血圧値 122/77/89 酸素飽和度 98% 体温 36.5℃ 体重 69.2キロ
昨日はもともと、午前中に外へ出る予定があったのですが、たまたま知ったこの演奏会にぎりぎり間に合いそうでしたので、聴いてきました。
【オーケストラ・ラム・スール 第9回 演奏会】
2024年10月14日(月)祝 12時45分開場・13時30分開演
すみだトリフォニーホール 大ホール
指揮:平林 遼
二日前に書いた、平林さんの記事。
0600 起床 気分快 晴 平林遼という指揮者はただものではない、という話。不覚にして存じ上げなかったのですが。 - にこたろう読書室の日乗
彼の演奏スケジュール表見ていたら、なんと今日、コンサートがあります。
急ですが。
これは何かのご縁でしょうから、可能なら聴きたいですよね。
チケット予約サイトをみたら、すみだトリフォニーホール、ほぼ満席ですが、3階席にちらほら空席が。
というわけで、急遽、錦糸町にやってきたわけです。
このホール、前に何回か来たことがあるけど、このアルプススタンドみたいなところは初めてだなあ。
天空の城、みたいな眺め。木製の壁がヨーロッパのホールみたい。
コンセルト・ヘボウみたいな雰囲気。
でも、ここからは角度的にオケの全貌はよく見渡せます。
こういう席、じつは音響はとても良いのです。
音は下から上に立ち上がってくるから。
このフル編成の凄まじい楽器の配置(オルガンも使う)は、ベルリオーズのせいではなく、スクリャービンですね。
まだ出てこないけど、鐘みたいな打楽器も参戦。
ひさびさにこういう大編成を見ました。
曲目の構成もユニークですよねえ。
【平林さんによるプログラムコンセプト】
ドビュッシーの艶やかな牧神の午後への前奏曲で始まり、サロメの踊りは妖しげな交換条件を王に提示する。
スクリャービンが神秘和音の完成を遂げた法悦の詩では、恍惚の光が天より降り注ぐ。
ベルリオーズの幻想交響曲では、恋の狂気が作曲者を断頭台へと運び、その先の地なる世界で、変わり果てた「彼女」に再会する。
今回のプログラムは、4人の大作曲家による、官能的で極限的な世界への招待状です。
ついにすみフォが満席(ほぼ)になりましたね!
「法悦」、ライヴで聴いたのは初めて。
楽器が多彩で面白いですね。
この曲はマエストロの新しい方向性を示すのかな。
「幻想」、生き生きとして、こんなに明瞭でわかりやすい演奏は、初めて。
管楽器頑張りましたねー。
マエストロの音楽そのものを体現するような、的確・流麗かつ白熱の棒の動き。
しかも、面白い。
小澤さんが「全部振ってしまう」のとは、ちょっと違うな。
Andrea Battistoni の「顔芸」とも、似て非なるものかな。
なんていうのかな。
もう何回か、体験してからでないと、感想を言えないなあ。
このホール、2階のバルコニーの最先端だったら、指揮者の様子を真横から観ることができるので、良いのかも。
こんどやってみよう。
☆
来春の第10回演奏会のショスタコとマーラーの「W10番」、期待しています。
あと、1月の「4つの第1」の会も行かれると良いなあ。