血圧値 117/84/63 酸素飽和度 98% 体温 36.2℃ 体重 68.8キロ
なかなかの名局かもですが、また、「戦闘機」の面目躍如。
将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖)が3月19日に行われた棋王戦コナミグループ杯五番勝負第4局で、渡辺明名人に勝利し棋王位奪取を決めた。この結果で、藤井竜王は20歳8か月の最年少六冠王に。羽生善治九段に続く史上2人目の快挙達成となった。
7五桂!
これがまた、鋭い踏み込み。
その前の4四角から怪しい雰囲気ですが。
この辺の一連の勝ち筋は、悠々と読みの内なんだなあ。
じつはその前に、6六桂からの「神の寄せ」があって、これは解説陣(ABEMAの中継に出演した飯島栄治八段)が気がついていたんだけど、藤井さんはなぜか見送りました。瞬時に読み切れる変化ではないし、解説者と対局者の状況は違うからね。
それがこの桂馬の跳ねだし。
ここですでに先手は負け。
4五桂と打ちますが、桂が6六へさらに急降下して、続けてもう一つの桂が6七へ成れば、飛車を犠牲に取らせている間に、後手勝ちだった。
こうなるのですね。
実戦では、4五桂打ちに藤井さんは飛車を逃げたので、この後しばらく渡辺さんの必死の粘りが続きました。
大熱戦、拍手。
流石に時間が無かったからなあ。
あえて無理をしない、という勝負術も身につけたのかな。
それはそれで、実践的。
これについては、もちろん分かっていたらしく、局後はこんなコメント。
本局は中盤以降で踏み込む手を逃してしまったところがありましたが、粘り強く指すことができたのかなと思っています。棋王戦シリーズは難しい将棋が多かったので、しっかり振り返ってまたそれを活かせるように頑張りたいと思っています。4月からまた名人戦と叡王戦の2つのタイトル戦が始まりますので、そちらでもしっかり良い状態で迎えて、良い将棋にできるように頑張っていきたいと思います。
渡辺さん、この敗北を引きずっての、名人戦7番勝負だからなあ。
ちょっと一方的な流れが懸念されます。
永瀬が孤塁を守れるか。
羽生さんが再挑戦をいくつ決めてくるか。
管井さんとの対振り決戦の行方はどうなるのか。
今年の将棋界は、目が離せませんね。