血圧値 125/89/82 酸素飽和度 98% 体温 36.4℃ 体重 68.3キロ
ひんやり涼しい朝ですが、良いお天気で、まあ、この季節としてはやっと普通のお天気模様になってます。
空も、こんな感じ。
ただ、これから23日(土)のクリスマス週末にかけて、日本海側では広い範囲で警報級の大雪の恐れ。
普段雪の少ない市街地でも積雪となり、路面が凍結する所も。車の立ち往生など交通障害に警戒を、とのこと。
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ほんと、もう年末ていうか歳末、ですね。
この季節と言えば、吞み会の年末進行!
コロナ禍をようやく乗り越えて、今度は普通のインフル禍にさらされながらも、師走の夜は賑やかさを取り戻しています。
ということで、昨夜はもともとの勤務地にほど近い、埼玉県蕨市に行きました。
降りる駅は「西川口」。
アンコウ鍋を食べながら、今年を振り返る?催しです。
そう、アンコウの季節です。
「西川口」とか「川口」とか聞くと、僕の年代はある種特別な雰囲気を思い出すのですが、最近はちょっと変わってきたのかな。
歓楽遊興の夜の街、呑む打つ買うの狂騒の殿堂。
今は、国際色豊かな、郵便局強盗のメッカ?
なんかよく分からない印象です。
埼玉県の南東部に位置し、荒川を挟んで東京都と隣接しているお隣の川口市は、2020年、2021年と2年連続「本当に住みやすい街」として1位に選ばれ、ここ数年で注目を集めているし。
ただこれ、住んでる人のランキングでは、逆の数値であったりします。
なんだかなあ。
西川口駅から歩いて数分。路地のかたわらに浮かび上がる看板の文字。
良い感じですねえ。
「旬 アンコウ」の額縁。
漢字では「鮟鱇」と書きますね。なんかおめでたい字面。
深海魚として知られる「あんこう」は、インパクトのある見た目とは裏腹に、古くから美食家たちを唸らせてきた高級魚です。
「西のふぐ、東のあんこう」と称されるほど、その美味しさはお墨付き。
定番のあんこう鍋は、あんこうの各部位の食感と味が存分に楽しめる絶品です。
あんこうは身、皮、水袋(胃)、キモ(肝臓)、ヌノ(卵巣、えら、トモ(ヒレ)が食用部位となっており、「あんこうの七つ道具」と呼ばれ、骨とあご、眼球以外は余すところなく食べられます。
江戸時代には水戸藩から将軍家へ献上された高級食材でもありました。
底引き網漁という漁法で全国で水揚げされます。
しかし北の冷たい海で生息するアンコウほど身が締まり、 味も良くなる事から、茨城を境に北で水揚げされるアンコウの評価が高いのです。
今日はかつての同僚と3人です。
日本酒が豊富なラインナップですが、とりあえずこれ。
「ながらみ」とか呼ばれるけど、正式には何ていうのかな。
可愛らしい貝。
「ダンベイキサゴ(団平細螺)」というらしい。
「だんべい」とは船底が平たい荷を運ぶ頑丈な川船のこと。本種の裏側、へその周辺が大きく平たいからか。「きさ」とは木目のことで「ご」は貝を表す語尾ではないかという。
なるほど。
いきなり来ました、桶盛?
これはもう、日本酒ですね。
これこれ。
そして焼き物。
この鯖が絶品。
ふっくらジューシー、脂が甘い、塩分控えめ。骨がない!
このくらいの大きさが良いですね。
そして後続の、生牡蠣。
東北の海からやってきたやつ。
凄い大粒。
ミルキーでかろやかな味わい。
これは説明は要りませんね。
そして、アンコウ鍋。
あんこうの旬は11月~3月ごろの冬の時期です。
ちょうど今から。
なかでも美味しいとされるのが、産卵直前の1~2月。
春の産卵に備えて栄養を蓄えていて、肝もこの時期に最も大きく育つといわれています。
数種類のお味噌をブレンドして、コクがあるがさわやか、塩分控えめの出汁。
これはおいしくて、あたたまるなあ。
いろいろ、愉しい会話。
至福の一刻。
ついつい仕事場の話をするのが、日本人ですねえ。
今日は男の子3人だから、誰かに抱きついてくびになったりする心配はありません。やれやれ。
「ちゃんと出汁は残しておいてくださいね」、ということで。
おじやになりました。
ちなみに、おじやと雑炊の違いは?
雑炊とおじやはすでに炊いてあるごはんを、出汁や具と一緒に煮込んで作ります。
雑炊は、水洗いしたごはんを使うのに対し、おじやはそのまま使用します。 そのため、雑炊はサラッとした仕上がりになり、おじやはごはんの粘りが残って、とろりと仕上がります、だそうです。
和風ピクルスのような香の物と、昆布が豪快なお汁椀。
これで、コース一人分、福沢さん半人前とは、信じがたいお値段。
まさに隠れ家的、西川口の台所、ですね。
帰り際、お土産のお煎餅を頂きました。
いやあ、ごちそうさまでした。