血圧値 109/76/62 酸素飽和度 98% 体温 36.2℃ 体重 69.8キロ
やっと、晴れました。雲一つありません。
菅井さん、やったなあ。
藤井さんに「最強振り飛車」で完勝。
前局の完敗を覆して、これで五分。
振出しに戻って、改めての3番勝負になります。
終局後、大盤解説場に現れた藤井さんは「こちらから攻めて行ったのが無理筋で、菅井八段にうまく指されてしまった。完敗だったのかな。次局は熱戦になるように頑張りたい」と話しました。
一方の菅井さんは「中盤が難しい将棋でしたが、中盤以降うまく指せたと思います」と勝利を振り返ります。
今の将棋界の状況として、居飛車対振り飛車の対抗戦はあまり指されないし、振り飛車戦法に対するAIの評価もかなり冷ややかなので、藤井さんにとっては未知の領域で、経験値も少ない。
ここが、菅井さんにとっての勝負所なのですが、今回は藤井さんの直線的な攻めを、上手くいなした曲線的な指し方が功を奏しました。さすが、泣きが入った一局だなあ。
負けても、その対局から敵の技を瞬時に奪う(キマリみたい!)という藤井さんの奥義があるので、次の第3局はまた、熾烈な戦いになるでしょう。
先手番の藤井さんの作戦が見ものです。
全棋士が注目します。
いやあ、楽しみだなあ。
渡辺さんも頑張らなくちゃなあ。
ということで、今日から名人戦の第2局です。
直近、藤井さんが負けているので、彼が2連敗するという確率は極めて低い、というのが渡辺さんにとって、なんか嫌な感じでしょうね。
藤井さんに勝つには、いったいどうすればよいのか。
あのかたに、聞いてみよう。
Q:藤井聡太を破るには?
A:藤井聡太さんは非常に強い将棋のプレイヤーであり、簡単に破ることはできません。しかしながら、将棋においては、勝つための戦略が存在します。以下は、藤井聡太さんを破るための一般的な戦略のいくつかです。
①自分の得意な戦法や戦略を使うこと
藤井聡太さんが得意とする戦法や戦略に対して備えることはもちろん重要ですが、同時に自分が得意とする戦法や戦略を使うことも効果的です。自分が得意な戦法や戦略で藤井聡太さんを攻めることで、彼の守りを崩すことができる可能性があります。
②相手の弱点を突くこと
藤井聡太さんは強いプレイヤーですが、彼にも弱点はあります。例えば、序盤に相手の攻撃に対処するのが苦手という傾向があります。相手の弱点を突くことで、攻め手を生み出すことができます。
③着実に地盤を固めること
将棋においては、攻めるだけでなく、守りも重要です。相手の攻撃に対処しながら、着実に自分の地盤を固めることで、将来的に攻める機会を作ることができます。
④プレッシャーをかけること
藤井聡太さんは若くして多くの実績を残していますが、その一方でプレッシャーに弱いという一面もあります。プレッシャーをかけることで、彼のプレイに影響を与えることができます。
以上のような戦略を駆使することで、藤井聡太さんを破ることができるかもしれません。しかし、将棋は非常に複雑なゲームであり、簡単に勝つことはできません。常に研究やトレーニングを重ね、自分の実力を高めることが重要です。
なるほど。意外といいことを言っているかもだなあ。
じゃあ、人間の意見も聞いてみよう。
藤井さんに実際に勝っている(勝ち越している?)地球人代表のお二人の意見は、こんな感じ。今後対局の機会があれば、どう挑むのか。そう、タイトル戦の挑戦者になるか、トーナメントの棋戦で上位に上がるとかしないと、対局のチャンスさえ来ないのです。
「今は強すぎるという印象がありますが、藤井さんといえども、10割勝っているわけではありません。試行錯誤の余地は必ずあるはずです」(大橋貴洸 七段)
「どんな相手にだって勝ちたいし、藤井さんに勝てば注目も集まる。ともすれば若手棋士の中には、やる前から藤井さん相手なら負けても仕方がないという雰囲気があるようですが、自分の場合、対戦はむしろ喜びです」(深浦康市 九段)
この藤井キラー・深浦九段。NHK杯将棋トーナメントで勝利を収めているのですが、その時の話が面白い。
「この時は『雁木』という戦型を取ることを決め、事前にAIを使って徹底的に研究した。その上で対局に臨むと、藤井さんはまさにAI通りの“最善手”を指し続けてきたのです。そこで術中にはまらないよう、途中であえてAIとは別の、これまで指されたことがない手を指しました。それでも藤井さんは“最善手”を指し続けてきて驚いたのですが、そうした変化に対応するためか、藤井さんは持ち時間が次第に少なくなり、隙が生まれた。そこを突くことができたのです」
この対局は全国に放送された。投了後、藤井四冠が机におでこを付けて突っ伏すシーンが話題になりました。
「解説者が現れるまで、2~3分間うなだれっぱなし。あの時、藤井さんは突っ伏しながら指だけを動かしていたとか。彼が対局後、頭の中で局面を振り返るときによく使う指の動きそのものだったそうです。ですから負けて悔しかったというより、前向きに局面を振り返るために、目の前の情報を遮断して自らに反省を促している時間だったのかな、と。」
さて、これからどうなるのかな。