血圧値 132/85/76 酸素飽和度 98% 体温 36.0℃ 体重 67.3キロ
今年の年明けは、ほんとうに不安で、哀しいことばかり、たてつづけに起きているような気がしますね。
なんなんだろう、これは。
八代亜紀さん、JAZZのライヴに行ったことがあります。
彼女の地元でのデビューはJAZZだったんじゃないかな。
「舟唄」「雨の慕情」などのヒット曲で知られ、艶っぽくハスキーな歌声で「演歌の女王」と呼ばれた歌手の八代亜紀さんが2023年12月30日、急速進行性間質性肺炎のため死去した。73歳。熊本県出身。
そして、まだ続く地震災害の深刻な被害状況。
石川県能登地方で最大震度7を観測した地震で、同県は9日、県内の死者が202人(午後2時現在)になったと発表した。
同県は、このうち珠洲市の6人が避難生活に伴う体調悪化などで亡くなる災害関連死だと発表した。今回の地震で災害関連死が明らかになるのは初めて。
行方不明者は珠洲市の1人。連絡が取れない「安否不明者」は計102人となっている。
そして地殻の不穏な動きは続きます。
危険は、僕たちの足元に深く、潜んでいるのです。
9日午後5時59分頃、新潟県佐渡付近を震源とする地震があり、新潟県長岡市で震度5弱を観測した。
気象庁によると、この地震により若干の海面変動が予測されるが、被害の心配はない。震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6・0と推定される。
太平洋側が安全、という保証はどこにもありません。
☆
著名な人が亡くなる。
身近な人が亡くなる。
遠くの知らない人が亡くなる。
病気で、厄災で、戦争で、ひょっとしたら寿命で。
どのような死にも、受け止めがたい哀しみがあります。
どんなに理屈で納得しようとしても。
僕もこれまでに、祖母が、母が、父が、妻が、そしてお知り合いが、亡くなりました。
そして僕はまだ、生きています。
まあ、死にかけましたが。
生き残った人は、亡くなった人を忘れることができない。
その喪失感。悲嘆。
この状態を「グリーフ」と呼ぶらしい。
そして、それでもなお、「誰かに死なれた人」としてのみ、僕たちはまた明日を生きることになる。
死なれたものの、この世。
その瞬間から、世界は違った色合いで視えてきます。
これまでにまだ、身近な人、大切な人に死なれていない、という人もあるでしょう。
それはありがたいことなのかもしれませんが、いつかその日は来る。
そのとき初めて、本当の意味での自分の人生が始まるのかもしれない。
死なれたものとして、この世を生きる人生が。
哀しみを背負う、のとは違います。
「死別」とは、残された者にとっての試練なのです。
かんたんなものではないけれど、それを乗り越えたときに、なにか大事なものを受け取ることになる。
いのちの意味をみすえて、むしろ前向きに生きられる、というべきでしょうか。
やがて、自分にも死の瞬間が訪れます。
そのとき、どういう景色がみえるのでしょうか。
そんなことを考えさせられる、今日このごろです。