にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0500 起床 気分快 曇 コロナと脳疾患の関係について。僕は当事者なので、無関心ではいられません。

血圧値 121/84/77 酸素飽和度 98% 体温 36.3℃ 体重 66.3キロ

 

まだ、雨が続くのかな。

まあ、あまり乾燥が続くと風邪が流行るし。

 

風邪と言えば、コロナ問題。

 

聞き捨てならないニュースが。

僕は当事者なので、無関心ではいられません。

 

「Nature」の最新報告は、感染から1年経っても脳卒中脳出血および脳梗塞)のリスクが高いことを示している。

新型コロナによる神経系統への1年後の後遺症を調べるための、アメリカ退役軍人の全米医療データベースを使った、桁違いの大規模調査だ。

① 2019年にデータベースに参加し、2020年3月から2021年1月までに新型コロナに感染した約15万人
② 感染経験者と同じ2019年にデータベースに参加し、感染しなかった約56万人
③ それ以前、2017年からデータベースに参加し、感染しなかった約59万人
脳卒中の発症が増えたかどうか、それがコロナによる影響であるかどうかを確かにするため①と②だけでなく①と③を比較し、考慮している。

その結果、新型コロナ経験者は脳出血リスクが約2.2倍、脳梗塞リスクが1.5倍となっていた。

 

1年後の脳卒中リスクは、集中治療室での治療を受けた人で最も高く、次いで入院を要する重症者となり、脳出血はその傾向が顕著だった。ただ、脳出血脳梗塞も、軽症者であっても1年後のリスクは有意に(統計上意味のあるだけ十分に)増加していた。

 

コロナ経験者は肌寒い朝「脳梗塞の発作」に要注意 | 健康 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)

 

新型コロナが脳に深刻なダメージを与えるのではないか、という可能性は、流行の当初から言われていましたが。

 

また、こういう記事も。

 

オランダのエラスムス病院で新型コロナウイルスの患者らを調査したところ、死亡した患者の20%で脳の損傷が確認されたことが分かりました。

脳の損傷は出血(周辺組織の異常)と浮腫(腫れ)が多く、主に脳の後部に被害が集中。
新型コロナウイルスが血管を通して直接攻撃した痕跡だと推測され、脳損傷と呼吸障害との間に関連はなかったとまとめられていました。

また、調査した学者は脳で発見された嗅覚球(嗅覚の機能を担う)に新型コロナウイルスが何らかの攻撃を行っている可能性があるとして、感染者から多発している味覚喪失を説明することが出来るかもしれないと報告しています。

既に新型コロナウイルスが肺以外の臓器にも攻撃を行うことは世界各地で確認されており、血管へのダメージも報告が相次いでいました。これらの報告を総合すると脳へのダメージも違和感がないと言え、引き続き新型コロナウイルスの能力に関しては調査が必要だと言えるでしょう。

 

新型コロナウイルスで死亡した患者の20%で脳の損傷が確認された ~慢性疲労症候群(CFS)などの深刻な後遺症が残る可能性 - シャンティ・フーラの時事ブログ (shanti-phula.net)

 

原因やその仕組みはまだ不明であるとしても、統計的に有意な相関性は明らかになってきた、ということでしょうか。

 

僕は今年の2月12日に脳幹(とくに橋部分)出血を起こし救急搬送されました。そしてその直後(一週間以内)に、コロナに感染しました。

 

時系列ではそうなるので、このコロナ感染は院内感染と考えるのが妥当です。入院時のPCR検査は陰性でしたし。

 

しかしこの検査の有効性も微妙な点があります。

 

何が言いたいかというと、順序が逆なのかもしれない、という点です。

 

すでにコロナに感染していて無症状だったが、その影響で脳の血管が犯され、ついに出血を起こした、という可能性。

 

この時点で、僕は2回目のワクチン投与を終えていましたから、ワクチンは効かなかった(発熱・喉の痛みという症状は半日で寛解しましたが)という認識ですが、このワクチンの無能論や有害説をいまここでするつもりはありません。

