にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0630 起床 気分快 晴 川崎港町・鈴木町界隈巡行①【見て、歩いて、よろこぶもの】レコードと味の素の駅に降りてみる話。

血圧値 120/76/67 酸素飽和度 98% 体温 36.3℃ 体重 68.8キロ

 

昨日のことですが、多摩川下流方面に出かけました。

この辺り、とても久しぶり。

 

京急大師線港町駅

僕は初めて降りる駅です。

 

全区間前面展望】京急大師線 京急川崎~小島新田 KeikyūDaishi Line KeikyūKawasaki~Kojimashinden -  YouTube

 

川崎駅から川崎大師へ行くための支線。

昔、1回だけ乗ったことがあるかなあ。

 

じつは、京浜急行電鉄京急)の発祥はこの大師線なのです。

川崎大師への参詣客輸送を目的に設立された鉄道が発展して、いまの京急になったのです。当時は、大師電気鉄道という社名でした。

なんと、こちらがレジェンドだったのですね!

 

毎年約300万人が初詣に訪れる川崎市の川崎大師。

参拝する人々を輸送するため、1899年に開業。京急川崎駅から川崎大師駅などを経て、小島新田駅までの約5kmを東西に結んでいます。

 

 

1899年(明治32年)1月21日、晴れ。
午前10時、1両の電車が満員の乗客を乗せて六郷橋から大師へ向けて走った。

 

これが大師線、つまり京急の記念すべき第1号車両です。

 

地図を引いて見ると、こんな感じ。

 

京浜急行・大師線

 

その最初の停車駅が、京急川崎駅から1.2kmの距離にあるこの港町駅です。

「みなとちょう」と読みます。

 

 

 

ホームには楽譜が描かれています。

港町十三番地

 

 

エントランスにはひばりさんのパネル。

 

戦前、この駅は「コロムビア前駅」と名乗っていました。

日本コロムビア川崎工場がこの駅すぐ北側にあったのです。

 

同工場は日本のレコード発祥の地としても知られています。

昭和時代のヒット曲の多くが、この工場でプレスされて全国に出荷されていたのでした。そのなかには、昭和32年に発売された美空ひばりさんのヒット曲「港町十三番地」がありました。

具体的な地名は歌詞に出てきませんが、今の港町5丁目付近を歌った曲といわれています。

当時の日本コロムビアの所在地は「九番地」ですが、ゴロが良いことから「十三番地」にしたとの説も。

 

港町駅北口を出ると、そこが日本コロムビア川崎工場の跡地です。いまは京急電鉄が建てた高層マンションが立ち並んでいます。

 

日本コロムビア(当時の日米蓄音機製造)川崎工場は、川崎に進出した近代産業の草分的存在として、明治42(1909)年4月に操業を開始し、同年5月には、国産第1号の円盤レコードを市場に送り出しました。

 

あくる年4月、日米蓄音機製造株式会社から発売された国産蓄音器の第1号はこんな感じ。

 

 

ニッポノホン 35型
製作者:NIPPONOPHONE COMPANY.LTD 日本蓄音器商会(現・日本コロムビア株式会社)
製作年:1910年代
サイズ:本体H:18.5cm, W:34cm,D:34cm(ホーン含H:76cm, W:34cm,D:34cm)  

 

朝顔形のラッパが付いている「ニッポノホン」全4機種が同社川崎工場で生産され、当時の平均月収である35円(機種によって25~50円)で販売されたそうです。

 

大正3(1914)年の「カチューシャの歌」、並木路子氏の「リンゴの唄」、古賀メロディー、美空ひばり氏のヒット曲、川崎出身の詩人佐藤惣之助氏作詞による「湖畔の宿」など、数え切れないほどの歌謡曲、邦楽、洋楽、クラシック音楽など、心に残る名曲がこの工場で作り出され、全国に広がっていったのです。

 

コロムビア川崎工場全景図


この全景図は、関東大震災後に再建された港町の川崎工場の絵で、永く市民に親しまれた「東洋一のネオン塔」が設置された、昭和6(1931)年頃のもの。

 

 

 

