にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0500 起床 気分快 曇 舞鶴・北滋賀遠征記録⑨北滋賀・高島の針江の郷を訪ねる話。生きていれば、このような風景に実際に出会える時が来る。

血圧値 120/81/83 酸素飽和度 98% 体温 36.4 体重 67.3キロ

 

今日は、雨模様の一日です。

一雨ごとに、秋が深まるのでしょうか。

 

舞鶴・北滋賀の旅の記録の続きです。⑨は、北滋賀・高島の針江の郷を訪ねる、です。

 


【10月3日(月)その1】

 

舞鶴を発つ日です。早く起きました。

 

普通、来た路を戻って、綾部経由で京都へ出るのが早いのですが、今回は東舞鶴駅から東へ進んで、小浜線敦賀へ出て、そこから湖西線経由で琵琶湖の西北、北滋賀の高島へ向かいます。

 

湧き水の美しい針江(はりえ)の郷を訪ねたいと思います。

 

入院した時、病室のTVのドキュメンタリーをいろいろ観たのですが、とくにこの2本が、心に沁みました。

 

①NHKスペシャル 「映像詩 里山 森と人 響きあう命」

 

2008年に放送された「映像詩・里山」シリーズ第3弾。滋賀県琵琶湖畔の雑木林には、地元で“やまおやじ”と呼ばれるクヌギの老木が生えている。やまおやじのウロには小鳥やヒキガエル、ミツバチなど多くの生きものがすみつき、夏になれば、樹液にはカブトムシが群がる。生命のゆりかごのような老木は、はるか昔から続く人の営みが作り出したものだ。

 

②ハイビジョンシリーズ 「映像詩 里山Ⅱ  命めぐる水辺」 

 

人と自然が共に生きる、身近で懐かしい風景田んぼ、小川、雑木林・・・かけがえのない日本の「里山」がそこにある。琵琶湖北部を舞台に、水と密接な関わりを持って暮らす人と生きものたちの世界を、斬新かつ美しい映像で描いた。魚と漁師との出会いや花火を見上げるカエル、大迫力のコイの産卵など、2年近くかけて撮影に成功した映像が見どころである。2005年(平成17年)第57回イタリア賞を受賞。

 

写真家・今森光彦さんと協力して琵琶湖畔の里山を定点観測するドキュメンタリー。

どちらも、滋賀県高島市針江地区を舞台に、琵琶湖に流れ込む小河川、水田、そして湖のつながりを描きます。

針江では、きれいな湧き水を「生水(しょうず)」と呼び、集落の中を巡る水路を「川端(かばた)」と呼んで大切にしてきました。「国の重要文化的景観」と「平成の名水百選」にも選定されています。

 

風景も映像も、人々のいとなみも美しい。

 

救急搬送直後、自覚としては「生きるか死ぬか、半分半分かな」くらいに思っていた僕には、生きのいのちの有りようが、感性の奥深いところに響いてくる感じがしました。

 

僕は再び生きて、このような風景に、実際に出会える時がこれから来るのだろうか。

 

ニュースは、ウクライナの砲声と爆破音を連日、伝えているし。

さらに僕は、コロナにも感染するし。(半日で熱は引いたけど)

 

いのちと死の問題を考えるとき、これまでに無数に生まれ死んでいったものたちの、いままで聞えなかった声がひびきます。

 

なので、退院したらぜひこの琵琶湖の北西、森と河と湖の地を訪れてみたいと思っていたのです。

 

草津に住んでいる、古くからの友人であるО君が会いに来てくれます。

 

東舞鶴駅 7:15(小浜線敦賀行)

まず、小浜線敦賀まで。

さようなら、舞鶴

 

敦賀のホームには、こんな人がお迎えです。

 

敦賀駅 9:23発 北陸本線新快速湖西線経由(姫路行)

この「新快速」は敦賀から琵琶湖の西岸を南下して、京都・大阪・姫路と大移動する、面白い電車です。普通運賃で乗れるし。

凄いリーズナブル。

 

新旭駅 10:14着

湖西線は、築堤というか高架というか、高いところを走ります。

湖岸には琵琶湖を周回する道路があります。

駅前で無事О君と邂逅。草津(琵琶湖南岸の町)から車で来てくれました。

久しぶりだなあ。

 

お昼をどこかで食べましょう、ということで、まだちょっと早いので、湖岸に降りてみます。

 

琵琶湖は、大きくて、空も広い。

波も打ち寄せるし。

独特の世界観がありますね。

 

今日は、ここまで。