にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0530 起床 気分快 晴 東京の七つの丘と谷の話。地理基礎の復習です。

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今朝も良い天気です。

しかも、明日からクリスマス週末。

なにか良いことが、起きるのでしょうか?

 

ところで、東京の街中を、自転車で縦断したことのある人は分かると思いますが、やたらと急な坂道が多いですね。

 

じつは、東京は丘(台地)と谷間(河川の流路)の連続です。

 

この地図を見れば分かります。

明るいところが標高が高い台地で、暗いところが谷間です。もっと低いところは海ですね。

縄文時代に海水面が高かった頃(縄文海進といいます)は、この暗い部分は海だったのです。

 

もう少し、大きな地図を見ると、こんな感じ。

 

現在、もとは海底だった荒川沿いの長い崖のふもとをJRが走っているので、電車から飛鳥山とかを見ると良くわかります。

 

さて、最初の地図ですが、左上の延長線上に青梅の山並みがあり、そこを頂点として扇状地状態になだらかに東へ傾斜する武蔵野台地の東端部分を示しています。

東京の大部分はこの台地と、その東半分の元は海底だった低地の、二つの地形の上に乗っていることになります。

 

武蔵野台地は、大きく見れば、北を荒川、南を多摩川という大きな川に挟まれていますが、この台地自体も、西から東へ流れる6本の川によって浸食されて、7つの丘が形成されています。(地図の中の~水系と~台を確認してください)

 

この地図を南北に自転車で移動すれば、どれだけ坂を上り下りしなければならないか、一目瞭然ですね。電動アシストに乗りたくもなりますよねえ。

 

昨日の碑文谷巡行で触れた「立会川」は、目黒台と荏原台の境界であることも分かります。

0530 起床 気分快 雨 碑文谷巡行【見て・歩いて・よろこぶもの】③ 僕の「迷い家」、そして非日常のドアは、はどこにある? - にこたろう読書室の日乗 (hatenablog.com)

 

じつはこの二つの台地は、地質学上、武蔵野面と下末吉面という性質の異なった世界に属しています。

 

「境=さかい」というのは、異世界の交わるところ、聖なる場所です。

 

なので、道祖神とかお地蔵様とかを祭って、悪いものの侵入を阻止しようとしたりします。すずめちゃんなら、ドアに鍵をかけるでしょう。

 

僕の「迷い家」の入り口が、この辺りにあるのではないか、というのもうなずける感じがしますね!

 

この本が面白いです。