にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0600 起床 気分快 曇 1974年末放映のNHKの『人間の時代』は衝撃的でした。いまの僕の根幹を形作るもの。

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今朝は曇ってますが、一応、お昼以降はまた晴れて暑くなるようですね。

雨は北陸地方に移動しつつあります。

 

どうやら、関東の梅雨明けも近いかもです。

 

傘をさして歩いていると、つい目線が下を向く。道端に紫陽花が咲いている。

雨雲に隠れた空の色を見せてくれるように、パステルカラーの青い花が美しい。

 

全国】雨の日だからこそ映える景色がある。雨の日に訪れたい絶景スポット8選 | icotto(イコット)

 

みたいな風情のある梅雨の長雨、は観られませんでした。

それはそれで、残念かな。

 

昨日の「いとこ会」の話題で書きましたが。

 

0600 起床 気分快 晴 昨夜「いとこ会」があり、昔のことが思い出されました。このところこういうことが多いなあ。 - にこたろう読書室の日乗

 

「妹氏が覚えていた僕の中学生くらいの時のエピソードが、その後の僕の生き方・考え方の根幹になっていたということが判明、妙に納得できました。」

 

これ、すごい地味なことなので。わざわざ書くのもなんなのですが。

 

あれ、たぶん1974年の末だと思うのですが、今から50年前、僕は14歳かな。

教育テレビのドキュメンタリーのある番組を観たのです。

 

それを僕は、ひたすらものに憑かれたように、ノートにメモをしまくって観ていたらしいのです、妹氏が言うには。

そしてそれを、すごい熱心に妹氏に向かって講釈(つまりアウトプットね)していたらしい。

 

小中学校時代、僕はあんまり勉強ができる子ではなかったんですが、なんというか好奇心のかたまり、みたいなところがあって。

なにかジャンルにはまると、とことん深掘りをしないと気が済まない性格だったのですね。

 

その番組はこれです。

アーカイヴは残ってないらしいのですが、その内容に即してまとめられたこの本で復習することができます。

 

タイトル   『The ascent of man "人間の進歩"』

 J.ブロノフスキー 著

 道家達将、岡喜一 訳
文化放送開発センター出版部 1980年9月刊

人類の起源から現代文明まで、人間の手が何を作り、頭脳が何を考え出したか。その創造と探究の大長征を展望。豊富な話題と人間讃歌にみちた科学技術史・文化史。

 

テレビでは10数回にわたるシリーズで、英国BBC放送でリリースされたものの、日本語版の放映だったんだと思います。

日本版の放映タイトルは『人間の時代』。

 

中2病の僕の、脳天に電撃が落ちるような衝撃でした。

この番組経験で、忘れられない影響を受けた人は、同世代で密かに、かなりの数居るらしく、今回いろいろ調べてなんとなく判明しています。

 

観た人、いますか?

いま、思い出したとか。

 

ジェイコブ・ブロノフスキー(Jacob Bronowski 1908年1月18日 - 1974年8月22日) は、ポーランド出身の、ユダヤ系のイギリスの統計学者・歴史家、詩人で、科学と哲学の両サイドにわたって、ひろくものを考えた人です。

亡くなった日にちを考えると、このBBCの番組は、先生の最後の仕事であったことが分かりますね。

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ブロノフスキーは、科学と芸術を、人類の歴史の中で人間に必要なものとして、統一的に見ようとしています。自身も詩人であり、ウィリアム・ブレイクの研究家でもあり、放送作家でもあり、この番組ではプレゼンテーターもやってます。

見た目は変なおじさんですが。

 

僕は学校の勉強に、あまり興味の持てない子供でしたが、この中学生のときの衝撃が、ものを考えること、知ることへの飽くなき興味の開眼に繋がったんだ、ということを、先日の妹氏の証言で、思い出したのでした。

 

以後、生きてきて、こういう節目節目の電撃的な体験がありますが、それはおいおい、書いておくことにしましょう。

 

そうそう、もうひとつあげておくとすれば、J.S.バッハの『マタイ・パッション』を初めて聴いたときかな。

 

対訳「マタイ受難曲」 全曲 - YouTube

 

あれは人生観が根本から変わる曲ですからね!