 

コロナは現状、罹る人はかかり罹らない人は罹らない、という程度のことでしょう。薬の効果は何年かして必要十分な結果サンプル情報が集まるまでは不明です。それはそれで仕方がないのですが、脳卒中をかなりの確度で引き起こすとあっては、無視できません。

 

僕は、入院直後にコロナに感染した時に、「脳出血で生きるか死ぬかで忙しいのに、コロナになんかなってる暇はないよ!」と思ったのですが、これは逆だったのかも。

 

ソース画像を表示

 

これはかなり怖いなあ。

今後のこともあるし。

 

0600 起床 気分快 曇 誤爆というか、起こるべくして起きた事故ですね。ポーランドでのミサイル爆発。

血圧値 115/83/74 酸素飽和度 98% 体温 36.4℃ 体重 66.2キロ

 

あんまり新海誠作品に言及するとネタバレ大解放になりそうなので、話題を変えます。

『すずめの戸締まり』もまだ観ていないし。

 

ついに心配していたことが起こりました。

 

おそらく一種の、誤爆。というか、起こるべくして起きた事故ですね。

 

このニュース。

 

ウクライナ国境に近いポーランド東部で15日午後、ミサイルが着弾し、2人が死亡した。ポーランド外務省が確認し、ロシア製のミサイルだと発表した。

ジョー・バイデン米大統領は記者団に、ロシアから発射されたものではなさそうだと発言。ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領と北大西洋条約機構NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長はそれぞれ16日午後、ウクライナの防空ミサイルが原因との見方を示した。

 

ロシア軍は毎日対地ミサイル攻撃を激化させていますが、ウクライナも地対空迎撃作戦を展開中。ミサイルでミサイルを撃ち落とすわけですから、それが目標を外れたらどこかの地上に堕ちてもおかしくはない。一応自爆処理回路はあると言っても。ポーランドとの国境地帯であればなおさら不慮の事故も起こるでしょう。

 

NATOのストルテンベルグ事務総長も同日午後に記者会見し、ポーランドでのミサイル爆発が「意図的な攻撃」だった「様子はない」と言明。「ロシアがNATOに対して軍事攻撃行動を準備しているという兆候もない」と述べた。

事務総長も、ポーランドでの爆発は「おそらく」ウクライナの防空ミサイルが原因だとした上で、「しかし究極的な責任はロシアにある。ウクライナに対して違法な戦争を続けているのはロシアなので」と非難した。

 

多分これでしょう。S-300システム。

もともとソ連時代に開発されたもので、ウクライナも以前からの保有分に加えて、ロシアの侵攻に対して防空力を強化するためスロバキアから供与を受けています。

こういうイメージです。

シンクタンク戦略国際問題研究所CSIS)のマーク・カンシアン氏は、S-300システムの一部かもしれないと話す。この種類のミサイルは通常、地対空攻撃に使用され、今回の戦争を通じてロシアとウクライナの双方が使用している。

 

シンクタンク外交問題評議会の安全保障専門家、J・アンドレス・ギャノン氏も、S-300システムかもしれないと同意する。

「これは防空システムだが、それでもロシアが地上攻撃に使っていることは把握している。ウクライナ巡航ミサイルに対する防空手段としても使っている」

 

ポーランドの大統領は、これは事故だと受け止めるという大人の対応を見せ、ウクライナの大統領はあくまでロシアが発射したと突っぱねています。

アメリカ大統領も火消しの態度を見せて、これに対してロシアは好意的に見ている。

 

まさに戦時外交ですが、うっかりミスで核弾頭付きの戦略核兵器を暴発してしまったら、それこそ大変。

 

この言葉を思い出します。ほんと危険!

 

 

もう一つ、思い出す映画は、これ。

 

タルコフスキー監督は、今の状況を空の上からどう見ているのでしょうか?