このマンションの一棟に、マンションギャラリー「DAISHI めぐりうむ」があります。

副題は、『大師線を巡る3社の歴史みゅうじあむ」です。

これはまたの機会に触れましょう。


3社というのは、京急電鉄日本コロムビア、それに隣接地にある味の素です。

港町駅の隣駅となる鈴木駅は、味の素の創業者の名前をつけた駅で、鈴木駅になる前は味の素前駅という駅名だったといいます。

 

 

これは北口。

もとはコロムビア社の社駅だったわけですが、いまは3本の高層マンションの真下に出ます。

 

 

踏切からプラットホームをチェックして、多摩川の土手のほうに廻ってみます。

面白いものがあるのです。

 

 

土手の上から元のコロムビアの敷地方面を見た構図。

この土手を後ろ側の下流側に少し歩くと。

なにやら不思議な構造物がありますね。

 

 

多摩川の対岸は六郷土手です。

もう最下流域なので川幅が広い。

あの巨大石造物はなんだろう。

 

 

水門みたいです。てっぺんに変な形のオブジェが載っている。

 

 

川崎河港水門(国登録有形文化財

 

第一次世界大戦による好景気の中、川崎市は足りなくなった工場用地の拡大を図る運河・港湾計画を立てた。川崎河港水門は、この計画の一環として将来の発展に備えるべく、当時の多摩川改修事務所長であった内務技師・金森誠之(かなもりしげゆき)氏の設計により、大正15(1926)年11月に着工、昭和3(1928)年3月に完成した。

2本のタワーと、タワーをつなぐ梁、ゲートによって構成され、タワーの頭頂部には当時の川崎の名産品のブドウ・梨・桃等をあしらった装飾が施されている。梁部分には、現在は残っていないものの、エジプト様式の船のレリーフがあった。

現在でも、千葉方面からの砂利の陸揚げ施設として使用されている。
運河・河港計画は、現在の川崎区を対角線状に横切る、幅員33~40mの大運河計画として、内務省の都市計画事業の認可を受けたが、敷地内に住宅や工場が建てられ、戦局の悪化による経済への影響などもあり、昭和18(1943)年に廃止された。

 

次号につづく。

 

0630 起床 気分快 晴 Yukaシェフの【ピカピカ・クロニクル】⑥ 卵料理のヴァリエーション! 文字通り、生きていてよかったというレベルのアラカルト。

血圧値 122/80/60 酸素飽和度 98% 体温 36.4℃ 体重 69.2キロ

 

今日、明日は夏日になりそうです。

窓の外は、快晴。

 

 

梅雨前線が停滞しているらしく、この土日にも沖縄・奄美で梅雨入りとはいえ、関東は例年より遅くなるみたい。

ということは、夏が暑く長いのかな?

 

 

さて、シチリア料理『PicaPica』の歴史を振り返るシリーズも後半戦。

1年間でこれだけ特定のジャンルの料理を食べたということは、僕の自分史上でも、かつてない経験。

 

ここからは、アラカルトもしばしば登場してきます。

File №51からの折り返しです。100までいけるのかな?

 

【File №66】 菊芋とビーツとニンジンとカブとブロッコリーのソテー 目玉焼き載せ カラスミ風味

 

 

凄いヘルシーだけど、意外と濃厚な味わい。

今回は普通の卵、だそうです。

でも、美味しい。

 

【File №65】 タコとイチジクのマリネ

 

 

【File №66】 シチリアのかぼちゃの冷製スープ

 

 

【File №65】 お日さま野菜と目玉焼きとマグロのカラスミ

 

 

シェフ究極の目玉焼き!


