にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0540 起床 不快 曇 痺れ感が強いけど。僕にはどんなお迎えが来るかな、という話

血圧値114/75/69 酸素飽和量99% 体温36.1℃ 体重67.4キロ

数値は悪くないから、やっぱり気候かな⁉️
昨日からテレビでは、この言葉がちらほら。

気候病。

天気の変化と病気の関係は昔から知られており、気象要素(気圧、温度、湿度、日照時間、降水量、雷、風など)から悪影響を受けるものを「気象病」と総称し、その中でも天気(気圧)が崩れるときに慢性の痛みが増強するものを「天気痛」や「低気圧不調」と言います。文献:佐藤純『気圧変化と痛み』教育総説 p.153-156 2015年8月


気圧の上下が神経に触るのですね。普通の人でも。
僕は凄い敏感になってるからなあ😢
自慢にはならないけど。

年寄りの病気自慢。気をつけなくちゃ。ほかに自慢できなくなるから。
聞いてるほうは嫌ですね。変に元気そうだし❗

さて。

ヒトは(生命体は全部そう)生れてきて即、致死率100%ですから、いずれ死んじゃうのは仕方ないけど、お迎えが現実的に向こうのほうから見えてくると、なんか残念な、ちょっと哀しい気持ちになりますね。

ただ、これはまだ「見える」だけ良い、と考えることもできます。

心理学上、目に見える恐ろしさは「恐怖」と言います。原因が見えない恐ろしいものは「不安」です。

不安は対象がない。
恐怖には対象がある。

ざっくりと言えばこれだけの違いです。

対象が見えていれば、対処もできます。こっちのほうが少し有利です。場合によってはあきらめもつくし納得もできる。うまくいけば、問題を回避したり解決できるかもしれません。

だから、むやみに不安がるのは百害あっていいことはなにもありません。

病気じゃないのに病気だと思い込む病。これを神経症と呼びます。「思い過ごしだよ、気持ちの問題!」、とか言って無責任に意見してはいけません。当人にとって、これは立派な病気です。

さて。

ウルトラマン阿弥陀様であるという通説(俗説)について、この前少し触れました。

この阿弥陀様はかなり謎めいた仏様で、その正体がはっきりしていない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E5%BC%A5%E9%99%80%E5%A6%82%E6%9D%A5

典拠する仏典は3つ(『仏説無量寿経』『仏説観無量寿経』『仏説阿弥陀経』。総称して浄土三部経。これを読むしかないのですが、岩波文庫を探したけど読書室の本棚にはみつからないな。)ありますが、その成立過程もすべてが明らかにはなっていないようです。

そもそもゴータマ・シッダールタのものの考え方とは相容れない感じがします。光の国から光り輝く崇高な力を持った存在が、この世でご臨終の一般人の霊魂を極楽浄土へ連れ去るために迎えに来るのですよ。あきらかに異質の世界観に基づいている。

村松哲文先生に、入院中もう一つ質問したのがこれ。

「【センターは誰?】について。往生極楽のシステムについてです。

西方浄土の池に咲く蓮華の蕾に転生・往生する(男性原理のみで生まれる??)イメージの成立過程は、阿弥陀経・勧経・大経が北インドで成立した時からですか。

もともとシッダールタの思想には霊魂の存在は認められないと思いますが、これはアミターパ(阿弥陀如来の梵名)の神格自体が仏教とは異なる西方起源のペルシア系の光明神信仰を起源に持ち、これが霊魂の転生説を持つのでしょうか。これはゾロアスターの影響と思われますが。

関連して、西方浄土を含めて、複数の浄土の思想自体が、歴史的にかなり後期の成立ということになりますか。観音浄土に関しても、非インド的な、中国南方風の匂いがしますね??」

