にこたろう読書室の日乗

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0600 起床 気分快 晴 舞鶴市に令和の時代になっても活用されていない遺産「旧軍用財産」が眠っている話

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舞鶴・続報です。

 

平成28年認定の日本遺産「鎮守府 横須賀・呉・佐世保舞鶴~日本近代化の躍動を体験できるまち」とか、ゲーム「艦これ」のおかげで、若い人やこれまでこのジャンルに興味関心が薄かった人たちからも、舞鶴は注目が集まってます。

とてもいい街だし、人柄も良い。お酒や海産物も美味しい。

 

なので、さらなる観光スポットの発掘が望まれます。

 

そこで、こんな記事がありました。

2022年11月6日 産経ニュース

 

旧海軍鎮守府が置かれ、第二次世界大戦後の「引き揚げ港」だった京都府舞鶴市に、令和の時代になっても活用されていない遺産「旧軍用財産」が眠っている。ガソリン庫やトーチカの軍事施設が残る島々、旧海軍の防空指揮所などがある土地で、広さは約305万4千平方メートルに及ぶ。

一部は貴重な観光資源になりうるだけに、同市は有効活用を模索する。だが、計画性や安全確認の調査など活用へのハードルは高い。

 

東京で10月3日、開催された「旧軍港市国有財産処理審議会」。舞鶴市に残る旧海軍用地(国有地)の一部が、国から同市に無償譲渡されることが決まった。海軍舞鶴鎮守府築港材料置き場跡地で広さ約6370平方メートル。JR西舞鶴駅の北西1・2キロにある空き地で、国道175号に面した〝一等地〟だ。

 

同市では平成26年、軍艦の材料を保管する「旧舞鶴海軍工廠艦材囲場」が伊佐津川運動公園として利用するため、譲渡されて以来となる。なぜ、譲渡や活用は進まないのか。

 

ここなんですが、凄く地味な空き地の景観ですね。

この地所を生かして、なにができるかな。

 

舞鶴市がアピールする「旧海軍鎮守府のまち」として、まだ譲渡されていない活用の可能性が高い資産としては、こういうものがあります。

 

①蛇島(じゃじま)ガソリン庫

舞鶴湾の無人島・蛇島にある「舞鶴鎮守府島嶼(とうしょ)施設」で、大正11年に海軍の燃料保管施設が設置された。島を貫通するトンネル4本(長さ65~70メートル、幅3・6メートル、高さ3・5メートル)や石垣の護岸などもあり、当時のインフラ技術を伝える貴重な遺産とみられている。

 

②戸島 舞鶴海軍工廠戸島大砲発射場標的

戸島は舞鶴湾内で最大の島。島の海岸の東側と南側には旧海軍が護岸を作り、大砲発射場標的跡やトーチカが残る。

 

③東山防空指揮所

舞鶴港にほど近く、舞鶴警察署東支所の裏手、赤れんが博物館の北側にある東山に、防空指揮所と東山銃機砲台がありました。地下にある旧海軍の施設跡が残っています。

ドームは山の中に掘られていて、幅16m奥行37m高さ8m、ここに木造3階建の建物があったそうです。戦後、GHQが爆破したそうですが、頑丈に作られたこの大きなドームは破壊することが出来ず、入り口が塞ぐ処置だったようです。今は立ち入り禁止です。

 

舞鶴市観光振興課の担当者は「いずれも時代を経て、戦後は手つかずの状況。調査や観光ニーズなど調査が必要」と述べる。調査費用などに相当な予算が必要になる見込みという。それでも「精査したうえで目的を持って、海軍ゆかりのまちとして資産をいかしていきたい」と話す。

 

また、行ってみたいなあ。