にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0600 起床 気分快 曇 「お彼岸」について考える。

血圧値 114/74/71 酸素飽和度 99% 体温 76.2℃ 体重 67.4キロ

 

暑さ寒さも彼岸まで、外気温21℃。

天気は下り坂みたいですが、さすがに季節は移り変わっているみたい。

 

「お彼岸」は日本独自に作られた仏教の行事の一つで、1年に春と秋の2回があり、期間の初日を彼岸の入り、真中の日を彼岸の中日、最終日を彼岸明けと言います。

 

お盆とお彼岸の違いは、亡くなったご先祖が「会いに来る」か、お墓参りをして僕たちが「会いに行くか」の違いです。



2022年は3月18日(金)から3月24日(木)が春のお彼岸
9月20日から9月26日までが秋のお彼岸



このころ、あの世とこの世がもっとも近くなると考えられていることから、お墓参りに行くわけですね。この辺の感覚は、とても日本風。

太陽が春分点秋分点を通るので、太陽が地球の赤道を1日中直射する状態となることから、全地球上の昼夜の長さがほぼ等しくなります。真東から昇って真西に沈む。

真西には、仏の悟りの世界「西方浄土」がある。

 

「お彼岸」は、川の向こう岸の意味。

 

仏教の世界では「悟りの世界」、悟った人が住んでるところですね。まあ、「あの世」かな。

サンスクリット語の「パーラミター(波羅蜜多)」を漢訳した「到彼岸」といわれており、この言葉を「彼岸」と略しています。

修行を行い「仏になる」=「完成する・達成する」という意味があり、煩悩や悩みを越えて到達する悟りの境地のことを指します。

 

今、僕たちがいるこちら側は「此岸」、「しがん」と呼びます。「このよ」ですね。

現世いろいろ辛いことも悲しいことも、たまには愉しいことも。

 

この川を渡って、向こう岸に行けば悟りの境地ですが、一人で行くのはなかなか大変。

できれば船かなんかで行きたいかも。

ゴータマ・シッダールタは、基本、独力で行きなさいと言っているのだと思いますが(初期仏教の主張、自力本願なんて言いますね)、人間は調子が良いので、だんだん助力を期待するようになります。

 

渡し船と、渡し守。

この船の船頭さんをボーディーサッタバ(菩薩)と言いますが、自分の悟りは後回しにして、迷える人々を導いて、先に彼岸へ連れて行ってくれようとする、とても人間のできたかたです。

このような「菩薩行」を信仰の理想形とするのが大乗仏教の考え方です。

 

この「乗」という漢字は乗り物を示しますが、形象文字としては「船を上から見た図」とか「象に乗っている図」とか言われます。

「大乗」は乗り物が大きいから、たくさん人を運べます、というアピールです。

サポートは受けても、やはり修業は個人の気持ちが大事でしょうが、「他力本願」的要素の強い浄土教という思想も生まれてきます。(西方浄土のイメージはここで生まれます)

 

阿弥陀さまが「お迎え」にまで来てくれる!

とてもにぎにぎしいお迎え!

阿弥陀如来(アミターパー)は太陽光明神的な、ちょっと異教風のイメージを持っているので、シルクロード上でゾロアスター教のような他文化圏由来の別の概念が混交して成立したものかもしれませんが。

 

0540 起床 気分並 曇 ウルトラマンは阿弥陀仏であり、光の国は西方浄土であること。 - にこたろう読書室の日乗 (hatenablog.com)

 

0540 起床 不快 曇 痺れ感が強いけど。僕にはどんなお迎えが来るかな、という話 - にこたろう読書室の日乗 (hatenablog.com)