にこたろう読書室の日乗

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0400 起床 気分快 曇 首都圏、台風災害回避? なんなんだろう、これは。 守護神が強いのか。

血圧値 120/72/71 酸素飽和度 98% 体温 36.5℃ 体重 69.0キロ

 

どうやら、首都圏(東京周辺地域ね)は、台風災害を回避できたようですね。

神奈川とか千葉とか茨城は大変。

みなさん、どうかご無事で。

 

不思議に思うのですが、ここ10数年というもの、この首都圏という地域は、なぜか大きな災害とか天変地異による厄災を免れています。

 

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なんなんだろう。これは。

守護神が強いのか。

 

この「守護神が強い」というタームは、僕が去年、脳幹出血というエマージェンシーから奇跡的に生還した時、主治医から言われた感想ですが。

 

例えば。

 

屋上から落ちてきた植木鉢が、たまたま下を歩いていた人物を直撃して死んじゃった事故が起きたとして。

 

間一髪、事故の被害をのがれた僕は、こう考えます。


植木鉢が自分ではなく、隣のおじさんに当たっちゃったのはどうしてか?

ちょっとタイミングがずれていれば?!

 

ここで。

 

Howを問うのが、科学的・論理的な思考です。

 

植木鉢の保管状態が悪かったとか、その時の風向きとか地面の振動とか。

おじさんが歩いたルートが壁よりだったとか。

どういう過程で、この事故が起きたのかを、考える。

 

現象を理屈で納得させようという力業、ですね。

 

「近代」ヨーロッパ的な合理主義精神の基本姿勢です。

まあ、これはこれで、良いでしょう。

 

もう一つ、Whyを問う思考の姿勢というものがあります。

 

なぜ僕でなく彼が死んだのか、一般的な合理的理解の範疇を越えた、別次元の大きな力の存在を考えたい、という思考様式ですね。

 

あのおじさんは普段の行いが悪かったとか、ご先祖様が猫をいじめたとか。

僕には最強の守護神がついているとか。

 

迷信とか、呪術とか、宗教とか。言い方はいろいろあるでしょう。

 

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これは、どちらの思考様式が正しいとか、高級かとかいう問題ではない。

人間の思考というものの、多様性と奥の深さを示す問題です。

 

ヨーロッパの「近代」は、この宗教(キリスト教ね)科学という、一見異質の二つの原理のせめぎ合いから出発しました。

 

 

 

結果的には、お互いがお互いの原理を無視しあうという妥協の産物として、近代的発展と繁栄を享受したかのように見えます。どちらも「真実は一つ」と主張しますから、そのままでは両立は不可能です。

 

この問題は、今の日本に生きる、僕たちの中にも、やはり存在するのだと思います。

 

そんなことを、この台風一過で考えています。

人間て、不思議で、奥が深いですね。