血圧値 118/80/70 酸素飽和度 98% 体温 36.1℃ 体重 69.2キロ
昨日は、突然強い雨が降ったり、どこそこでは気温40℃を越えたり、激しい夏の一日でしたね。
でも、空は夏の輝き。
こんな感じ。
小学生のころの夏休みに、お祖母ちゃんのふるさと、千葉の大網白里の海岸で観た空みたい。
人生の時間は、このままずっと、永遠に続きそうに思えたんだけどなあ、あのころ。
今はなんと、持ち時間を使いきって、一手三十秒以内で、指さなくちゃいけない感じですよ。藤井聡太みたいに、「永遠に減らない2分間」、なら良いけどね。
目黒とは思えない。
南の島にいるみたい。
ちょっとアングルを引くと、いつもの日常の風景。
日常は、あとで思い出になると、いつまでも輝きます。
というわけで、昨日はこの暑いさなか、渋谷の「大和田さくらホール」に出かけて、オーケストラの定期演奏会に行きました。友人の友人が木管で出ています。
東京カンマーフィルハーモニー
第26回 定期演奏会
2023年8月6日(日)14時開演
渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
この場所は、なつかしいな。
2年間通った弦楽器修理の工房、そこへ行くときこの丘を越えました。
山羊の居るカフェ、とかあったなあ。
曲目ですが。
なかなか凝った選曲。
小編成の室内オーケストラという属性を生かしていますね。
シューマン:チェロ協奏曲
チェロ:門脇大樹
指揮:松井 慶太
メンデルスゾーンの序曲は初めて聴いたけど、いかにもメンデルスゾーンらしい。
かわいらしいけど、意外と難しいかな、という曲です。
弦の音がビロードみたいに柔らかい。
「メルジーネの物語」って、<鶴の恩返し>なんだね!
シューマンもシューベルトも、「そこですか?!」というところを狙ってきますね。
シューマンのチェロ協はマニア好みだし。
メンデレスゾーンとシューマンは友達で、ちょっと先行するシューベルトをとても尊敬していた、という前期ドイツ浪漫派の人間関係をベースとしたプログラム構成は、このオーケストラの目指す方向性を表していますね。
このオケはアマチュアなんだけど、その力はプロ級だと思う。
ホームぺージにはこんなことが書いてある。
「東京カンマーフィルハーモニーは小さな編成の室内管弦楽団です。メンバーひとり一人が「自分の音」を出し、お互いの音を聴き合い、共感しながらハーモニーを創っていく。そんな、大きなオーケストラでは味わえない室内楽的な愉しみと喜びを追求するアマチュア奏者たちが集まって結成しました。」
音も綺麗。
技術は確か。
曲もマニアック。
帰りに、中途半端な時間に寄ったお寿司も美味しい。
とても良い一日でした。