 

0500 起床 気分快 晴 このアニメは中2病の人だけでなく「昔こどもだったおじさん」にも刺さる!という話

血圧値 133/83/70 酸素飽和度 99% 体温 36.2℃ 体重 67.4キロ

 

ちょっと早く起きたら、まだ外は夜です。月が出ています。

良く写りませんが、二十六夜の細い月です。

 

月天心 貧しき町を 通りけり(与謝蕪村

月が二十六夜

秋はもう、足早に通り過ぎてゆくのでしょうか。

明日は、雨かもしれません。

 

仙台・松島で、昔の友人と会った話をしましたが。

 

新海誠の『秒速5センチメートル』の話になって、「この歳になって、これが刺さるとは思わなかった」という発言も。あのクイズがきっかけで観てくれたのですね。

 

そうなんですよ。このアニメは、中2病の人だけでなく、「昔こどもだったおじさん」にも刺さる!

思えば今の僕たちは、主人公の貴樹君が2度目に明里さんとすれ違ったあの踏切の時間から、「40年」も隔たっているのに!(そういう歳ですからね!)

 

不思議だなあ。

でも、評価が賛否はっきり分かれる作品でもあります。

その違いは男・女で顕著です。

 

ストーリーの確認。

 

小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。

そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く……。

貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、そして彼らの魂の彷徨(ほうこう)を切り取った表題作「秒速5センチメートル」。3本の連作アニメーション作品。

 

この作品、ひとことで言えば「初恋を忘れられない男」が、紆余曲折があってずいぶん時間がたってからその想いを振り切って新たな一歩を踏み出すまでの話ですね。

それでも「片付いていない」思いもあるかもしれない。

 

現実を直視せず、過去の幻想から抜け出せずにいる主人公は、女子から見ればはっきりいって気持ち悪いとも思えるものの、世の男子にはどこか共感できるところがあるわけです。

女子からはさんざんな言われようですが、これはなんかわかるような気もしますね。

 

この状況を理解するキーワードは、まさにこれ。

 

女子の恋愛は「上書き保存」、男子の恋愛は「名前を付けて保存」!

 

やれやれ!

 

新海誠作品の中で初の劇場公開作品であるSF作品『ほしのこえ』は『秒速5センチメートル』と通ずるところがあります。未見のかたは、ぜひ。

 

あと、『君の名は』のラストシーンとの対称性も思い出すかたがいるでしょう。

すれ違いと時間のテーマは、新海作品世界にまんべんなく現れるライトモティーフです。

 

聖地のひとつである小山~岩舟駅、もちろん行ったことがありますよ。

雪の日を狙って訪れたのですが、着いたら止んじゃいました。

やはり一人で来ていた、髪の長い女性にホームで会いました!

 

あと、音楽はこれ。

とても良いセレクション。

 

0540 起床 気分快 晴 昔の友人たちに会いました。ずいぶん遠くに来てしまいましたが、時間は瞬時に巻き戻ります。

血圧値 120/88/85 酸素飽和度 99% 体温 36.4 体重 66.9キロ

 

気持ちの良い、秋晴れです。

ちょっと寒いくらい。

 

一昨日、仙台に短い旅をしました。

大学時代の同期の友人たちに会うためです。

4人が40年ぶりに顔を合わせました。

 

松島湾の遊覧船です。僕はこれは3回目くらいの乗船ですが、凄いひさしぶり。

なんか生態系保護の課題があるらしく、例の「カモメの餌やり」は禁止になってます。

 

 

瑞巌寺の散策。紅葉は楓がさきがけです。

もうちょっと、かな。

津波到達地点の印です。この参道からまっすぐ海が見えたそうです。
参道沿いの杉並木が潮で枯れてしまったので、若木が植えてありました。

元の大きさになるまで、何年かかるのでしょうか。それが、「復活」への道しるべとなるのです。

 

