にこたろう読書室の日乗

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0630 起床 気分快 曇 【荷風セットを食べる】№04 蕎麦處 朝松庵 目黒銀座商店街 20240216 ひょっとして朝松庵主人は代々グリーンピースがことのほかお好きなのか。

血圧値 131/86/66 酸素飽和度 98% 体温 36.0℃ 体重 68.9キロ

 

東横線の祐天寺と中目黒の駅の間にあります。

この日は目黒区役所に用があったので、ここでお昼を食べました。

 

目黒銀座商店街のいかにも昭和な佇まいの町蕎麦やさん。

「あさまつあん」と読むみたい。

 

 

あの蝋でできた、なんていうんでしたか(食品サンプルですね)、見本がショーウィンドウに飾ってあります。

 

 

かつ丼はこれだ。

なにやら緑色のパーツが!

 

 

まずは熱燗1本。「金婚」って初めて呑むかも。旨いのか。

かつ丼を発注します。

 

【豊島屋酒造】金婚 上撰

 

豊島屋(昭和より豊島屋本店)は東京において最古の酒舗で、慶長元年(1596)に創業者豊島屋十右衛門が、江戸の中心部神田鎌倉河岸(現在の千代田区内神田)で酒屋兼居酒屋を始めたのが起源。

 

明治天皇御夫妻が銀婚式を迎えられた際、豊島屋第12代当主吉村政次郎が、末永きお幸せを願い、酒銘を「金婚」と命名致したとか。

 

金婚の上撰は本醸造酒で、酒米は飼料用米としてよく使われる「アキヒカリ」、精米歩合は70%です。日本酒度は+1。

飼料用米用早生品種とされていて、いわゆる白飯で食卓に出る飯米でもなく、主に家畜の餌に使われるお米です。
そう聞くと、なんだか美味しくなさそうな印象ですが、あえて使っているのだから、恐らくは値段が安く大量生産に向いたお米なのかも。飼料用だけに糖分が少なめなのかも。これを使う日本酒はけっこうあるみたい。

 

 

「金婚」、まあまあ。

これを呑みながらしばらく待ってると、奥からかつを揚げる音が聞こえてきます。

注文聞いてから揚げるんだ。

 

 

昭和な、店内。

 

着丼!

お椀なくて、超シンプル。

ビビッドな黄色の沢庵。

 

 

なんと、ついにグリーンピース実装。

このシリーズ、№04にして、初めてだ!

それだけでポイント2倍。

 

みんな、どんだけグリーンピースが嫌いなんだ?

お椀なくても許しましょう。

 

味もあんまり濃すぎなくて、昭和感満載で、なかなか美味しい。

 

 

じつはこのお店、カレー丼とカレー南蛮の発祥のお店ということらしい。

 

ほんとうなのか?

ググってみますよ。順不同。

 

日本に「カレーうどん」という料理が誕生したのは明治末期の頃です。 東京都新宿区の早稲田で蕎麦屋「三朝庵」を営んでいた加藤朝治郎が、カレー店に奪われた客足を取り戻そうと考案したものが起源とされています。

 

「カレー南蛮」の発祥については、1908年(明治41年)に大阪・谷町で店を構えたおそば屋さんが有力。 そもそも「江戸前のそば」を大阪で作りたいと開店しましたが、うどん文化の関西では苦戦を強いられ「朝松庵」(東京・目黒)の店主に相談し、開発されたのが「カレー南蛮」だったとか。

 

カレーうどんの前身であるカレー南蛮発明者である朝松庵の2代目店主角田酉之介氏の功績をたたえ、氏の誕生日である12 月1日を「カレー南蛮の日」と制定とします。

 

カレーうどん100年革新プロジェクト」が2010年(平成22年)に制定。

日付は「カレー南蛮」を考案した東京の中目黒「朝松庵(あさまつあん)」2代目店主・角田酉之助(つのだ とりのすけ、1885~1970年)の誕生日から。

この日には功労賞の授与式や「100円カレーうどん祭」などのイベントが実施される。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

 

カレー南蛮はいつから食べられるようになった?
1908年(明治41年)大阪のおそば屋さんが流行の洋食を取り入れられないものかと、試行錯誤の結果生まれたのが「カレー南蛮」でした。 明治の終わりごろには、「じゃが・たま・にん」がカレーの定番の具材として定着。

 

カレーうどん」と「カレー南蛮」の違い、知っていますか?
それは「長ネギ」。 長ネギが入っているかいないかというのが、カレーうどんとカレー南蛮の違いです。 また、お蕎麦屋さんなどで見かける「鴨南蛮」や「肉南蛮」など、長ネギ入りのメニューには「南蛮」の名が多く使われています。

 

カレー南蛮は、カレーうどんに具として長ネギが入っていることが多い。「南蛮」はネギのことで、大阪の難波(なんば)で取れたネギをナンバと呼んでいたことに由来する説や、ポルトガル人やスペイン人の南蛮人がよくネギを食べていたからという説がある。

 

カレーうどん」と「カレー南蛮」の違い、知っていますか?|この差って何ですか?|TBSテレビ

 

なんだなんだ、諸説あるみたいだな。

 

まあいいか。

僕はうどんを発注して食べることはほぼないので、どちらでも良いことです。

(あのお餅を引き延ばしたような、むにゅむにゅ腰の強い、誤嚥感満載の食べ物は、お金を出しては食べません、悪いけど。鍋焼きうどんとトスカーナ州シエナで親しまれている太打ちの伝統パスタのピチなら食べるけど)

 

ちなみに「カレー丼」てのはなんだ?

食べたことないなあ。美味しいの?

 

カレー丼(カレーどん、カレーどんぶり)とは、丼物の一種。主として蕎麦屋うどん屋で供される。

カレー南蛮を起源に持ち、それらに用いられるカレー味のあんを丼飯にかけたものである。一見するとカレーライスと同じだが、ルウに出汁や割下を用いた和風の味付けで、具材には鶏肉、豚肉、牛肉のいずれかと、ネギまたはタマネギが用いられる。仕上げにグリーンピースが散らされることも多い。京都などでは肉ではなく油揚げを用いたカレー丼を出す店もある。

1909年(明治42年)、現在の東京都目黒区の蕎麦屋「朝松庵」の主人が、洋食屋に取られた客を呼び戻すべく発明したものという。タマネギではなくネギが使われることが多いのが、蕎麦屋生まれならではの特徴である。」

 

出た、グリーンピースと朝松庵!

 

ひょっとして朝松庵主人は代々グリーンピースがことのほかお好きなのか。

 

「店によっては、そばつゆで延ばしていない普通のカレーを丼によそったものをカレー丼として出す場合もある一方、カレー丼とカレーライスをまったくの別物としてメニューに並べている例もある。また、浅草「河金」の河金丼(カツカレー)のように、カレー丼のソースを他の料理に応用する例も散見される。」

 

???

 

今度は浅草まで出てきたぞ。

永井荷風先生と繋がるのか。

 

「その歴史は100年!洋食屋台から生まれた元祖カツカレー「河金丼」」

 

うーみゅ、浅草に行く目的がまた一つできました。

アレ、も買わなくちゃだし。