にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0430 起床 気分快 晴 【秘仏に会いに行こう№03】ピンポイント東大寺巡行① 急遽、奈良に向かいます。東大寺法華堂、特別公開があります。

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夜明けに外を見たら、綺麗な星空でした。

 

 

そして、しだいに夜が明けます。

 

 

秋になりました。唐突に。

そして急に、寒くなりましたね。

変化の振幅が、極端。

日本的な良さ、奥ゆかしさが、気候の面でも崩れてきたなあ。

 

かなり、残念。

 

どうしようもなく、壊れてゆくもの。

がんばって、生き残ってゆくもの。

 

かすかな願いと、こころのよりどころを求めて、急遽、奈良に向かいます。

ピンポイント、秘仏巡礼です。

 

0600 起床 気分快 晴 秘仏巡行 これからの目標を設定します。いのちの形見のような体験に向き合えれば、ということです。 - にこたろう読書室の日乗

 

東大寺開山良弁僧正1250年御遠忌記念

秘仏 国宝・法華堂執金剛神立像 特別開扉(東大寺

2023年10月1日 ~ 2023年10月16日(8:30~16:00)

 

法華堂「執金剛神立像」_a0377878_11005334.jpg

 

執金剛神像は、東大寺法華堂(三月堂)の本尊「不空羂索観音」の後ろに安置され、毎年12月16日のみ、見ることのできる秘仏です。あまりにもタイトな日程。

 

それでも今年の12月に行く予定でしたが、なんと良弁僧正の御遠忌記念ということで、総合的な展示の一環として、約2週間特別公開されることになりました。

 

東大寺奈良時代に盧舎那大仏を本尊とする国家の中心的な寺院として誕生しました。その初代の「別当」(寺務の総裁)となったと伝わるのが良弁(ろうべん)僧正(689∼774)です。良弁僧正は聖武天皇が抱いた仏教で国を治めるという想いを支えて伽藍整備に尽力したため、聖武天皇行基菩提僊那とともに東大寺の「四聖」の一人に数えられています。

今年は良弁僧正が宝亀4年(774)に85歳で亡くなられてから1250年目の御遠忌にあたるため、このような特別な行事があります。

 

なので、ピンポイントで急遽出かけることに。

 

近鉄奈良駅

久しぶりです。

ここも、大学生の時以来かな。

 

ブロンズ噴水僧侶とリアル僧侶。

どちらもお仕事中。

 

 

ここから、登大路というのを登って、東大寺を目指します。

 

鹿も外国人も、たくさんいます。

涼しくなったからね。

雨が時折降ります。

 

 

50年前と、基本変わっていないのでしょうが。

 

奈良博も「金剛力士像」の展示会。

仁王さん、流行ってるのかな。

鹿ものんびり。

 

 

 

夏の猛暑では、あんまり街頭へ出てこなかった鹿さんたちも、今日はいたるところで愛嬌を振りまいてます。

鹿せんべい、爆売れ。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          

 

 

 

南大門に着きます。

ここにも、仁王さんがおられます。

 

 

門ですから、悪いものが侵入しないよう管理しなくちゃ。

そこで仁王さんの出番です。

 

右側、勤務中。

 

左側も、勤務中。

 

金剛力士像(国宝)

寄木造り 像高8.4m、製作年代:鎌倉時代  仏師:運慶、快慶

 

国内最大の仁王像であり、大仏師運慶・快慶が共作した唯一の仏像です。8mにも及ぶ大きさでありながらわずか69日で完成しています。

金剛力士像は口が開いた「阿形」と口を閉じた「吽形」があり、世界の始まりと終わりを表しているとされています。また通常金剛力士像は正面を向いて立っていますが、東大寺金剛力士像は向い合って立っています。これは創建当初から向かい合っていたことも判明しています。

 

大仏殿を観る前に、山の後ろに抜けて、法華堂(三月堂)に向かいます。

ここが今回の目的地。

 

振り返ると、大仏殿。

 

猫が居ました。お腹が大きい?

赤ちゃんがいるのかな。

いのちは、繋がってゆきます。

 

 

三月堂は、二月堂の隣です。

 

昔。

二月堂といえば、夜中にお水取りを観に来て、2時頃から深夜の修二会を登壇して観せてもらったなあ。あのときは雪模様で寒い日でした。

 

以下次号。