にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0530 起床 気分快 晴 もう、晩秋というのかな。勝負の世界に絶対はない?、という話。

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とても爽やかで、凛とした秋の朝です。

もう、晩秋というのかな。

 

 

たまには、将棋の話を。

 

将棋の8大タイトルの一つ、第35期竜王戦の第5局が福岡県福津市宮地嶽神社で今日、明日に開催されるのを前に、藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖と合わせ五冠)と挑戦者の広瀬章人八段が報道陣の取材に応じています。

 

宮地嶽(みやじだけ)神社って知らなかったけど、なかなか立派な神社ですね。

 

御祭神は息長足比売命[おきながたらしひめのみこと]《 別名:神功皇后[じんぐうこうごう] 》という、謎めいた神格です。

 

こんな感じ。

 

いわゆる三韓征伐物語の中心人物。「記紀」によると仲哀天皇熊襲を討つため九州に赴き筑紫の橿日宮(香椎宮)で急死すると、同行の皇后は妊娠中にもかかわらず、武内宿禰とはかり新羅に遠征、新羅降伏後筑紫に帰ってホンダワケノミコト(応神天皇)を産んだという。

この遠征の結果,百済高句麗も日本に帰服した。皇后は大和に戻ってほかの王らを討ち、応神天皇を皇太子に立てて、約70年間皇太子の摂政としてみずから政治をとったといわれる。また『日本書紀』は皇后を暗に『魏志倭人伝』にみえる女王卑弥呼に擬している。

 

2月下旬10月下旬の年に2度、男坂の石段から宮地浜まで真っ直ぐに伸びる参道の延長線上に夕日が沈む光景が、「光の道」と呼ばれて有名なところだそうです。

 

阿弥陀如来西方極楽浄土や、南西諸島のニライカナイ海上浄土などのイメージに繋がるものがありそうですね。

行ってみたいなあ。

 

こんな感じ。

 

藤井竜王は今シリーズを3勝1敗とし、初防衛に王手をかけています。

絶対王者・藤井竜王は「押されている対局が多いので内容をよくしていかないといけない」、広瀬八段は「1局でも多くさせるよう頑張りたい」とそれぞれ意気込んだ。

サッカーW杯で日本代表が前日、ドイツ代表に歴史的な勝利をあげましたが、広瀬八段はリアルタイムで観戦したといいます。「日本代表の置かれている状況は、今の自分と似ていなくもない。勝負の世界に絶対はないと証明してもらい、いい刺激になった」と語っています。

 

将棋の世界は、AI出現以来、人間勢がPCに対して不調で、その将来がやや危ぶまれていましたが、AI越えの天才・藤井聡太の出現で、息を吹き返しました。

 

ただ、このことは新たな不安要素をもたらしているのでないか、と思います。

 

「勝負」というものには、勝ち負けがあります。

勝ったり負けたり。そこが面白いわけです。

 

「勝負」は分類すると、決定勝負と非決定勝負に分けられます。厳密にいえば、決定勝負は「勝負」ではないわけですが。

 

技能的・精神的に強いものが必ず勝つのが「決定勝負」。

運やその他の不確定要素が作用してどちらが勝つか分からないものが「非決定勝負」。



囲碁・将棋・チェスなどは前者で、麻雀・トランプなどは後者。

「決定勝負」とはいえ、人間がやる限り、間違えるということが起こるので、普通は「勝負」形になるわけです。

 

そこへ「間違えない」AIが出現し、さらに「AIを越えているかもしれない」藤井聡太が出現した、というのが現状。

藤井聡太は、現在AIを教育する立場にあります。

 

竜王戦は、2日制なので、この勝負は明日、決着がつきます。