にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0600 起床 気分快 晴 「晩年」を定義します。

血圧値 125/85/73 酸素飽和度 98% 体温 36.2℃ 体重 67.2キロ

 

「晩年」とは:

 

客観的には、その人の一生の終わりの頃の時期。

僕は、この2月に死にかけたから、今が晩年の真っ最中、かな?

 

「晩年」は、どこにある?

「いま」という時空の、胎内にある。

 

この人は、なにを想ったのでしょうか。

 

Andrew Wyeth ワイエスは 2 0 0 9 年に 9 1 歳で亡くなりましたが、これは最晩年の 8 4 歳(2 0 0 2 年)の作品。題名が「Walking Stick」。

「杖」というタイトルですが、よく見ると、なるほど、杖ですね。

散歩の途中で、「自分」を見た、のでしょうか。

 

ワイエスといえばこれ、『クリスティーナの世界』。

アメリカン・リアリズムの象徴。

 

コロナ禍以後、やたらとひとの死のニュースが気になるようになりましたね。

 

肺炎の死

癌、ステージ4の死

事故の死

急な死

緩慢な死

自死

殺される死

若い死

老年の死

芸人の死

学生の死

女王の死

幼い死

天寿の死

 

「僕の死」・「あなたの死」、もいつかやってきます。

 

あとから見て、その人の死の近辺の時間を「晩年」とよびます。

 

いつ自分が死ぬか、普通はよく分からないから、死に直面してはじめて、「ああ、これが自分の晩年なんだなあ」ということに。

 

なので、主観的には、今・ここ、の毎日が「晩年」である、といえます。

 

今日を精一杯生きよう、と思います。

 

これを、回避するために、当面どうするかだなあ。