血圧値 107/65/80 酸素飽和度 98% 体温 36.3℃ 体重 68.7キロ
ちょっとしつこい話題の連投ですみません。
乗りかかった舟。ということで。
さて、これなんですけども。
お知り合いのアマチュア作家さんと協同で造りました。
原案、僕。
彼は波動スピーカーをいろいろ造ってるご近所の人です。
波動スピーカーシステムについては別稿で。
ちょうど16cmが入る紙製のボイド管をエンクロージャーに応用します。
定常波対策と、筐体の小型化が目的です。
ただ、ころんころんするので、設置が難しいかな。
この筐体、中身がどうなっているかというと、真ん中あたりに壁があって、前後2つの気室に分かれます。
そして、前の気室には、2つのおなじスピーカーユニットが前後の板(バッフルと言います)に取りつけられてます。
同時にこの2台のユニットを駆動するので「タンデム」システムと呼びます。
ちょっとイメージが掴みにくいかな?
タンデム型スピーカーは、2つのスピーカーユニットを同じ箱にセットして並列駆動する方式です。
前回触れたパッシブジェネレーター(ドローンコーン)方式を、より進化させた感じです。
密閉箱で2つのスピーカーが同相駆動すると原理的は内圧の変化がないことなります。
スピーカー負荷が軽減された自然な音が魅力の方式です。
あと、密閉箱の容積は極力小さくできます。ここが肝心。
イメージとしては、こんな感じ。
この場合は、後ろのユニットの+/ーを逆相に繋ぎます。
僕の場合は、これを円筒形のエンクロージャ―に収納し、後ろの気室にはドローンコーンではなくてバスレフのパイプダクトを付けてます。ここは密閉にしても良いのですが、低音成分だけ取り出して、少しでもコスパが良いように、という工夫です。
バスレフとパッシブジェネレーターは原理としては同じです。
ダクトの中の空気の層の質量が、ドローンコーンの役割を果たすわけです。ここから空気が抜ける、という意味ではありません。
イメージはこんな感じ。
この写真、後ろから見えるのはバスレフのパイプダクトで、その先に第2ユニットのコーンの中心部分が見えてます。
16cmフルレンジの特性と性能を最大限に、しかも最少の容積で発揮させようというシステムです。これが左右2本あります。
なかなかいい感じに仕上がっているのですが、それでもかさばるので、もう廃棄処分かな、と思ってました。
実験機としては十分使命を果たしていましたし。
今回、ちょっと工夫して一応生き返ったので、その経過は次号で話します。