にこたろう読書室の日乗

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0500 起床 気分快 晴 【浦賀巡行】② 浦賀に行く。そして、巨大な歴史遺産「レンガドック」に出会う話。

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浦賀に行く話の続きです。

日曜日ですが、朝9時30分に「浦賀」に着かなければなりません。

 

ここ、目黒の鷹番からですと、東急東横線学芸大学駅まで出て、そこから横浜駅経由で、京浜急行線に乗り継ぎ、横須賀を過ぎて堀ノ内という駅から浦賀行きに乗り換えます。

 

京浜急行 本線

 

上記のように、京浜急行電鉄の本線は、「泉岳寺から浦賀」ですが、列車は久里浜線三崎口に直行する列車が多く、運行形態では、堀ノ内 - 浦賀間が支線の扱いです。

じつはこっちのほうが「本線」、というのはちょっと気がつきにくいですね。

 

小旅行っぽいイメージで愉しいですが、時間的には90分くらいと意外と近い。

「爆速京急」、おそるべし。

 

京急本線 浦賀駅(KK-64) [下り] - 構図勝負の撮影地ガイド@うぇぶろぐ

 

浦賀駅に到着。

ローカル感満載の、レトロな終着駅です。

降りたことある人は、少ないのかな。

 

四十数年前に、ちょっと個人的な思い出のある駅なので、懐かしいなあ。

 

浦賀駅の周辺情報

 

駅周辺の詳しい地図です。

 

1.浦賀レンガドック

 

駅前、すぐに大きな建屋が見えます。

造船所の組み立て工場の施設の跡です。

5分ほど歩くと、ドックの正門入口に到着。

目的地です。

 

 

今回は3グループ、20人くらいの見学者が集まりました。

係のかたに経費500円(保険料とかみたいです)をお支払いします。

 

そして入場。

「無断立ち入り禁止」とか書いてありますが、このツアーなら大丈夫。

 

 

まっ平らで、何もありませんね。

ここは浦賀造船所だったわけですが、工場(最終的には住友重機械工業)が撤退するので、かなりの部分が更地になりました。

資材置き場として一部の建屋は、まだ残っていますが。

この写真の、右手奥に、レンガドックがあります。

 

 

ドックにはお約束の「鉄道クレーン(昭和20年製)」があります。

右側の巨大な地下スペースが、「レンガドック」です。

 

ドックとは、漢字で書くと「船渠(せんきょ)」。

船の建造・修理・検査などのため造船所に設ける施設で、浮きドックと乾ドックがあります。

これは、乾ドック。

乾ドック(英:dry dock)とは、船体の検査や修理などのために水を抜くことができるドックのこと。

 

もっと大きなクレーン(ガントリークレーン)があったのですが、残念、最近解体されてしまったそうです。

これも遺してほしかったなあ。

 

(解体直前のお姿、もうアームが切り離されています)

 

(在りし日の完全態のクレーン)

 

遺せばシンボルになったのに。

あの佐世保工廠のやつみたいにね。

観に行ったことがありますよ。

あっちはちゃんと文化財に指定されています。

 

佐世保重工業250トン起重機

(参考)

 

佐世保重工業(SSK)佐世保造船所(長崎県佐世保市神町)に立つ「二五〇トン起重機」は高さ62メートル。その形状から「ハンマーヘッド型」と呼ばれている。英国で製造され、佐世保海軍工廠(こうしょう)時代の1913年、現在地に設置。2013年に国の登録有形文化財に指定された。

 

ただ、浦賀のやつは老朽化していてなんとなく危なっかしいかな。

崩落の危険とか。それが解体処分の理由だと思います。

 

 

小さなモニュメントがありました。

いずれ、ちゃんとしたミュージアムができれば、詳細なジオラマとかが展示されるのでしょう。

 

 

今回、僕たちのグループを引率・案内してくださるボタンティアのかたです。

地元の御出身らしく、とても郷土愛にあふれた、熱心な語り口が印象的です。

 

ここまで、レトロっぽく見える写真があるのにお気づきかと思いますが、これで撮りました。

 

 

台湾メーカーのトイカメラ、ペーパーシュート

本体は1枚の基板で、紙製その他もろもろの外殻を着せ替えすることができます。

 

台湾発のデジタルトイカメラ〈PaperShoot〉が僕のもとへやって来た。これは素敵かも。|記憶カメラ

 

ペーパーシュートは背面モニターも無ければファインダーも穴が空いているだけなので水平・垂直、構図などの調整が一切できず、まさに昭和世代が記録として撮ってきたような、それこそ「写ルンです」で撮ったような写真を意図せず再現させてくれます。

 

ペーパーシュート-アジア最大級のハンドメイド通販

 

今回観てきた具体的なドックの様子については、次号で。