にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0530 起床 晴 気分並 突然ですが、お酒を飲めば、どんな仕組みで酔っぱらうのか?

血圧値 121/76/105 酸素飽和度 98% 体温 36.4 体重66.5キロ

 

今朝は脈拍が高いです。寒かったのかな。

東日本と西日本は西から高気圧に覆われて、広く秋晴れとなる見込みだそうです。紅葉が見頃となっている所もあり、紅葉狩りにも良さそうです。

 

紅葉って、最近見たことないなあ。

 

退院後、たまにお酒を飲むことがあるのですが、外で友達とかと楽しく飲んだりすると、ごく稀ですが、記憶がとぎれとぎれになることがあります。

弱くなったのかなあ。

お医者さんからは、「適度」なら、止められてはいないんですけどね。

 

 

脳の部位によってもアルコールの影響は異なるらしいけど。

■ 大脳皮質:人間ならではの高等な思考をつかさどる

辺縁系:本能的な欲望や感情をつかさどる

■ 海馬:記憶の書き込みや呼び出しを行う

■ 小脳:運動のなめらかさをつかさどる

■ 延髄:呼吸や体温調節など生物としての基本的な機能を行う

 

脳幹への影響はどうなのかしら。

そもそも、お酒を飲むと、どんな仕組みで酔っぱらうのか?

 

こんな感じ。

 

飲むピッチが速すぎたり、飲む量が多かったりすると、肝臓のアルコール処理能力がペースダウンするので、アルコールは血液を通って大脳に作用し、大脳を麻痺させる。これが酔いの正体だ。

 

大脳(脳脊髄)には、血液脳関門(BBB/blood-brain barrier)という関所がある。血液脳関門は、中枢神経のホメオスタシス(恒常性)を守るために、血液から大脳(脳脊髄)に有害な化学物質や異物が侵入するのをブロックする防御システム。全長600kmもあるとされる脳内の血管壁を覆いつくしている内皮細胞の強固な大要塞だ。

 

血液脳関門は、大脳のエネルギー源になるグルコースブドウ糖)は通すが、過酸化脂質のように有害な脂肪酸は通さない。脂肪酸のうち神経細胞の細胞膜に欠かせないDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)はブロックされる。さらに、分子量500以下のタンパク質や、脂溶性の高いアルコールをはじめ、カフェイン、ニコチン、抗うつ薬は、血液脳関門をフリーパスする。アルコールは、難攻不落の大脳(脳脊髄)のバリアーをやすやすとすり抜けてしまう。

 

アルコールは、まず呼吸や心拍数、血圧を牛耳る脳幹網様体を酔わせ、理性を司る大脳新皮質の働きを奪い取る。やがて本能や感情をコントロールする大脳辺縁系の活動を活発にするため、陽気になったり、気が大きくなったりする。気持ちを高揚させる神経伝達物質ドーパミン、緊張した心身を解きほぐす脳内物質のセロトニンも、追い討ちをかける。爽快、ほろ酔いから酩酊に向かう。

 

息つく間もなくアルコールは、運動機能を調整する小脳に侵攻する。千鳥足になったり、立てなくなったり、呂律(ろれつ)が回らなくなったりする。泥酔に入る。

 

記憶に関わる海馬まで酔いが回れば、ブラックアウト(記憶喪失)の状態に追い込まれる。生命維持に欠かせない脳幹部や呼吸中枢である延髄まで達すれば赤信号! 昏睡すると死に至るリスクが一気に強まる。



僕は、順序が逆で、先に脳が壊れてるんだから、やっぱりお酒は気をつけたほうがいいな。