喪失が確かにあったことを見つめること、そして、それを忘れないこと。

その上でこの人生を前向きに生きて行くこと。(今見たブログの言葉です)

 

とても美味しい晩ご飯。

ここからの6時間が、あっという間の、懐かしくも楽しい語り合いの時間となりました。

 

瞬く間に蘇る、40年前の時間と光景。そのあとの人生。

 

ワンス アポン ア タイム。

ずいぶん遠くに来てしまいましたが、時間は瞬時に巻き戻ります。

このスパンがどんどん伸びていくことが、生きるということなのですね。

 

宿の屋上から、朝日が昇る松島湾が一望できます。

今日も穏やかな一日になりそうです。

 

解散前に、青葉城に登ります。

銅像は修復中。

 

ありがとうございました。

また、会いましょう。

0530 起床 気分快 晴 「ジオラマ」の起源。そしてその後の多様な展開について。

血圧値 124/78/77 酸素飽和度 99% 体温 36.6℃ 体重 67.2キロ

 

いろいろ呼び方があって、戸惑いますね!

 

ジオラマ

ヂオラマ?

ディオラマ?

ダイオラマ?

 

もともとの意味は、こうらしい。

 

ジオラマ(仏:diorama)は、展示物とその周辺環境・背景を立体的に表現する方法で、博物館の展示方法の一つである。

 

これはたしか昔、博物館学の免許取ったときに、習ったかも。

 

その起源は。

 

19世紀初頭、フランス人の風景画家で後に写真発明家となったルイ・ジャック・マンデ・ダゲールが、画家ジャック・ルイ・ダヴィッドの弟子シャルル・マリ・プートンと共に、従来のパノラマに代わる新たな投影装置を開発し「Diorama」と名づけたのが最初である。

 

箱の中に風景画と展示物を置き、その箱の一つの面に設けられた窓から中を覗くと、照明などの効果により本当に風景が広がっているかのように錯覚させる見せ物として人気を博し、明治時代に日本でも流行した。

 

少し詳しくみてみると。

 

ダゲールって、世界初の写真の技術を発明してダゲレオタイプと名付けた人ですね。

 

彼が造った最初のジオラマ劇場は、パリにあったダゲールのスタジオに隣接して建てられ、1822年7月11日にオープンしたそうです。

二つの劇場場面を備えた形式で、一方が室内を表現し、他方が風景を表現したものだったと考えられている。

ジオラマ劇場は壮大な規模で、巨大な半透明キャンバス(幅約20m、高さ14m)の両面に絵が描かれ、これらは生き生きとした細密画で、異なる角度から照明が当てられた。そして照明の変化と共に、場面も変化した。様々な動きは、シャッターとスクリーンのシステムによって作り出された。それは描かれたイメージのそれぞれの部分を、背後から照明することが出来た、ということです。なんとなく、イメージが分かるかな。

 

そのサイズのため画面は固定式で、場面転換の際には観客席が回転した。観客席は円筒形で、額縁状の開口部が一つ設けられており、これを通して観客は「シーン」を観るようになっていた。 観客数は約350だったと考えられる。

 

なかなか、アナログですね。面白い。

 

基本的に立ち見で、一部に特別席が用意された。 21枚のジオラマ絵画が最初の8年の間に展示された。 これらにはブートンによる「カンタベリー大聖堂のトリニティチャペル」、「シャルトル大聖堂」、「ルーアンの都市」、「パリ郊外」、ダゲールによる「ザルネンの谷」、「ブレストの港」、「ホリールード寺院」、「ロスリン礼拝堂」が含まれていた。

 

これの縮小日本版が、江戸末期から明治にかけて流行した「のぞきからくり」なのですね。

 

それ以前は、パノラマだったのか。

 

パノラマ画 とは、彎曲した壁面全体に精巧な風景画を描き、中央の観覧者に実景の中にいるような感覚をあたえる絵画。1792年にロバート・パーカーが創始した。

 

