血圧値 114/78/69 酸素飽和度 98% 体温 36.0℃ 体重 68.0キロ
異例の暖かさで、ヒノキ花粉のピークが早まる予想で、3月下旬はスギ花粉に加えて、ヒノキ花粉のピークも重なり、注意が必要だそうです。
あまり、みたくないグラフですね!
今日は、演劇を観ます。
渋谷のコクーン。改装前の最後の公演です。
善さんを観に行きます。楽しみ。
宮沢りえさんも、久しぶりだなあ。
『足跡姫 〜時代錯誤冬幽霊〜』(17)・『海辺のカフカ』(14)以来です。
COCOON PRODUCTION 2023/DISCOVER WORLD THEATRE vol.13
『アンナ・カレーニナ』
原作:レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ
上演台本・演出:フィリップ・ブリーン
翻訳:木内宏昌
美術:マックス・ジョーンズ
出演:宮沢りえ 浅香航大 渡邊圭祐 土居志央梨 西尾まり 菅原永二 深見由真 金子岳憲 井上夏葉 高間智子 片岡正二郎 真那胡敬二 大空ゆうひ 梅沢昌代 梶原善 小日向文世 ほか
<東京公演>2023年2月24日(金)~3月19日(日)Bunkamuraシアターコクーン
<大阪公演>2023年3月25日(土)~27日(月)森ノ宮ピロティホール
タイトルロールとなるアンナ・カレーニナを演じるのは、宮沢りえ。さらに、コンスタンチン・リョーヴィンを浅香航大、アレクセイ・ヴロンスキーを渡邊圭祐、エカテリーナ・シチェルバツカヤ(キティ)を土居志央梨、ダーリャ・オブロンスカヤ(ドリー)を大空ゆうひ、シチェルバツカヤ公爵夫人を梅沢昌代、ステパン・オブロンスキーを梶原善、アレクセイ・カレーニンを小日向文世と、若手からベテランまで豪華キャストが結集しました。
公演は、2020年に上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響により中止となっていた。
このトルストイの小説は、書き出しの次のフレーズが有名。
中学校ころ、覚えたなあ。
「幸せな家族はどれもみな同じようにみえるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある。」
僕は、「幸福な家庭は、みな同じように幸福であるが、不幸な家庭は、みなそれぞれに不幸である」っていうふうに読み替えて覚えてたけど。
まあ、大胆華麗な、ロマノフ王朝絵巻的大不倫物語です。
ゴージャスなキャストだから映える、というところですね。
今のプーチン・ロシアには及びもつかない「品性」というものがあった時代です。
革命はこの王朝を倒しましたが、その成れの果てがどうなっているか。
やれやれ。
Wikiの「解釈」は、こんな感じ。
(ネタバレもなにも、みんな知ってる話ですね)
不倫という神の掟をやぶる行為に走ったアンナは不幸な結末を迎えざるをえない。しかし、自身の気持ちに誠実に生きたアンナを同じ罪人である人間が裁くことはできない。虚飾に満ちた都会の貴族社会で死に追いやられたアンナと、農村で実直に生きて信仰に目覚め、幸せをつかんだリョーヴィンとが対比され、人の生きるべき道が示されている。
また、この物語の主軸は、主人公アンナが、二人のアレクセイである、カレーニンとヴロンスキーの間を行き来することである、ともいえる。初めカレーニンの妻であったアンナは、ヴロンスキーに惹かれ、その妻となる。しかし、やがてヴロンスキーと心が離れ、最後にアンナは自殺してしまう。しかしアンナは娘であるアニーという形をとって生まれ変わり、再びカレーニンの下へ還るのである。
なかなかいい感じのまとめ方、かな。
この二つの主題が、原作ではほとんど交差することなく進むのですが、今回の演出ではどう扱ってるのかな。その辺も興味のあるところ。
次号につづきます。