にこたろう読書室の日乗

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0600 起床 気分快 晴 東向島・玉ノ井巡行①【見て、歩いて、よろこぶもの】 東武鉄道博物館を訪ねる。

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東向島に行きました。

東武鉄道博物館と、旧玉ノ井周辺。

ここは、初めて。

 

浅草から、川を渡った、スカイツリーのお膝元みたいなところ。

 

この辺りに縁の深い2冊の本があります。

 

おなじみ永井荷風の『墨東奇譚』。

 

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永井荷風著『濹東綺譚』挿絵20 文化遺産オンライン

墨東綺譚 | 月曜スペシャル「銀幕の大女優~BS12人の女~」 | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ)

墨東綺譚の作品舞台を訪ねる | もっと気軽に剣術・居合道! 熊谷剣酔記

 

滝田ゆうの漫画『寺島町奇譚』。

 

滝田ゆう『寺島町奇譚(全)』 : いびつな本棚

aki's STOCKTAKING: 寺島町奇譚

滝田ゆう ◇本物! 自筆肉筆 真作 原画作品 「人情夢明かり 置き屋のサッちゃん」◇玉の井 “ぬけられます”◇赤線地帯 遊廓『寺島町奇譚』の落札情報詳細  - ヤフオク落札価格検索 オークフリー

 

滝田さんは、東京市下谷区坂本町(現東京都台東区下谷)の指物職人の家に生まれる。

出生の翌日に実母が亡くなり、家庭の事情で叔父の家に養子に行き、東京市向島区寺島町(現東京都墨田区東向島)の旧私娼街・玉の井で、義理の両親と義兄1人義姉2人の6人家族で育つ。

東京大空襲玉の井が焼けるまで、そこに住んでいました。

 

永井荷風玉の井を書いてますが、麻布の偏奇館から通っていました。

 

お二人は、どちらも深くこの地域に関わっていますが、ちょっと距離感が違いますね。

 

 

さて、僕は目黒から向島に向かいますが、今回は正攻法で渋谷経由、地下鉄銀座線で行きましょう。

 

弊社から徒歩で東横線学芸大学駅へ。

ここから渋谷に向かいます。

 

最近新しくなった、銀座線の渋谷駅ホームへ。

近未来風のデザイン装飾。

 

 

浅草行の電車が入線します。

これは1000系量産車。

ここはターミナル駅ですから始発ですが、反対側のこの先に車庫があるのです。

車庫迄の線路を少しずらす工事をしています。

新しい中央改札を作るのに邪魔なのです。

 

レトロ仕様の塗装のデザインが良いですね。

じつは、「1000系特別仕様車」と呼ばれる、開業当時を再現したさらにレトロな2編成もあるのです。

この左のやつ。

 

向かって左が1000系特別仕様車、右が1000系量産車(画像は東京メトロ提供)

 

内装は、こんな感じ。

特徴的なつり革など、細部までこだわりが

イベントでは点灯していた(画像は東京メトロ提供)

 

狙ってこれに乗るのは、大変です。

というわけで、今回は我慢して来たやつに乗りましょう。

 

六衛府 on X: "昭和2年(1927)12月30日、アジアで初めての地下鉄が上野・浅草間2.2kmの区間で開通。現在の東京メトロ銀座線 。乗車時間は4分50秒、運賃は10銭でした。開通当時のポスターに高い芸術性を感じます。 ※杉浦非水 画 東京地下鉄道株式会社 愛媛県美術館 蔵  https ...

 

昭和2年12月30日に開通した当時の素晴らしいセンスのポスターです。

《東洋唯一の地下鉄道》がキャッチコピーになっています。車両のデザインが同じです。カステーラのような配色。


乗客の姿もコートやオーバーや、洋服を着ておしゃれなイメージです。

現在の様子も、レトロモダンの雰囲気を、良く再現していますね。

 

 

車輛の内部は、なかなかハイテクな感じ。
この新旧の対比が面白い。

 

浅草についたら、そのまま東武スカイツリー線に乗り換えて、東向島駅へ。

ここはその昔は「玉ノ井駅」でした。しかも高架じゃなかったし。

 

東武鉄道沿線情報 -スカイツリーラインエリア- 【公式】 on X: "玉ノ井駅(現 東向島)です。(昭和20年代~30年代)  二面切妻二段勾配屋根、縦長の窓枠等洋風の駅舎です。 改札口のボックスに駅係員の姿が見えます。 右の学生が手にしているのはアイスキャンデーでしょ ...

 

Image

 

この高架下のスペースに、今日の目的地の一つ、東武博物館があります。

 

 

駅前の商店街は、別名「博物館通り」。

 

 

とてもちゃんとした「鉄道博物館」なのです。

 

東武博物館

 

うたい文句は、こんな感じ。


東武鉄道は1987(明治30)年の設立以来、人とものを乗せ、夢と文化を運ぶネットワークとして、今日まで発展してきました。

その創立90周年を記念して、1989(平成元)年5月20日にオープンしたのが、「東武博物館」です。

ここでは、身近な交通機関である鉄道やバスに親しみ、理解していただけるよう、館内を8つのコーナーに分けて構成。東武鉄道の歴史や文化・役割を紹介しています。

エントランスのフロアにはいきなり蒸気機関車
しかもクリスマスの飾り付き。

 

 

こちらは、電化された車両です。

チョコレート色で、美味しそう。

 

 

よく見かける、サンタさん人形。

 

運転台が、シンプルで恰好良いですね。

 

ビロード風のロングシート、木製の床、レトロなセピアカラーの電燈。

懐かしい光景。

 

 

良いですねえ、この大正浪漫的雰囲気。

僕は電車(客車)というと、このライティングを思い出します。

こどものころ乗った、蒸気機関車の引く房総西線。

 

 

これはイメージ。

蛍光灯の青白い無機質な光ではなくて、この電燈色の柔らかいあたたかさが懐かしい。

 

同じフロア―には。

 

 

鉄道のジオラマがあります。寄付されたものらしい。

サイズはNゲージです。

カーヴがちょっと急ですね。

 

 

ドイツの街角ですね。

 

ローテンブルクのマルクト広場。左の建物が市庁舎です。少し小ぶりの白い建物の時計が仕掛け時計になっています。

ここは昔、訪ねたことがあります。

ロマンティック街道の、要所。

 

 

東武線で貨車を引いていた電気機関車もあります。

国鉄のに似てますね。

 

いろいろな車両が見られて、愉しいところです。

 

尺が延びたので、以下次号。