム・メッセージ。
メニューはこんな感じ。
前菜とメインが3択の、ランチコース。
1と2はクスクスのヴァージョン違いで、3のカラマラータというのはイカリングのような形のもっちりしたショートパスタです。
もちろん、シチリアのワインもありますよ。
時間帯を考慮して、ノンアルコールも。
開店日に1番に突入して、僕が食べたり飲んだりしたものは、こんな感じ。
着席したら、白の泡。
おつまみに頂いたチップス。なんていうのかな。
これが「Pica Pica」(ちょこちょこ)つまむ、シチリア島の手料理の数々。
詳細は、お店でYuka さんから聞いてね。
それもまた、愉しい瞬間。
ラムと夏野菜の煮込み クスクス
このクスクスは美味しかったなあ。
僕のこれまでの人生で最高レベル。
以前モロッコで死ぬほど食べたんだけど、このセンスと風味は別次元。
もともとはアフリカの、それもイスラム文化圏の味覚だと思うけど、それがシチリアの風を受けて、さらに日本の和のテイストも共鳴して、抜群の味覚に。
シチリア。
その歴史は、海から吹く激しい風に翻弄されながらも、強く生き抜く姿が印象的です。
最初はギリシア人の植民都市。
そしてローマ人の最初の海外領土(属州)。
ゲルマン人の支配。
ビザンツ帝国の支配。
アラヴ人(イスラム勢力)の侵入。
ノルマン人(ヴァイキング)の支配。
スペイン、フランスによる併合。
イタリア統一運動と世界大戦。
これらの異なる時代の民族や人種の流入は、シチリアの歴史や文化に多様性と深い影響を与えました。シチリアは複数の文化の交流と融合が行われた場所であり、その結果、独自の文化や料理、建築などが形成されました。
シチリアに関連の深い2本の映画。
『グラン・ブルー』
ここは、ぜひ一度行ってみたいなあ。イタリア半島は昔縦断したことがあるけど、シチリア島には渡ったことがないのです。
今日はこの後、僕は渋谷でチェロのレッスン予定が入っているので、1時間ほどで退出してしまったんだけど、来週、またゆっくり、今度は「フレッティ ディ マーレ」(魚介のクスクス)をいただきに行きますよ。
最後に、チャットくんによる、クスクスという料理についての概要と、シチリアにおける存在理由についての説明です。
クスクス(Couscous)は、北アフリカの伝統的な食べ物であり、小麦粉やセモリナ粉を主成分としています。これらの粉を水で湿らせ、塊状にまとめて蒸し上げた後、細かくほぐして作られます。クスクスは穀物や麺類に分類されますが、独自のテクスチャーと風味を持っており、他の食材との相性も良いです。
シチリアにもクスクスが存在するのは、シチリア島が歴史的にさまざまな文化の影響を受けてきたためです。シチリアは地中海に位置し、古代ギリシャ、ローマ帝国、アラブ、ノルマン人、スペイン、フランスなど、多くの文化がこの地域に影響を与えました。アラブ文化からの影響によって、クスクスはシチリア料理の一部となりました。
シチリアのクスクスは、伝統的な北アフリカのクスクスとは少し異なる特徴を持っています。シチリアのクスクスは通常、魚介類や野菜、ハーブ、スパイスを使って風味づけされます。具体的なレシピによって異なる場合がありますが、一般的にはトマトソースや魚の出汁を使った煮込み料理のように調理されます。シチリアのクスクスは、海の幸や地元の新鮮な食材を活用した料理として人気があります。
シチリアのクスクスは、伝統的なクスクスの要素を取り入れつつ、地域の特産品や味覚に合わせてアレンジされています。これにより、シチリアのクスクスはユニークな味わいを持ち、シチリア料理の一部として愛されています。
アフリカ大陸まで直線距離でたったの150キロしか離れていないシチリア最西端の街マルサラを中心に、マザラ・デル・ヴァッロやトラパ二などシチリア西岸の街々でも郷土料理としてしっかり根付いています。
シェフ・Yuka さんも、この辺りに住んでいらっしゃったのかな。