高知県の特産鶏、土佐ジローの卵と野菜のグリルです。

ニンジンとカブ、ブロッコリーの茎と花と葉っぱの上に2連の目玉焼きが載ってます。トッピングのカラスミの塩味とコクが旨い❗

 

これはもう、主菜級の貫録ですね。

 

【File №64】 金時草のアンチョビー炒め

 

 

これは「きんときそう」ではなく「きんじそう」と読みます。

葉の裏が綺麗な紫色です。

熱帯アジア原産のキク科の多年草です。
江戸時代に中国から渡来し、熊本県水前寺町で栽培されたことから「スイゼンジナ」の和名があります。これが石川県金沢市に伝わり、加賀野菜の一種になりました。

 

金時草

 

【File №63】 ラム肉の赤身希少部位の柔らかいステーキ

 

 

素材はこんな感じ。

 

 

柔らかくて、バルサミコ風味のほの甘いソースが良いですね。

 

【File №62】 モルタデッラハムと小松菜

 

 

モルタデッラ(モルタデラ)はイタリア・ボローニャ発祥の伝統的な太物ソーセージで、エマルジョン生地の中にラード(脂身)の小片が入ったものです。

 

【File №61】 鱈の身のコロッケ

 

 

干し鱈(バカリャウ)といえば、ポルトガル料理ですね。

塩漬けにして干されたタラを、水で戻したものを調理するのですが、そのバカリャウを使った料理は、365通り以上ポルトガルに存在するとも言われ、ポルトガル人の間で最も人気のある食材の 1 つです。

シチリアで食べる鱈も、遠く北海からもたらされたものなのかな。

 

【File №60】 みずだこと金時草のマリネ

 

 

この小松菜みたいなやつが金時草。式部草とも。

沖縄ではハンダマというそうです。

ポリフェノールβカロチンが豊富なんですね。

 

【File №59】 蕪と里芋のスープ

 


カブはハロウィンに似合いますね。

 

「ハロウィン」に付きものといえば、“ジャック・オー・ランタン”。

カボチャの中をくり抜いて、中でロウソクを灯し、ランプのように魔除けがわりに軒先に吊るすのが正しいスタイル。

 

じつは、ケルト人が魔除けとして使っていたのはカボチャではなくカブ。

では、なぜ「ハロウィン=カボチャ」のイメージが定着したのでしょうか。

それは、キリスト教の行事として世界に広まる中、アメリカに伝わるのとほぼ同時に
カボチャに差し代わったといいます。

 

その理由は、「ハロウィン」の時期に、アメリカはカブの生産量が少なく、カボチャが多く収穫されていたというもの。

それが全世界へと広まり現在の「ハロウィン=カボチャ」のイメージの定着につながったとのことです。

「ハロウィン」が開催される初冬に多く収穫されるカボチャは、別の意味での旬の野菜といえます。

 

【File №58】 番外スペシャル Yukaのオムレツ

 


お願いして、焼いてもらいました。
シンプルにして奥が深い一皿。

卵料理って、好きなんです。

 

【File №57】 カブとレンズ豆のスープ

 

 

【File №56】 カボチャのマリネ

 


鮭じゃありません。カボチャを素あげして作る。

野菜なのにボリューミーで面白いですね!

 

【File №55】 ムール貝檸檬風味

 


ムール貝のワイン蒸し、のようなものかな。

和風居酒屋のアサリのやつは定番ですね。

そのゴージャス版。

 

【File №54】 薩摩鶏ときのこのマリネ

 

 

鹿児島を代表するブランド地鶏は「さつま若しゃも」「さつま地鶏」「黒さつま鷄」の3種ですが、そのどれかなのかな。

 

【File №53】 えびす鯛と烏賊のフリッター

 

 

これは珍しい魚。僕は初めて食べました。

「恵比須鯛・夷鯛」というのは神奈川県三崎、志摩などでの呼び名。

「夷(恵比寿)」は外国の人、もしくは奇異な姿をした人という意味があるので、独特の姿からきた呼び名ではないかと。

 

エビスダイの形態写真

 

英名は兵士魚 Soldierfish ですが、鎧(armor)を着けた兵士を思わせる魚という意味。

たぶん、地中海には居ないだろうな。

 

【File №52】 鶏ときのこのソテー

 

 

あの鶏、「土佐ジロー」かな!

色合いも見るからに美味しそう。

 

【File №51】 魚介ときのこのフリット

 

 

軽い塩味がビールにも発泡ワインにも、地中海の明るい陽射しにも合うと思います。

バルセロナの港町で食べたのに似ています。

0630 起床 気分快 曇 Yukaシェフの【ピカピカ・クロニクル】⑤ まるで手品師の帽子のように毎回違うお料理が飛び出す!

