血圧値 115/82/72 酸素飽和度 98% 体温 36.3℃ 体重 68.3キロ
最近、毎日のように豪雨が来たり、台風が襲来したり、雷が鳴ったりしますね。
昔の「夏の夕立」なんかとはちょっと違うなあ。
趣なんてないし、もっと凶悪な感じがする。
地震、雷、火事、親父。
昔から、怖いものの代名詞。
最後の「おやじ」。 実は台風などの影響で山から矢のように下りてくる「やまじ風」から来ており特に強い暴風の「大やまじ」から、「おやじ」になったようです。
「じ」とは風のことです。
これには諸説ありますが、この言葉が使われ始めたのは江戸時代後期だと推測されています。1831年に書かれた『尾張童遊集』という書物に「地震雷火事おやぢ」という記述があるからです。現段階で記述が確認されている書物としては、これが最も古いものでしょう。
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「三大恐怖症」というものがあるそうです。
初めて聞いた言葉です。
ていうか、強迫神経症というのは現代人にとってもはや不可避の精神状態だから、あえて三つに絞る必要なんて、あるのかな。
動物恐怖症、高所恐怖症、雷恐怖症がそれで、症状を訴える人が増加しており、近年注目されているそうです。
2007年、米国で発表がされたそうです。
三大恐怖症の中でも認知度が低い雷恐怖症は雷を原因とする不安障害で、雷鳴を聞くことで、パニックになったり、心拍数の上昇が表れる恐怖症だそうです。
竜巻だとか雷だとかは、いかにもアメリカ大陸の真ん中あたりで大規模に被害が発生しそうだから、とくにこういうアピールをしたいのかな。
他の動物に喰われちゃうとか、木から落ちるとか、平原で雷に撃たれるとか。
ホモ=サピエンスがまだ木登りネズミみたいな段階で樹上生活をしていたころの、「潜在的な不安」みたいなものが根源にあるのかも。
「恐怖症」が、症候群として現れると、「パニック発作」と呼ばれます。
発作には、「心臓がバクバクして鼓動が激しくなる」「ハアハアして息苦しい、息ができない」「めまいで立っていられない」「冷や汗やほてり、手足の震え」など、特有の症状があります。
それに加え、「このままだと死んでしまう」「気が変になってしまうのではないか」「だれも助けてくれない」などの恐怖に見舞われるのも特徴。
こうした発作を「パニック発作」といい、この発作が何度も繰り返されるため、発作がないときでも、「いつまたあの恐ろしい発作が起こるのではないか」という強い不安に、つねに脅えて暮らすことになります。これを「予期不安」といい、パニック障害という病気には、この予期不安が必ず生じてきます。
基本的にパニック発作は何度も繰り返します。 そのため、周りや家族が発作に慣れてしまい、つい言ってしまいがちな「またか」「体に問題がないなら大丈夫」「気の持ちよう」といった言葉は、絶対にパニック障害の人に言ってはいけない言葉だそうです。
うつ病の人を励ましてはいけない、みたいなものかな。
いま、ハッタと気がついたのですが、ぼくがこの前の夜中になった、「心臓バクバク発作」の体験は、急性の軽いパニック発作だったのではないかなあ?
あとで、病院で心電図視たけど、とくに問題はないと言われたし。
0330 起床 驚愕 晴 こんな時間に起きたのは、心臓ドックンの発作みたいなのが起きたからです。吃驚! - にこたろう読書室の日乗
ところで、面白いのは「美人恐怖症(イケメン恐怖症)」というのがあること。
専門のクリニックさえある。
美人恐怖症(イケメン恐怖症)の症状があると、美人(イケメン)を見ると恐怖を感じる、美人(イケメン)を目の前にすると緊張で固まってしまう、美人(イケメン)がいると頭が真っ白になる、美人(イケメン)がいると意識しすぎて挙動不審になってしまう、美人(イケメン)を見るとパニックになってしまう、美人(イケメン)にどう思われているのかが気になって仕方がない、美人(イケメン)に威圧感や圧倒される感覚を感じる、美人(イケメン)と自分を比べて自分を否定してしまう、美人(イケメン)と自分は違う存在だと感じてしまう、美人(イケメン)を見ると無意識に避けてしまう、美人(イケメン)がいないほうが安心して過ごせる、本当は美人(イケメン)と仲良くなりたいけれどどうしたらいいのかわからない、などなど。
好意を抱いているか、性的関心があるかは関係ないようです。
そんなことあるのか?
まあ「美人(イケメン)」の定義が、文化的・社会的背景の違いで安定しないことと、昨今のハラスメント忖度の状況では、ちょっとあからさまには使えない言いかたでしょうね。
あと、これってあくまで「見た目」の話ですよね?
僕が(あなたが)恐れるとしたら、どんな「美人(イケメン)」かな?
「美人」で画像検索して、誰が怖いかやってみたけど、むつかしいなあ。
あんまり怖くないぞ。
「ぜんぜん怖くない美人」をたくさん選んで、その補集合が「怖い美人」、ということになるのかな。
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僕は雷が鳴ったら、慌ててコンピュータの電源コンセントを引き抜きますよ。
雷そのものが恐いのではなくて、HDDが吹っ飛んだら、雷が怖いどころではない。