にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0600 起床 気分快 晴 藤井八冠歴代勝率2位で今期終了。別次元の境地に達している藤井さんの来年度はどうなるのでしょう。

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雨が上がって、素晴らしい快晴。

南岸低気圧が抜けて、高気圧がひろがっていますね。

とりあえず、朝方は花粉が地面に落ちているようです。

 

全国的に晴れて、春らしい暖かさになるそうです。

今日3月27日は「さくらの日」です。九州から関東ではこの日に合わせたかのように桜が続々と咲くでしょう。花粉の大量飛散は困ったものですが。

 

 

最近ご無沙汰、藤井八冠話題。

書くことがないんですよ、勝つだけだから。

 

「負けたらニュースになる人」、ですからね!

基本、負けない。

 

王座・竜王・名人・王位・叡王棋王・王将・棋聖の八大タイトルを独占するのは前人未到の快挙。

 

将棋]藤井聡太八冠が誕生、史上初めて八大タイトル独占 王座戦に勝利、14歳のプロ入りから7年で快挙達成|47NEWS(よんななニュース)

 

将棋というジャンルの歴史上、おそらく最強という評価を確立し、しかもそれが今後さらに拡大していきそうな予感。

 

八大タイトル戦はすべて番勝負(複数戦って勝ち越したらOK)だから、藤井さんに対して立て続けに勝てそうな人は見当たらない。

 

それでもトーナメント棋戦はたまに負けることがあって、大ニュースに。

1番勝負で時間のない将棋なら、彼も負けることがある。

 

つまりこれ。

 

23年度は日本シリーズで優勝したが、NHK杯戦、朝日杯、銀河戦の3棋戦はいずれも決勝で敗れた。つまり準優勝。

 

藤井聡太竜王を破った永瀬拓矢王座「大金星だと思う」 朝日杯将棋:朝日新聞デジタル さん

藤井聡太銀河 連覇逃す「数手で方針を間違えてしまい」 丸山忠久九段が初優勝「自分にもチャンスがと」― スポニチ Sponichi Annex 芸能 さん

 

藤井さんに王座を奪われた永瀬拓矢九段。あれは九割がた永瀬さんが勝ってた勝負だったのに。

藤井さんがああいうひっくり返し方をできるのは、往年の大山15世を彷彿とさせられます。それにもめげずに軍曹の今回の奮闘。拍手。

いま、藤井さんと同等かそれ以上に戦えるのは永瀬さんだけだと思うので、この勝利はお見事。

 

藤井・永瀬の将棋は、見ていて面白いものでは全然ないんだけど、これは文句を言ってもしようがない。

おまえが勝てるか、と言われれば4枚落ちくらいでお願いします。(負けるのか?)

たしか駒落ちは上手入玉は下手負け、だったよねえ。(連盟は、駒落ち将棋の場合は落とした駒が上手にあると仮定して点数計算すると言っている)

あと、「トライルール」というローカルルールもあるけど。

 

なので、飛車振って穴熊はまずい。この二人は「上手差し」も滅法強そうだし。

昔の花村先生みたいに。

 

鬼の花村は、史上初の「(女流棋士も含め)将棋と関連した機関に在籍した経験を持たずにプロ入りした」将棋棋士で、プロになる前は、賭け将棋で生計を立てていた元真剣師という異例の経歴を持ち、真剣師時代には「東海の鬼」「コマ落ち名人」「下手名人」などの異名をとった人です。

 


いいねえ、人間が指す将棋だ。

 

藤井さん、銀河戦では丸山忠久九段に負けました。

互いに得意の角換わりとなった。藤井八冠が玉を右に移動。丸山九段は飛車先を通して藤井玉を激しく追い込み攻め切った。

 

藤井さんの角換わりを逃げずに正面から堂々と戦い抜いて、しかも勝った丸ちゃん、天晴。この棋戦は初優勝。

 

実力制11人目の名人でもあるのですが、現状、あまり注視されていないかな。

いわゆる「羽生世代」の一人として荒波をかき分けて生きてきた人です。羽生さんだけが対藤井で最善戦しているイメージですが、この快挙は身の光として、彼の一生に残りましたね。

 

さてそれで、問題の大一番。

 

NHK杯、佐々木勇気八段が初V、藤井聡太八冠は準優勝で最高勝率逃す:中日新聞Web

将棋の藤井八冠、NHK杯連覇逃す 佐々木八段が初優勝

 

決勝は昨年と同じ顔合わせ。二転三転する熱戦を最後は佐々木八段が制した。

良い将棋でした。現在の最高水準の内容。

藤井八冠は「終盤の判断が難しかった」と話し、佐々木八段は「優勝できると思っていなかったのでうれしい」と感想を述べた。

 

これまでは、こんな感じ。

藤井さんには珍しい、逆転負けでしたが。

名局だったと思います。

勇気さん、A級八段にも上がったし、これから先、永瀬同様、藤井さんを脅かす存在として将棋界を盛り上げられるかも。これも拍手。

 

同棋戦連覇はならずでしたが、この藤井さんの結果が世間の注目を浴びたのはこの1点。

 

中原誠十六世名人が1967年度に記録した年間最高勝率(47勝8敗 0・8545)の記録更新がならなかったこと。

 

中原誠五段(当時)が1967年度に達成した将棋史上不滅の年間勝率最高記録。

将棋界には空前にして、おそらくは絶後かもしれない、偉大な記録。

 

でもこれはあまり比較する意味がない、と思います。

中原さんも、抜かれなくて良かったねといわれても喜べないんじゃないかな。そもそも失礼だ。

 

状況というか相手が違う。

藤井さんが今、ハーマイオニーのタイムターナーを借りて、四段に上がったころに戻って当時の相手と戦えばもっと勝率は上がるでしょう?

 

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今回の藤井さんの相手は、全員第1級の実力者です。それで勝率八割越えは、もはや規格外。

 

というわけで、新年度の将棋界、藤井1強に対してタイトル戦を挑む人たちの、喜怒哀楽の物語が始まるのです。

 

とりあえずは、この二つ。

 

➀第9期 叡王戦 五番勝負 第1局 2024/04/07(日) 09:00開始

藤井聡太叡王
VS (持ち時間:4時間)

伊藤匠七段

 

棋王戦】藤井聡太棋王、タイトル戦連勝記録「21」に伸ばす 伊藤匠七段下し無敗防衛で8冠堅持 - 社会写真ニュース : 日刊スポーツ

 

強いのに、そして期待され過ぎているのに、この状況で果敢にもまた挑戦する伊藤巧さん。メンタルが壊れてしまわないかが、心配。この結果ではありますが、藤井さんは匠さんのことをもの凄く評価し、警戒しています。

 

➁第82期 名人戦 七番勝負 第1局 2024/04/10(水) 09:00開始

藤井聡太名人
VS (持ち時間:9時間・2日制)

豊島将之九段

 

 

世が世なら、藤井さんの師匠になってたかもしれない、故郷の先輩。

藤井キラーだったけど、ここのところずっと恩返しされてます。

 

「どこが勝負手なのかすらわからないうちに勝勢を確立する」別次元の境地に達している藤井さんの、来年度はどうなるのでしょう。

愉しみです。