血圧値 126/86/69 酸素飽和度 98% 体温 36.2℃ 体重 69.2キロ

 

まるで手品師の帽子のように、毎回違うお料理が飛び出す PicaPica のYukaシェフのキッチン。

 

ウサギの耳を持つ魔法の帽子。魔法のシルクハットからウサギの耳のマジックのトリックが表示されます。のイラスト素材・ベクター Image 49156724

 

いったい、いくつのレシピが頭の中にあるんだろう?

 

残念ですがその終焉(終演?)が近づいていますので、急いでクロニクルをまとめなくちゃ。

僕の、この1年間の人生とも重なるものなのです。

 

去年の6月にオープンして、10月からアラカルトメニューもスタートしました。

「前菜盛り合わせ」+「パスタ(3種)」で決め打ちでしたが、いろいろ選べるようになりました。分量の調節もできますね。

 

 

こんな感じで小皿で出てきたり。

 

 

それでは例によって差分ファイルをご紹介。

 

 

【File №50】 ハロウィン鶏・ローストチキン

 

 

この鶏はちょっと珍しいもので「土佐ジロー」といいます。


土佐ジローは、高知県の特産鶏としてブランド化され、認定生産者が、平飼いや十分な飼育期間など、一定の条件で飼育したもののみ「土佐ジロー」として出荷できます。

「まるでジビエ」「薔薇色の肉は野趣たっぷり」「油が圧倒的に少ないが、肉に感動的な味を秘めている」「ゆっくりと、何よりも鶏らしく育てている」

 

 

【File №49】 パーネフラッタウ  Pane Frattau

 

 

シェフにお願いして作っていただいた、卵料理。

オムレツ系かなと思ってたら、想像の斜め上を行く感じのものでした。

「パーネカラザウ」というパンを使った、シチリアのラザーニャ、と呼ぶべきものみたいです。

 

フライパンにトマトソースが完成したら、ブイヨンをいれて温める。

これにパーネカラザウを1枚づつ浸して柔らかくし、お皿に並べトマト ソースをぬり、チーズをかける

これを数回繰り返し重ねる。

酢を入れて沸騰したお湯の中でポーチドエッグをつくり、出来上がったラザーニャに乗せて卵 を崩して食べる!

 

たしかに、家庭料理風でしかもお洒落な「卵料理」ですね!

ありがとう、ご馳走様でした。

 

【File №48】 シイタケのオーブン焼き ジャガイモ・チーズ載せ

 

 

これ、大きな椎茸の直径のうえに、ジャガイモとチーズを載せてオーブンで焼いたもの。断面を見ると、椎茸の肉暑さが分かりますね。

 

 

椎茸の、存在感。

ちょっと準主食っぽい。

家庭料理をちょっと踏み越えた、手入れ感があって良いですね。

 

 

【File №47】 ラム肉のステーキ

 

 

シンプルな塩味で食べましょう。

バルサミコ酢も良いかも。

古代ギリシア以来、羊は地中海世界の代表的な家畜動物です。

 

【File №46】 ムール貝とトマトの白ワイン蒸し

 

 

言わずと知れた魚介の王者、ムール貝

オリーブオイルの風味が良いですね。

ムール貝の白ワイン蒸し(Moules au vin blanc)」は、ベルギーでたくさん食べましたが、あそこのは北海産です。

もともとは地中海原産の貝みたいなので、暖かい海が好きなのかな。

シチリア島東部の町メッシーナムール貝が有名だそうです。メカジキとともに。

 

【File №45】 烏賊とホタテとワカサギのフリット 

 

 

僕が初めて行った外国は、バルセローナ・オリンピック前の大昔のスペインなのですが、海岸のレストランで、地中海の海老や小魚をフリットにしたものを大皿に盛って、一人ワインの瓶を1本ずつ空けて、美味しくいただいたことを覚えています。

 

地中海料理イラスト|無料イラスト・フリー素材なら「イラストAC」

 

こちらの食材はさらに上等ですが、気持ちはいっしょ、です。

 

【File №44】 ワカサギの唐揚げ

 

