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靴工房を訪ねて、新百合ヶ丘に行った話を書きました。
この辺り、鶴見川の上流域に近い、多摩丘陵の高台の狭間に、谷戸と呼ばれる谷間が切り込んだ地形を利用し、昔から農耕が営まれてきた地域です。
大きく見ると、こんな感じ。
多摩丘陵は「いるか」の形。
写真に重ね合わせると、こんな感じ。
高尾山から三浦三崎の突端まで、地勢的にも動植物相的にも、民俗文化的にも、ひとつながりの様相をもつ、興味深い領域。
僕はこれまで、折に触れてこの「いるか」のそこかしこを歩いてみましたが、今回の黒川地区も、その一環です。
またひとつ、未踏のエリアが解放されます。
岸先生のこの本は、優れものの参考書。
岸先生には小網代の森の「赤手ガニの産卵観察ワークショップ」をご指導いただきました。素晴らしい体験。
この「いるかの眼玉」の辺りが、今僕がいる新百合なのですが、ここから小田急多摩線という唐木田へ向かう支線で3つ目、黒川という駅に向かいます。
チェロ友のサエさんが、学生時代にフォークロアのフィールドワークに行ったところですね。
そのころのお話を聞いて以来、一度来てみたかったところなのですが、今回すぐそばまで来ていますので、ちょっと寄ってみよう。
ちなみにこの小田急多摩線という路線、非常に中途半端なところで止まっていますが、当然この先への延伸計画があります。
いつ完成するのかは分かりませんが。
この黒川谷戸は三沢川という川の源流域なのですが、この川はよみうりランド辺りを経由して、稲田堤で多摩川に合流します。
そのよみうりランド駅の近くに小沢古城の跡が残っています。
小沢城は多摩丘陵の先端に位置し、鎌倉道・矢野口(多摩川)の渡しを抑える交通の要衝、丘のふもとを三沢川が流れる要害の地である。尾根のピークに主郭を置かない特異な構造の城としても知られる。
今度行ってみましょう。
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さて、黒川駅到着です。
以下、次号に続きます。