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東向島に行きました。
東武鉄道博物館と、旧玉ノ井周辺。
ここは、初めて。
浅草から、川を渡った、スカイツリーのお膝元みたいなところ。
この辺りに縁の深い2冊の本があります。
おなじみ永井荷風の『墨東奇譚』。
滝田ゆうの漫画『寺島町奇譚』。
滝田さんは、東京市下谷区坂本町(現東京都台東区下谷)の指物職人の家に生まれる。
出生の翌日に実母が亡くなり、家庭の事情で叔父の家に養子に行き、東京市向島区寺島町(現東京都墨田区東向島)の旧私娼街・玉の井で、義理の両親と義兄1人義姉2人の6人家族で育つ。
永井荷風も玉の井を書いてますが、麻布の偏奇館から通っていました。
お二人は、どちらも深くこの地域に関わっていますが、ちょっと距離感が違いますね。
☆
さて、僕は目黒から向島に向かいますが、今回は正攻法で渋谷経由、地下鉄銀座線で行きましょう。
ここから渋谷に向かいます。
最近新しくなった、銀座線の渋谷駅ホームへ。
近未来風のデザイン装飾。
浅草行の電車が入線します。
これは1000系量産車。
ここはターミナル駅ですから始発ですが、反対側のこの先に車庫があるのです。
車庫迄の線路を少しずらす工事をしています。
新しい中央改札を作るのに邪魔なのです。
レトロ仕様の塗装のデザインが良いですね。
じつは、「1000系特別仕様車」と呼ばれる、開業当時を再現したさらにレトロな2編成もあるのです。
この左のやつ。
内装は、こんな感じ。
狙ってこれに乗るのは、大変です。
というわけで、今回は我慢して来たやつに乗りましょう。
昭和2年12月30日に開通した当時の素晴らしいセンスのポスターです。
《東洋唯一の地下鉄道》がキャッチコピーになっています。車両のデザインが同じです。カステーラのような配色。
乗客の姿もコートやオーバーや、洋服を着ておしゃれなイメージです。
現在の様子も、レトロモダンの雰囲気を、良く再現していますね。
車輛の内部は、なかなかハイテクな感じ。
この新旧の対比が面白い。
浅草についたら、そのまま東武スカイツリー線に乗り換えて、東向島駅へ。
ここはその昔は「玉ノ井駅」でした。しかも高架じゃなかったし。
この高架下のスペースに、今日の目的地の一つ、東武博物館があります。
駅前の商店街は、別名「博物館通り」。
とてもちゃんとした「鉄道博物館」なのです。
うたい文句は、こんな感じ。
東武鉄道は1987(明治30)年の設立以来、人とものを乗せ、夢と文化を運ぶネットワークとして、今日まで発展してきました。
その創立90周年を記念して、1989(平成元)年5月20日にオープンしたのが、「東武博物館」です。
ここでは、身近な交通機関である鉄道やバスに親しみ、理解していただけるよう、館内を8つのコーナーに分けて構成。東武鉄道の歴史や文化・役割を紹介しています。
エントランスのフロアにはいきなり蒸気機関車。
しかもクリスマスの飾り付き。
こちらは、電化された車両です。
チョコレート色で、美味しそう。
よく見かける、サンタさん人形。
運転台が、シンプルで恰好良いですね。
ビロード風のロングシート、木製の床、レトロなセピアカラーの電燈。
懐かしい光景。
良いですねえ、この大正浪漫的雰囲気。
僕は電車(客車)というと、このライティングを思い出します。
こどものころ乗った、蒸気機関車の引く房総西線。
これはイメージ。
蛍光灯の青白い無機質な光ではなくて、この電燈色の柔らかいあたたかさが懐かしい。
同じフロア―には。
鉄道のジオラマがあります。寄付されたものらしい。
サイズはNゲージです。
カーヴがちょっと急ですね。
ドイツの街角ですね。
ローテンブルクのマルクト広場。左の建物が市庁舎です。少し小ぶりの白い建物の時計が仕掛け時計になっています。
ここは昔、訪ねたことがあります。
ロマンティック街道の、要所。
国鉄のに似てますね。
いろいろな車両が見られて、愉しいところです。
尺が延びたので、以下次号。