円環状の壁面全体に精巧な風景画を描いて中央の観覧者を取り囲むようにし、目の前に遠大な情景が広がっているように見せるものである。パノラマと客席の間に模型や人形を置いたものもある。

 

こういったパノラマを主とした施設は「パノラマ館」と呼ばれ、世界各地の名勝や近代の戦争などがよく題材となった。戦争ものは特に人気で日本では日清戦争日露戦争を描いたものが大当たりしている。

 

たとえば、こういうものらしい。

高さ15メートル、長さほぼ120メートル。上の絵はその部分図。

凄く大きいなあ。

ハンガリー人のカルパチア盆地征服図』1982年 ー1984年

  ハンガリー民族歴史記念公園所蔵

 

日本の例は、こんな感じ。

浅草公園パノラマ / 三浦北峡画』

 

パノラマに描かれる題材は、そのほとんどが戦争絵という特徴を持っていました。

背景と前景のつなぎ目などを隠す必要のあるパノラマにとっては、様々な状況が点在することで視覚が分散する戦場の情景は最適なモチーフであるとともに、日清日露と2つの戦争へ向かう国内の世相下においては、国威発揚を促す格好の素材でもあったようです。この「南山の役」は、明治37年(1904)に登場した、日露戦争における南山の戦いの局面を描いたパノラマで、二世五姓田芳柳(ごせだほうりゅう)の筆によるものです。

 

つまり、パノラマをミニチュア化して、箱の中に入れたものがジオラマね!

 

現在の日本では、ジオラマは情景模型とも呼ばれて、走行車両のプラモデルを飾る展示台としての用途や、鉄道模型の走行用レイアウトの装飾として作成されますね。

あと、フィギュアの展示背景かな。

 

①プラモデルの作品展示に多いが、模型をより効果的に見せる手段として一般的な展示方法である。模型雑誌によっては、フランス語発音に基づいた「ディオラマ」や、英語発音に基づいた「ダイオラマ」と呼称表記される場合もある。また、小型のものを特にヴィネット(装幀、額装用の小さな絵)と表現する場合もある。

 

こんな感じ。

最近は汚しと水の表現の技術が向上しましたね!

 

鉄道模型においては、規模の大小や情景の有無に関わらず、模型車両の運転を楽しむものを英語由来の「レイアウト」(Layout)と呼び、小規模で車両走行を主目的としない、飾ること、見せることを主眼に置いて工作密度を高めたものを、「シーナリーセクション」 (Scenery section) と呼び、区別している。これは英語圏および日本で一般的である。日本において、フランス語由来の「ジオラマ」の呼称を使うこともある。

 

こんな感じ。

ミニマムなやつから、鉄道博物館にあるやたらでかいものまで。

最後の写真は横浜の原鉄道模型博物館です。

ここは凄い。
コロナで閉まってたけど、復活したかな。

原鉄道模型博物館 (hara-mrm.com)

未見の方は、行ってみてください。

 

③フィギュアの背景ジオラマは、ドールハウス系だから、ちょっとニュアンスが違うかな。

これは別の機会に扱ったほうが良いかも。

 

こんな感じ。

このお姉さんは現物ですよ!

有明の女王、練習巡洋艦「鹿島」さん。

背景の処理だけでもジオラマっていうのかな?

 

0430 起床 晴 気分快 アニメと鉄道はとても仲が良い、という話。そして僕も列車に乗ります。

血圧値 120/83/68 酸素飽和度 98% 体温 36.2 体重66.2キロ

 

昨日、新海誠のアニメーション作品と、鉄道模型のコラボの話題を取り上げました。

そもそも、アニメの世界と鉄道のモティーフは、とても仲が良いのです。

 

どこかで「夢」が交差するのかな?

 

まあ、僕はアニヲタというほどでは、ないのですが。

 

読書室の書棚を探して、関連資料を引き出すと、こんな感じ。

ページをめくると。

 

とくに、新海誠は、かなりの鉄分ですね!

