血圧値 131/87/66 酸素飽和度 98% 体温 36.2℃ 体重 68.5キロ
昨日は東京も33度超えの暑さでした。
梅雨がまだ来ないうちに、夏至の到来。
夏至(げし)は「日長きこと至(きわま)る」という意味がある日で、北半球において1年でもっとも昼の時間が長い日です。
日本でも、今年は6月21日(金)に夏至を迎えました。
田舎のおばあちゃんちの、庭先のイメージ。
さて、ちょっと買い物ついでに、街へ出てみましょう。
Aesopに用があるのです。
買いものが済んで、ビル街の街角を曲がると。
こんな風景。
突如、森の中に入りこんでしまいました。
初夏の緑が涼しげです。
足元には、ツワブキの葉かな。
鳥の声が聞こえます。
見上げてみれば。
葉の緑に太陽光が透けて、うつくしい。
よく見ると向こうに近代的な建物の一部が見えますね。
先ほど寄ったAesopは「新丸ビル店」、今いるこの場所は、東京駅から徒歩10分くらいのビル街の谷間にある「大手町の森」なのです。
ちゃんと見に来たのは今回が初めて。
☆
2023年8月に開業10年を迎え、「森(しん)・呼吸できるまちづくり」を運営コンセプトに掲げる大手町タワー(東京・千代田区)。
その敷地面積の3分の1を占める約3,600m²に「日本一の都市の森」をめざす本物の森が息づいています。
その名も「大手町の森」。希少種を含む約300種もの植物が野鳥や昆虫たちを呼び、都心に新たな生態系を宿す豊かな自然環境です。
周辺エリアで働く人々に憩いとやすらぎを提供し、都市公園コンクールで国土交通大臣賞(企画・独創部門)を受賞するなど、都市緑化のモデルとして高く評価されています。
これは「都市を再生しながら自然を再生する」という開発コンセプトを具現化した新たな挑戦です。
この森は、保護したのではなく、新たに造ったのですね。
しかも、モックアップ工法という驚くべき方法で。
「プレフォレストという手法で、千葉県君津市から移植しました。大手町の森と同じ条件でモックアップの森を育て、3年間、土壌や植物、適切な管理方法などを検証してから、ここへ持ってきたんです。」
「モックアップとは実物大モデルのこと。別の場所に検証用の森をつくったのです。
まず千葉県君津市の山林に大手町の森の1/3、約1,300m²のスペースを確保しました。そこに、土の起伏や人工地盤、土壌の成分、樹木の密度や種類などを大手町と同じようにして植物を植えました。それから約3年かけて季節ごとの植物の生育状況や適切な管理方法などを検証。改良を加えた土壌や植物を大手町にそのまま移植しました。」
新しく生まれた森には、動植物が移住してきたり、渡り鳥が通過したり、狸がやってきたり。
そして、あたらしい風が吹く。
箱庭的な実験施設ではない、あたらしい自然のとらえ方、考え方のようなものの芽吹きを感じさせられる、都会の森。
また違う季節、違う風景に出会うために、来てみたいと思います。