にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0500 起床 気分快 曇 「人間」を定義します。見て、歩いて、よろこぶもの。

血圧値 124/84/72 酸素飽和度 98% 体温 36.1℃ 体重 67.5キロ

 

今朝は、寒いですねえ!

体感3℃。日本海側は雪や吹雪。晴れる太平洋側も風が冷たい。真冬並みの寒さ。

 


ヨコハマ買い出し紀行』のキャラの小海石先生が、アルファさんにくれた、ペンダント。

 

変わったアイコンが描かれています。

「見て歩くもの」のマーク。

 

先生が女子高生のときに作ったペンダント。自分は(人間だから)いつか死んでしまうから、かわりに「未来へ連れていって」と、アルファさんに託す。

 

風変わりなアイテムですが、この漫画のライトモティーフが「目の前にあるものを見よ」だからかも。

 

この物語では、この破滅しかかっている世界をなんとかしようと行動する人は誰もいないし、考えてもいない。ただ見ているだけ。

 

美しい風景、朽ち果てた風景、ただどうということもない日常の風景。

それを見て、ただきれいだとか、悲しいとか、驚いたとか思うだけである。

しかも、その世界は、ゆっくりと終焉を迎えようとしている。

 

弥勒の救済が来るのかどうかも、不明です。

 

しかし「見るもの」がいる限り世界は終わらないだろう。

 

アルファさんは、ロボットの人として最後の日までこの世界にとどまり、見続けることを、選んだ。「見て、歩いて、よろこぶもの」、として。

 

見るだけでなく、たまに写真を撮ったり。

 

 

 

この写真、あとで誰が見るのかな。

 

人間て、やたら写真を撮りますよね。

 

そして、終活の時、膨大な写真を前に、どうしたものかと途方に暮れる。

 

それでもシャッターを押し続けるのは、この「見たことの証」に囚われている、のでしょうか。

 

「人間」とは:

 

やたら、写真を撮りたがる動物である。

それは、「見て、歩いて、よろこぶもの」だから。

 

僕もそれにならって、この世界の片隅を、見て、歩いて、よろこんでみましょう。