 

琵琶湖産のワカサギは、昨今とても希少です。

ビールに合いますね。

 

【File №43】 烏賊のソテー 

 

 

魚介は地中海料理の定番ですね。

色合いがとても美味しそうです。

ワイン、あと1杯。

 

【File №42】 レンズ豆とサルシッチャの煮込み

 

 

お金持ちになれるイタリアの幸運料理、レンズ豆とサルシッチャの煮込み。

サルシッチャ(Salsicca )とは、イタリア語で「腸詰め」という意味で、加熱していない生ソーセージのこと。「塩」という意味のSale(サーレ)と「肉」という意味のCiccia(チッチャ)が語源となっているようです。これはイタリアでは年越しのお料理みたいです。

 

【File №41】 サフラン風味のお団子

  

 

サフランアラビア語で黄色を意味し,王室では代々,サフランで染め上げた衣服をまとっていたということです。 薬用にはこの花の柱頭(紅色部分)を用います。 生薬名はサフランまたはバンコウカ(蕃紅花)といい,婦人薬として用いるほか,パエリアやブイヤベースなどの食用色素として利用します。

0700 起床 気分快 晴 Yukaシェフの【ピカピカ・クロニクル】④ ついに40品目超え、どこまで続くのかな。修業先のシチリアで出会った感激の食体験の再現。 

血圧値 119/88/67 酸素飽和度 98% 体温 36.3℃ 体重 68.3キロ

 

僕がこの1年間でいただいたYukaシェフの「シチリア家庭料理」シリーズ。

シェフが修業先のシチリアで出会った感激の食体験の再現。

ついに40品目超えになってます。

 

どこまで続くのかな?

(6月末がリミットですから、まだ未体験の人はお店に急いでね!)

 

 

それでは差分ファイルをご紹介。

 

【File №40】 お米のアランチーニ(揚げボール)

 

 

中身はカレー風味になってます。

このスタイルはヴァリエーションが豊富で愉しいですね。

 

ライスコロッケとかアランチーニと呼ばれます。全然別物というわけではありません。ライスコロッケのひとつにアランチーニがあります。

「アランチーニ」の意味は「小さなオレンジ」。形がオレンジに似ていることが由来となっているそうで、シチリアのバールや惣菜屋さんには必ずある定番のひと品です。

 

【File №39】 タコのマリネ、カラスミとブラックレモンがけ

 

 

中東料理に欠かせないスパイス、「ブラックレモン」とは?

 

 

レモンかライムか、と言われていますが名前の通りレモンだそうです。

もともとレモン「Lemon」とライム「Lime」の語源は、ヒンディー語から派生したアラビア語のLaimun(ライモン)が起源のようです。

北インドあたり(ヒマラヤ山脈)から地中海に伝わり、スペイン語・イタリア語のLimonを経て英語のLemon(レモン)と呼ばれるようになりました。

一方で、北インドからミャンマーなどの東の地域で栽培されたのがライムだそうです。

植物学的にはいずれもミカン科ミカン属の柑橘類。果実の色や形も似ていますが、別種の植物です。 

インダス文明から始まりメソポタミア文明に広がった果実レモン。

イスラーム文明を経てスパイス化して、北アフリカで用いられてきたものが、シチリアに伝わりました。

「スパイス・ロード」による東西交流の一場面です。

 

【File №38】 ピーマンの詰め物ベーコン巻き

 

 

良く知られた、万国共通の普遍のレシピ。

 

【File №37】 無花果の生ハム載せ

 

 

イチジクと生ハムとチーズをレンズ豆のパンに載せます。

 

夏の終わりから秋にかけてのこの時期だけの果物、イチジク。イチジクにはビタミンE、カリウム、カルシウム等が含まれ、食物繊維も豊富。水溶性、不溶性食物繊維の両方を含んでいますが、中でも水溶性食物繊維のペクチンを多く含んでいるため、腸の活動を促して便秘予防に効果があるとされています。

 

そういえば昔、バルセッローナでメロンの生ハム載せを初めて食べたなあ。まだ日本ではこういう食べ方が知られていなかった頃です。

 

