血圧値 122/86/73 酸素飽和度 99% 体温 36.4℃ 体重 67.9キロ
タモリさんの言葉。
タレント・タモリが18日放送のニッポン放送「タモリのオールナイトニッポン」に出演し「これが極楽だよね」と思った瞬間について語る場面があった。
「オールナイトニッポン」の55周年を記念する番組で、俳優で歌手・星野源とのトーク。
そこで「最近“無駄な遊び”とかはされていますか?」と質問されると、タモリは「無駄といえば、全部無駄なんだよね。ちゃんとしなきゃとは思うんだけどね」と笑いながら答えていた。
また「簡単な話なんだけど、高校生のときは桜咲いてても何とも思わないでしょ?でも、年を取ると桜に感情が入ってきたりするんだよね。よく環八にある砧公園の桜を見に行くんだけど。それぞれが飲んだり、子供たちはボールを投げて遊んだりしていて、それを見たら“これが極楽だよね”って。高校のときは思わないんだけど“普通が貴重”って感じるんだよね」とも語っていた。
なんでもない日々が、とても価値のある特別な日々。
僕たちも、後からそう気づくことのなんと多いことか。
病気とか、入院とか、なにか大変なことを経験すると、平凡な日々のありがたさが身に沁み、人生が深まる。
生きている一日一日を大切に。なんでもない日々を大切に。
もうひとつ、ネットの言葉。
タモリは過去でも未来でもなく「今」を楽しむ天才である。
例えば、タモリの名言に「反省するな」や「目標なんていらない」がある。反省や目標とは「過去」や「未来」を考えたうえでの言葉である。そうではなく「今を生きる」のだ。
これは、曹洞宗の開祖・道元の言葉でいう「而今(じこん)」 だ。
私たちは常に「今」の連続にいる。未来がくるかどうかなんて、わからない。過去を悔んだり、未来に不安を感じるのなんて、ある意味で時間の無駄なのだ。それより、とにかく今と向き合うことが大事だと説くわけである。
タモリはある意味で諦めている。「諦」という言葉は、実は仏教用語の1つだ。今ではネガティブなイメージが強いが、もともとは「明らめる」。つまり、集中をやめることで、周りがよく見えてくるわけである。これは彼の「やる気のある者は去れ」という名言にも通ずる姿勢だ。
「私を消す」「今をゆるく楽しむ」「普通を愛する」という3点に共通するのは「がんばらないこと」だ。
何かとがんばりたくなる私たちだからこそ、タモリの“飄々とした禅的な生き方”は、きっと救いになるに違いない。
プライドを持たない「タモリ思考」が必要な理由 | 週刊女性PRIME | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
そういえば、こういうお酒がありますね。
「極楽」を定義します。
「極楽」とは:
桜を観て酒を飲み、子供はボール投げをする。「普通であること」がすなわち極楽である。
周りと比べて特別な自分になろうとするのをやめて、普通の自分を維持することの素敵さを見つめ直すときに、見えてくるのが極楽の光景。
而今(じこん)の意味は、「このいま」です。 而今には日付などありません。 なぜなら、「このいま」は時間の中にあるのではなく、時間が「このいま」のなかにあるからです。