血圧値 126/80/83 酸素飽和度 98% 体温 36.5℃ 体重 69.9キロ
死というものは、他人の死であっても、自分の死であっても、冷静に受け止める以外にはないものだと思います。
僕の身辺で言えば、これまでの人生で祖母が、母が、父が、妻が、すでに亡くなりました。
そして、僕自身も死にかけました。そして、いままた、生きようとしています。
人が生きるということは、ある時点から、「死なれたもの」、として生きるということです。
誰かに死なれるという、その絶対的な喪失感に直面するまでは、まだ、人は人として「生きて」はいない。
他者の死を、その喪失感を、受け入れて初めて、自分の生が始まる。
明日からの生に向かって、そのあらたな第一歩を踏み出す覚悟を持つ。
つまり、他者の、そして自分の、死と喪失とを受け入れることは、これからの生に対する覚悟を自覚することである、と思います。
別の言い方をすれば、生き残った人は、先に亡くなった方たちの、いのちの時間を受け継ぐ、ということですね。
ただ、あまりにも突然で急激な死は。
北海道の朱鞠内湖(しゅまりないこ)に釣りに来ていた男性が行方不明になっていた件で15日午後、人の頭部が発見され、恐怖が広がっている。周辺には胴長靴をくわえたヒグマが目撃されており、ヒグマの関与が疑われている。現場の湖は幻の魚イトウがいるという有名釣りスポット。北海道の釣り人にとってヒグマ対策は必要不可欠だという。
頭部といっしょに釣り道具が回収されている映像をみたけど、ダブルハンドのフライロッドだったなあ。
ショアに立ちこんでるところを後ろから襲われたのかな。
怖いなあ。
僕はこの釣りは、もうできないかもしれないけど。
朱鞠内湖。
とてもうつくしい場所ですね。
日はまた昇り、また沈む。