【File №36】 瓢箪カボチャとバターピーナッツの冷製スープ

 

 

さわやかで、ヘルシー。

ひょうたんやピーナッツのようなユニークな形をしたこの野菜、「バターナッツかぼちゃ(ピーナッツかぼちゃ、ひょうたんかぼちゃ)」と呼ばれる注目の品種です。

 

【File №35】 無花果ブルスケッタ

 

 

ブルスケッタは、そもそもイタリア語であぶって表面を焦がしたものという意味。

簡単なブルスケッタは、オーブンで焼いたパンににんにくをこすりつけた、いわばイタリア版ガーリックトースト。そこへトマトやハーブ、チーズ等をトッピングして、前菜やおつまみとして出していたことから、焼いたパンの上に様々なものをのせた料理をブルスケッタと呼んでいるようです。

 

【File №34】 バターナッツにすりたてのナツメグを追加

 

 

バターナッツかぼちゃは、ひょうたん型の白っぽい果皮が特徴のかぼちゃです。 一般的なかぼちゃに比べてでんぷんが少なく水分が多く、味はあっさりしています。 名前の由来となっているようにナッツのような風味と、バターのような滑らかさが特徴と言われています。

 

【File №33】 お米とタコとパプリカのサラダ

 

 

色鮮やかな夏のサラダ。タコのカラフルサラダには地中海の風を感じますね。

 

【File №32】 空芯菜とリコッタチーズのアランチーニ

 

 

空芯菜は熱帯アジア原産のヒルガオ科サツマイモ属の野菜です。 ヨウサイ、エンサイ、エンツァイ、アサガオナ、カンコン、ウンチェーなど、別名がたくさんあります。

日本では沖縄以外ではマイナーな野菜だと思いますが、地中海料理にも合いますね。

 

【File №31】 ウイキョウとナシとピスタチオのサラダ

 

 

フェンネルはセリ科の多年草のハーブで、地中海が原産です。

食用や薬用として、古代ギリシャのローマ時代から栽培されていました。 茴香ウイキョウ)とも呼ばれており、平安時代にはすでに中国を経由して日本にも伝わっていたのだとか。 細かくてふわふわな葉や茎は明るい黄緑色で、夏には黄色のかわいらしい花が咲きます。

 

現物を僕がしげしげと見たのは、このお店が初めてです。

こんな感じ。

 

フェンネルとはどんなハーブ?特徴や使い方は? | DELISH KITCHEN

古代から多くの人が行き交い複雑な歴史と文化を紡いできたシチリア島

その東部にそびえるエトナ山は欧州最大の活火山として、また壮大な神話が残る島のシンボルとして人々に親しまれてきました。

エトナ山の麓にあるブロンテ村周辺には斜面を這うようにピスタチオの木々が広がります。この火山灰を含む溶岩の土壌と昼夜の寒暖差が大きいシチリア特有の気候が、濃厚なピスタチオの味わいを生みだしているのです。

このピスタチオは「食べるエメラルド」と呼ばれています。

 

食べるエメラルドを求めて。ピスタチオの名産地イタリア・シチリア島のヌーツィオさんの農園へ。 | 株式会社HiOLI

 

【File №30】 タコとモツァレラチーズのジェノベーゼ風味

 

 

モッツァレラチーズのクリーミィさに、バジルのさわやかな風味。

イカについては、ヨーロッパでは古くから食文化として広く多くの国に定着しています。

タコは、イタリアやスペイン、ギリシャや南フランスなどの地中海沿岸地域の国では普通に食されていますが、ヨーロッパのそれ以外の地域では食材として目にすることはほとんどありません。

タコが食材として食べられない理由としては、一部の国では宗教上の理由から鱗のない魚介類は「デビルフィッシュ」と呼ばれ忌み嫌われているからですが、シチリアでは普通に好まれているようですね。

0430 起床 気分快 曇 【荷風セットを食べる】№08 蛇崩 柿の木坂 更科 20240513 ふつうの人生、あと何回、この光景が見られるのかな。

血圧値 116/69/71 酸素飽和度 98% 体温 36.4℃ 体重 69.2キロ

 

