にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0530 起床 気分快 晴 こんまりが片付けを諦めて子育てに? ものの本質に気づける、という人は賢く強い。

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僕も昔、とても学ばせてもらった、「こんまりメソッド」。

近藤麻理恵さんが本名ね。

 

0540 起床 気分並 掃除だけでは人生は片付かない、ということ。 - にこたろう読書室の日乗

 

「片づけ」を哲学と社会学にまで昇華させた、痛快な理論と実践。

いつの間にか、世界を席巻させていたんだなあ。

それもまた、びっくり。

 

こんな感じ。

 

アメリカ、オレゴン州ポートランドに住むエミリー・クレイさんは、近藤麻理恵さんのベストセラー、『人生がときめく片づけの魔法』(英語版のタイトルはThe Life-Changing Magic of Tidying Up: the Japanese Art of Decluttering and Organizing、日本語にすると『人生が変わる片づけの魔法 – 日本式整理収納術』)を読み、約1トン分の服と本を捨てた。すると、本当に人生が変わった、と話す。もとは買い物好きだったクレイさんだが、以来、本棚やクローゼットのモノは増えていない。「考え方が一変したんです。好きじゃないモノ、ずっと使っていないモノ、読んでいないモノ、着ていないモノは処分するようになりました」と話す。

 

そのこんまりさんは、今やアメリカで、3児の母。

しかも、「片付けを諦め部屋が散らかっている」報道、欧米メディアが次々後追い記事。

 

 

1月26日、アメリカ大手紙ワシントン・ポストweb版は『近藤麻理恵の生活は今ちょっとちらかっている。でも彼女は大丈夫』というタイトルの記事を掲載した。

記事ではこんまりがメディア向けのウェビナーなどで、通訳を介して「私の家は散らかっていますが、私の時間の使い方は、人生のこの時期、この段階の私にとって正しい方法なのです」「自分にとっていい意味で、ちょっとあきらめがつきました。今、私にとって大切なのは、家で子どもたちと楽しく過ごすことだと実感しています」などと語ったと報じている。

現在のこんまりはインスタグラムなどを見ていると、片付け一辺倒ではなく、日本的な禅の精神、瞑想や生活を楽しむこと、それを元にしたライフスタイルの提唱に舵を切っているように見える。アメリカ『TIME』誌が「世界で最も影響力のある100人」(2015年)に認めたこんまりの世界的な活動に引き続き注目だ。

 

「なーんだ、ダメじゃん」ていう反応ではなく、とても好意的。

 

日本での反応は。

 

フジテレビの永島優美アナウンサーが1日、「めざまし8」でこのことについてコメントした。

 

番組のインタビューに近藤さんは、米ワシントンポスト紙が「片付けをあきらめた」などと報じたことについて「子供を産んだ後というのは、体力的にも時間的にも余裕が全くなくなってしまって、子供がいるとどうしても、とはいえ片付かなくて散らかってしまう時間っていうのが長くなる」と説明。

現在、1歳、6歳、7歳の子供がいるが「どうしてもちょっとイライラしてしまいそうになるじゃないですか。ただ、完璧に片付いているということ自体が目的、大切なのではなくって、家族と幸せに過ごすことが目的なので、散らかっていてイライラするよりは、ちょっと散らかっていても子供たちと今、一緒に楽しく遊んでいたりして過ごす時間が今の自分にとっては大切なんだなっていうふうに明るく前向きに捉え直す」と説明した。

 

この考え方に、永島アナは、「それだけ育児は大変で時間的にも余裕がないってことですよね。片付けのカリスマがあきらめたって言える、そういう姿勢も本当に素敵だなと思いますし、なにより育児中の方たちにとってもなんだか安心できる発信になりかもしれませんよね」と話した。 (スポーツニッポン新聞社

 

「あきらめる」、というのは「明らかにする」という意味でもあるでしょう。

そう、「いい意味で」。

ものの本質に気づける、という人は賢く強い。