村松先生の返信】

「浄土の話は、おっしゃる通り「観経」がシルクロード上で成立したことを勘案すると、インド以外と考えるのが合理的のような気がします。ただ、ご指摘の通り、西方(ペルシアなど)のユートピア思想などが入ってきた可能性もあると思います。浄土の思想が成立すると、四方四仏(東西南北に浄土がある)という話になり、釈迦も薬師も弥勒も浄土があるということになってきます。・・・人間って都合がいいですねw・・・時代によって求める「人の要求」に応えるかたちで仏教が発展していき、仏像も作られるのですね~不思議です、というか必然なのでしょうか。番組ご覧頂き恐縮です><」

僕はゾロアスター教系の光明神の神格が、シルクロードを東へ伝播して、バラモン/ヒンドゥー神系と習合したのではないかと考えてますが、まあ、はっきりとした物証が見つかってないのが残念です。
これからに期待。『アヴェスター』の全貌が未研究なのも原因かも。

阿弥陀如来のお迎えも、いろいろな条件やパターンがあって、考え始めると複雑です。
おそらく中国の九品官人法に見られるようなランキングの影響を受けて、東アジアのとくに浄土教では、生前の行いによって、極楽浄土に生まれ変わるとき、9つのパターンがあるとされています。
上中下の三品(さんぼん)と、上中下の三生(さんしょう)の組み合わせで表されます。

これらのパターンは、極楽浄土から迎えに来る仏様のメンバーや乗り物などが異なります。まあ、列車の料金体系が違うということです。

①上位グループ【生前なんらかの善業をした人 大乗を修める人】

上品上生  僧侶がお経を読んでいるところへ、仏・菩薩・飛天など大勢で迎えに来る。乗り物は金剛台
上品中生 僧侶がお経を読んでいるところへ、上品上生より小編成で迎えに来る。紫金台
上品下生 上品中生より、さらに小編成で迎えに来る。金蓮花

②中位グループ【小乗を修める人】

中品上生  僧侶がお経を読んでいるところへ、上品下生より小編成で、三名の導くための別グループが付属した形で迎えに来る。蓮華台
中品中生 導くためのグループだけで迎えに来る。七宝蓮花
中品下生 一般的な善を行う人 中品中生にほぼ同じ。金蓮花

③下位グループ【善業をせず悪をなした人 身勝手な人】

下品上生  僧侶がお経を読んでいるところへ、三尊仏が迎えに来る。宝蓮
下品中生 仏・菩薩が迎えに来る。蓮
下品下生 特に迎えのものは来ない。金蓮花

迎えに来るメンバーは、すでに仏に限りなく近い人には、華やかな迎えが来ます。足りない所がある人には、相応の修行をする為に、インストラクタ的な仏様達が実質的に迎えに来ます。下品下生で乗り物だけが配車されるのは、まずお念仏だけでも唱えないと極楽往生できませんよ、ということを表しています。

イメージとしてはこんな感じ。「特に迎えのものは来ない」というのは情けないですが、悪いことした人だから仕方ないや。

乗り物だけだと、これが来るらしい。

極楽浄土はこんな感じ。にぎにぎしい雰囲気ですね。
こういう絵を浄土変相図と呼びます。

極楽をリアルに出現させた建築はこれ。知ってますね?
修学旅行で行ったりします。


今日の清掃は、昨日のトイレ換気扇繋がりで、キッチンのレンジフード・換気扇です。
ファン本体はやはりドラム型の回転ファンです(シロッコファンというらしい。地中海を吹き渡るアフリカの熱風だね。)。

こいつは羽根のアール部分に油と埃が混ざったペースト状の汚れが癒着していて、なかなか大変です。
しかし、100均で買える道具で、見事解決。凄いなあ。
僕はたまたま別の用途のために1本持ってましたが。秘伝の技らしく検索では出てこないなあ。
僕はスポーツクラブのマシンの前にあるTV画面でたまたま見て知りました!

綺麗になりました。

昨日今日と、良く働いたので、晩ご飯はリ・カーリカ・ランドへ。
身体に良いものを出してね、というオーダーです。






ではまた、良い明日を!