昨日は定例の通院日なので、雨の中を三宿まで行きました。

 

この辺り、「蛇崩」という地名。

昔流れていた蛇崩川にちなみます。

旧弦巻村を水源に、旧上馬引沢村から旧下馬引沢村をとおって、目黒区の旧上目黒村で目黒川に合流する小さな川でした。

川の名称の由来は、流れる形が赤土の地層を崩したように蛇行しているところから、そう呼ばれるようになったと言われています。

今は、緑道。

 

目黒区と世田谷区の境界辺りにある老舗お蕎麦屋さん「蛇崩 柿の木坂 更科」。
昭和29年創業、風格ある店構えです。

 

蛇崩なのに、柿の木坂って?

どうやら柿の木坂にあった更科の名店さんの系譜なんだそうです。

 

 

良く前を通るのに、訪れるのは今回が初めて。

診察の後、院外薬局に行く途中で「荷風セット」を食べましょう。

 

 

中は意外と広いです。

清潔な雰囲気。

 

 

メニューです。

お酒に良さそう系、です。

 

 

今日は蒸し暑いから、これを吞みましょう。

八海山冷酒。

 

 

おつまみは、ごぼうの唐揚げ。

身体に良さそうなもの。

 

このお店はおつまみが豊富だから、再来が愉しみ。

夜も良さそうだけどうちからはちょっと遠いなあ。

遠路の散歩ならいけるかな。

こどものころ、この近くの寿福寺まで歩いてお墓詣りみたいなのに来た記憶がある。

こどもだから、すっごく遠く感じた。

 

0540 起床 気分快 晴 寿福寺巡行【見て・歩いて・よろこぶもの】⑦前編 蛇崩川暗渠流域から鎌倉道をたどります。 - にこたろう読書室の日乗

 


そして、着丼。

 

かつ丼セット」にはお蕎麦と小鉢が付属。

 

 

なかなか、いい感じ。

 

 

見た目より、塩分は少なめ。優しい味でした。

色で判断してしまうけど。

グリーンピース・レスでした。

残念。

 

お蕎麦はとても美味しかったです。

今度は冷たいやつを食べてみよう。

 

「やはりここにきたら大海老天麩羅」という意見があるので、それも今度ね。

 

夜はこんな感じになるみたいです。

 

 

三丁目の夕日」みたいで、こころにしみる光景ですね。

 

ふつうの街並み

ふつうの夕暮れ

ふつうの人生

 

あと何回、この光景が見られるのかな

0600 起床 気分快 雨 PCが脳死ではなかった話。僕と同じだ。他人ごとではない。

血圧値 126/80/81 酸素飽和度 98% 体温 36.3℃ 体重 68.7キロ

 

昨日書きました、どうやら壊れたらしいデスクトップ・キューヴですが。

「頭脳」を摘出して検査し、まだ生きていれば必要なデータを回復することができます。

脳死状態ではなければね。

 

京都府向日市寺戸町寺山 付近で iPhone SE2基盤修理お任せ

たまに起動してBIOSまで行けることから察して、マザーボードがどこか壊れてるけど、脳は大丈夫、という感触です。

総合医の診立てとしては。

 

なのでこれから、オペに入ります。

まずは、頭脳を取り出します。

 

 

データは外部に保存している、と言いましたが、それはこいつの中に入れてます。

 

HDD/SSDケース USB-A接続 裸族のカプセルホテル Ver.3 ブラック CRCH35U3IS3 [3.5インチ対応 /SATA /4台]

 

変な名前ですが、なかなか便利。

 

 

HDDを4発繋いで、パソコンに接続できる箱なのですが、取り外して差し替えたり、個々に電源を入れたりできる優れものです。(長いこと使ってるので埃っぽいな)

 

 

こんな風に、全面ソケットから抜き差しができる。

 

バイス側のインターフェースがSATA Revision1.0~3.0(1.5G~6Gbps)なので、壊れたキューヴの頭脳(これはHDDではなくてSSDだけど)を取り出して、接続できれば、読めるはず。

まあ、脳死でなければ、ですけど。

 

大きさが違うのでそのままは付かないから、この箱を開けて、力業で直接繋ぎました。端子は一緒だからとくに無問題。

 

パソコンを修理するお医者さんのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

 

そしてこの「裸族のカプセルホテル」を、いまやフラッグシップとして稼働している家内の遺品のレッツノートに接続、スイッチオン!

