血圧値 116/81/66 酸素飽和度 99% 体温 36.1℃ 体重 66.1キロ
昨日のお題はこれ。
このジオラマのテーマとなっている「物語」を答えよ。
そして、解答はこれ。
連作短編アニメーション映画の『秒速5センチメートル』。
2007年公開の日本のアニメ映画です。
監督は「君の名は。」で有名な新海誠監督。
新海誠といえば、最新作として2022年11月11日(金)に公開となった『すずめの戸締まり』が、公開3日間で、観客動員:1,331,081人、興行収入:1,884,215,620円を記録するロケットスタートをしましたね。
★この後、内容に触れるネタバレがありますので、ご注意ください。
ジオラマは、このシーンを立体化しています。
簡単すぎたかな。
親の都合で引越しを繰り返す遠野貴樹と篠原明里。
貴樹にとって明里は初恋の相手です。
やがて、踏切を通過する電車(小田急線)が、小学生二人の人生を分断します。
この「踏切を通過する電車」というシーンは、新海誠の作品に以後ライトモチーフのように散見されますね。
そして、時が流れて。
おなじ場所の、別の時間。
結局、貴樹は「初恋」に縛られたまま大人になります。明里はすでに結婚して幸せなのに。
最終的に踏切で明里とすれ違った貴樹・・・貴樹は振り返るが明里は振り返りませんでした。
「初恋」という呪縛からようやく解放されて映画は終わります。
「恋」もまた、ひとつの「呪=しゅ」なのですね。
このふたつのシーンの間に流れる、やるせなくも、はかない時間を、作品は情緒ゆたかに描きます。
二人の人生を隔てたのは、踏切でも、散る桜でも、吹雪でもなく、「時間」です。
知ってる?
桜の花のおちるスピード。
ねぇ、なんだかまるで雪みたいじゃない?
来年も一緒に桜、見れるといいね!
あの...貴樹くん...貴樹くんは...きっとこの先も大丈夫だと思う、絶対。
「どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。」
~エンディング
泣けるなあ。
この作品、まだ観ていないというかたは、僕が何を言っているのかわからないと思いますが。「じゃあ、観てみようかな」、という声に期待して、ここでご紹介しています。
そして、聖地(想定されるモデル候補地)の実写はこれ。
小田急線下り電車が新宿を出るとほどなくさしかかる、「参宮橋3号踏切」。参宮橋駅と代々木八幡駅の間にある踏切です。
春は別れの季節。「ある踏切をめぐる物語」。
ここに立つとき、その始まりと、終わりが、ふと思い出されるのです。