にこたろう読書室の日乗

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0500 起床 気分快 晴 【ホグワーツ城クロニクル】⑪ 『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』 ハリーが入学する70年後のホグワーツにはこの「橋」はありません。

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さて、「ファンタビ」第2作は、それまでのファンタジー系から一転して、シリアス系ダークホラーへ急旋回。

舞台は、あのホグワーツ魔法魔術学校、そしてパリの魔法界へ!

 

このシリーズ、世界各地の魔法学校を拠点にお話が転戦するようです。

 

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018)

 

 

魔法動物<ビースト>を愛する魔法使いの主人公・ニュート役には前作同様アカデミー賞受賞俳優のエディ・レッドメイン、ニュートのホグワーツ魔法学校の恩師であるダンブルドア先生役にはイギリスを代表する名俳優ジュード・ロウ、そしてダンブルドアと双璧と言われる最高峰の魔法使いにして最強の敵・グリンデルバルド役にはハリウッドを代表する俳優であり、本作では彼がこれまでに演じた役の中でも最も危険かつ魅惑的なキャラクターを怪演するジョニー・デップ

 

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」最終予告編が公開、闇の魔法使いの野望を打ち砕くことはできるのか? - GIGAZINE

 

次々に繰り出される圧巻の魔法に、新しく登場するユニークな魔法動物たち、立ちはだかる黒い魔法使いの野望を前にして試されるニュートと仲間たちの絆――。

魔法界と人間界の支配を企む、史上最強・最悪の“黒い魔法使い”グリンデルバルドによるかつてない危機が迫る中、ニュートと仲間たちは世界を救えるのか!?

 

画像・写真 「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」放送、最新作のキーマンも続々登場<金曜ロードSHOW!>(4/10) |  WEBザテレビジョン

 

問題の、見覚えのある杖。

結末を暗示させるアイテムですね。

 

若き頃のダンブルドア先生とか出てきちゃって、凶悪な敵との全面戦争に突き進む雰囲気は、「ハリポタシリーズ」の後半戦みたいな感じで、「ファンタスティック・ビースト」っていうタイトルがそぐわないダークな展開になってます。

 

良い子は第1作までにしておいたほうが良いのかな、観るのは。

魔法動物可愛い!を期待して観ると泣いちゃうかも。

 

Image

 

とくにこの人、怖いなあ。そして哀しい。

名前注意!

 

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

 

オールスターキャスト。

濃いいメンバーですね。

坐ってる白っぽいお爺さんは、あの高名な錬金術師。

 

 

前作で捕らえられたゲラート・グリンデルバルドは欧州への移送の最中、脱獄に成功する。ここから全世界を飛び回る長い戦いが始まるわけです。

 

そして、ホグワーツ城

ホグワーツ魔法魔術学校に魔法省の魔法使いたちがやってくるシーン。

グリンデルバルドに対抗するためダンブルドア先生に協力を要請するのが目的です。

 

 

あの懐かしの風景。あの音楽とともに。

 

 

ありゃま。なぜにこの橋があるの?

 

 

このかたは、ダンブルドア先生。若い!

中退したニュートくんの恩師です。

 

 

ニュートくんと、橋の真ん中でお話。

 

 

魔法動物学者の主人公ニュート(エディ・レッドメイン)がダンブルドアジュード・ロウ)とタッグを組み、魔法動物(ビースト)たちとともに強大な魔法使い・グリンデルバルド(ジョニー・デップ)を追う物語が、いよいよここから始まります。

 

ハリーが入学する、70年後のホグワーツにはこの橋はありません。

なので、びっくりしますね。

さて、どういうことなのかしら?

これが本来の姿なのかな。

このあと撤去され、また『死の秘宝』の時期に再建される?

セキュリティを考えなければ、グレートホールの前面にこのアクセスルートがあるのは、理にかなった構造ですね。(むしろ無いのは変)

 

 

じつはこのグリンデルバルド、1・2・3とすべて違う人が演じています。この2作目ではジョニー・デップ

このままジョニー・デップが続投する予定でしたが、大人の事情で降板。3作目の『ダンブルドアの秘密』では、マッツ・ミケルセンが演じることになっています。

 

デップが演じるグリンデルバルドは、1作目『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の最後でちらりとお目見え。2作目で本格登場し、3作目は出番がたっぷりになると言われていたのですが、彼は3作目の1シーンを撮影しただけで、映画を降ろされてしまうことに。

 

イギリスの出版社を相手にした裁判で、デップが負けたせいです。

裁判は、イギリスのタブロイド紙 The Sun が、デップを「DV男」と呼んだことに本人が怒って起こしたもの。デップの元妻アンバー・ハードは2016年春、離婚申請にあたって、デップからDVを受けていたと主張。デップはそれを否定したが、The Sun はハードの言い分を信じる記事を書いたのです。

 

事実はどうやら、夫婦どちらとも相手を殴った、とかいう泥仕合だったらしいけど。

(ジョニーデップは結局無罪とされたのかな)

 

あと、なんということか主役級で重要なクリーデンス・ベアボーン役のエズラ・ミラーが、ハワイ州ホノルルのカラオケバーで、治安びん乱行為(公衆の場における迷惑行為や治安を乱す行為)とハラスメントの容疑で現地警察により逮捕・起訴されてしまいました。

ミラーは、卑猥な言葉を叫び、カラオケで歌っていた23歳の女性からマイクを奪ったほか、ダーツをしていた32歳の男性に突進するなどの行為をし、バーのオーナーが落ち着くよう求めても無駄であるほどの状態だったそう。地元警察によると、ミラーは500ドルの保釈金を支払い、すでに釈放されています。この人は首にはならなかったみたい。良かったね。(ただ奇行や犯罪的行為は続投中)

 

「リアル悪人が悪人を演じている」というイメージは、やはり致命的なんだろうなあ。

けっこう凄味のある画が撮れていると思うけど。残念。

 

あと、これはちょっと微妙な問題ですが、J・K・ローリングトランスジェンダーに対する差別発言で炎上したこと。

ウェブサイト「devex」に掲載された「月経のある人にとってコロナ後の世界をより平等にする」という意見記事に対してローリングは「月経のある人? そういう意味の言葉があったのでは? ウンベン? ウインプン? ウーマド?」とツイートした。これに対して「女性(ウーマン)」という言葉はトランスジェンダーの女性も含まれるという反論が寄せられ、ローリングの発言はトランス女性を差別していると批判を浴びた。

 

現状、ジョニー・デップ降板を筆頭に、エズラ・ミラーの逮捕、J・K・ローリングの差別発言とそれに対する出演俳優さんからの批判と、映画の外の出来事でシリーズを本当に最後まで続けられるか不安な点があるのですが、作品の面白さには関係ありませんから、今後に期待をしましょう。

 

とりあえず、第3話は完成・公開されました。

 

以下、次号につづく。