 

外付けディスプレイやキーボード、マウスも装備したから、ノートと言っても使い勝手はデスクトップと同じです。

 

見事にドライブとして認識できました。

脳死じゃなかった!

きみも守護霊が強かったんだねえ。

 

思えばこの「頭脳」は、自作PCのWindows7のOSとして使っていたからかれこれ10年前のものじゃないかな。

そのあとWin10が開発されて、その評価版のモニターをこれでやって、ついに2015年7月29日(日本時間7月30日)にWin10が一般リリースされて、僕たちモニターはそのまま使っている、ということに。

 

なので、ちょっと不安要素があるんですよねー。

もともと試作品だから。

 

そしてその自作機が2018年にマザーボードが吹っ飛んで、急遽新しい身体を用意しなくちゃということで、あのキューヴの頭脳として載せ替えたのです。

これは、うまいことそのまま起動できました。

 

そして今回、キューヴくんのマザーボードが壊れた(たぶんね)ので、再び摘出されて新しい身体は与えられなかったけど、「裸族のカプセルホテル」に収容されて頭脳だけになって生き延びている、というわけです。

 

よく頑張ってるねえ。

なんか愛しい気持ちになるなあ。

拍手。

 

愛しい」の「いとしい」以外の読み方は?これは深い! | Precious.jp(プレシャス)

 

機械だけど、他人事ではない、というお話でした。

0530 起床 気分快 曇 デスクトップPCが壊れました! 僕の脳幹出血と似たような感じです。たぶん。 他人ごとではないなあ。

血圧値 129/91/70 酸素飽和度 98% 体温 36.1℃ 体重 69.0キロ

 

一昨日の事ですが、毎日使っているデスクトップのコンピュータが壊れました!

 

PCが動かない 1/4 | PCトラブルバスターズ!!! | DOS/V POWER REPORT

 

こういうやつ。

ミニ・キューヴのベア・ボーンキットです。

 

INTEL NUC7I7BNH

 

 

もう、何年使ってるかな。

たぶん、この機種の発売が2018年だから、それ以来、もう6年になるかも。

 

前の自作機のマザーボードが吹っ飛んだ時に急遽通販で買って、前の機械のSSDをそのまま移植して起動して以来、ずっと使っていました。

 

このINTEL NUC7I7BNH、じつは熱対策に問題があるらしく、熱でこけたという報告多数。

凄い高熱になる。

 

(イメージ)

 

中身はこんな感じ。

狭いね。

排気の設計が問題なのかな。

僕の機械も3年前くらいに熱暴走を繰り返し、CPUファンのグリースが固着して動かなくなったので、パーツを発注して交換したり。

 

それでもなんとかだましだまし運転してたのですが、この2年間は、しばしば熱のため強制サスペンドされるので、アイスノン(冷凍庫に入れてあるやつね)をこれの頭に載せて強制冷却しながら使ってました!

 

まあ、さすがにいつかは壊れるよね。

 

ほとんど電源が入らなくなり、入ってもBIOSでキーボード(直付け)を受け付けない。

これはマザーが焼き切れたのかも。

あれだけ高温にさらされたからなあ。

僕の脳幹出血と似たような感じです。たぶん。

他人ごとではないなあ。

 

冬に要注意「脳幹出血」を発症しやすい人の特徴は?生活習慣改善と“降圧体操”で予防を|FNNプライムオンライン

 

ということで、今このブログを書けているということは、一応PC環境を復活させたということです。

 

亡くなった家内のレッツ・ノートを使ってます。

弊社はノートはレッツ派で、二人合わせて歴代機種5、6台は持ってたかな。

こんなところで、またお世話になるとは。

 

データはもちろん外付けストレージに置いてありますが、内装SSDには臨時のデータや設定情報があるから、できれば救出したいなあ。

 

外装SSDタワー、みたいなのを構成しようかな。

そういうキット、あるのか?