 

ほしのこえ    2002年2月2日
雲のむこう、約束の場所    2004年11月20日
秒速5センチメートル    2007年3月3日
星を追う子ども    2011年5月7日
言の葉の庭    2013年5月31日
君の名は。    2016年8月26日
天気の子    2019年7月19日

 

公開始まったばかりの『すずめの戸締まり』は未確認ですが、これまでの長編すべてに、印象的な鉄道のモティーフが発見できます。

 

緻密な描写力によって実在の街や風景を描き、いわゆる「聖地」を日本各地に誕生させた新海監督。そのほぼ全作品を取り上げて解説し、また鉄道のモティーフにも言及している本があります。

 

 

僕はこれから、「やまびこ133号」に乗って、仙台・松島に出かけます。

大学時代の昔の友人たちに会うためです。

 

これもまた、時間を遡る旅になるでしょう。

 

このブログの投稿が、今日でちょうど200回目となりました。

生まれ変わって、200日目?

 

0520 起床 気分快 雨 クイズの答えです。「どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。」

血圧値 116/81/66 酸素飽和度 99% 体温 36.1℃ 体重 66.1キロ

 

昨日のお題はこれ。

 

このジオラマのテーマとなっている「物語」を答えよ。

 

そして、解答はこれ。

 

連作短編アニメーション映画の『秒速5センチメートル』。

 

2007年公開の日本のアニメ映画です。
監督は「君の名は。」で有名な新海誠監督。

 

新海誠といえば、最新作として2022年11月11日(金)に公開となった『すずめの戸締まり』が、公開3日間で、観客動員:1,331,081人、興行収入:1,884,215,620円を記録するロケットスタートをしましたね。

 

 

★この後、内容に触れるネタバレがありますので、ご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジオラマは、このシーンを立体化しています。

簡単すぎたかな。

 

 

親の都合で引越しを繰り返す遠野貴樹と篠原明里。

貴樹にとって明里は初恋の相手です。

 

 

やがて、踏切を通過する電車(小田急線)が、小学生二人の人生を分断します。

 

この「踏切を通過する電車」というシーンは、新海誠の作品に以後ライトモチーフのように散見されますね。

 

 

そして、時が流れて。

 

 

おなじ場所の、別の時間。

 

結局、貴樹は「初恋」に縛られたまま大人になります。明里はすでに結婚して幸せなのに。

最終的に踏切で明里とすれ違った貴樹・・・貴樹は振り返るが明里は振り返りませんでした。

 

「初恋」という呪縛からようやく解放されて映画は終わります。

「恋」もまた、ひとつの「呪=しゅ」なのですね。

 

このふたつのシーンの間に流れる、やるせなくも、はかない時間を、作品は情緒ゆたかに描きます。

 

二人の人生を隔てたのは、踏切でも、散る桜でも、吹雪でもなく、「時間」です。

 

 

知ってる?

桜の花のおちるスピード。

秒速5センチメートル

ねぇ、なんだかまるで雪みたいじゃない?

 

来年も一緒に桜、見れるといいね!

 

あの...貴樹くん...貴樹くんは...きっとこの先も大丈夫だと思う、絶対。

 

「どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。」

 

~エンディング

 

 

泣けるなあ。

 

この作品、まだ観ていないというかたは、僕が何を言っているのかわからないと思いますが。「じゃあ、観てみようかな」、という声に期待して、ここでご紹介しています。

 

そして、聖地(想定されるモデル候補地)の実写はこれ。

小田急線下り電車が新宿を出るとほどなくさしかかる、「参宮橋3号踏切」。参宮橋駅代々木八幡駅の間にある踏切です。

 

春は別れの季節。「ある踏切をめぐる物語」。

ここに立つとき、その始まりと、終わりが、ふと思い出されるのです。

 

35°40'31.0"N 139°41'30.3"E - Google マップ