にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0540 起床 気分快 曇 お釈迦様はコレステロールの夢を見るか。そして僕は工作室の整理に入る。

血圧値 116/81/68 酸素飽和量 99% 体温 36.3℃ 体重 67.9キロ

今朝は弱い雨で、気温も20℃を切ってます。外出はコナミだけにして、工作室の整理に取り掛かります。
これで終活は第2段階のフェーズに入ることに。

昨日の診断の感じでは、とりあえず1年くらいは余裕ができたかも。
でも油断は禁物。大敵か?


ああ、ちなみに「油断大敵」は、『涅槃経』にある言葉だと思っていたのですが、なんか例の「諸説ある」みたいですね。

思い込みは危険、かな。

諸説①原始仏教の経典『北本涅槃経』の中にあるそうです。原典に当たっていないのですが、みんなこれを引くので、原義かな。

その昔、インドのある乱暴な王様が、家臣に油を入れた鉢を持たせたまま人の多い通りを歩かせ、「もし油を一滴でもこぼせば命を断ずる」と命令しました。家臣は周囲に目もくれず、一生懸命に油鉢を堅持して持ち歩き、無事命令を全うしたそうです。

「譬如世間有諸大衆満二十五里 王敕一臣持一油鉢経由中過莫令傾覆 若棄一滴当断汝命 復遣一人抜刀在後随而怖之 臣受王教尽心堅持経歴爾所大衆之中」

諸説②「万葉集」に使われている「ゆたにゆたに(悠々と漂い動くさま)」を由来とする説、つまり、ゆっくりする意味の古語「ゆたに」が音変化して「ゆだん」になったという説です。今でも四国の土佐地方の方言に、お客さまに向かって「ごゆだんなさりませ!」という言葉があるそうです。

いずれにしても、「気の緩み」や「注意を怠けること」により、思わぬ失敗や不測の事態をまねくことがあるということを、「油断大敵」の言葉は戒めているのでしょう。
僕も気をつけます。

ちなみに「涅槃(ねはん)」って、ニルヴァーナの音訳で、シッダールタ(釈迦)が亡くなることの意味ですが、その直前の教えの内容を記した経典を『涅槃経』と呼んでます。こんな感じ。

大乗の涅槃経には,北本涅槃と称する曇無讖(どんむしん)訳、40巻本と,南本涅槃と称する慧観(えかん)・慧厳(えごん)・謝霊運訳、36巻本とがあり,後者は仏般泥洹経を参照して北本を統合編纂したもの。ともに釈迦入滅前の教説に中心を置き,涅槃の事実よりも,仏の不滅性(法身常住)と衆生のうちにある成仏の可能性(悉有(しつう)仏性)を明らかにする。

大般涅槃経 : 現代意訳 - 国立国会図書館デジタルコレクション
大パリニッバーナ経の現代語訳 ~ブッダ最後の旅の言行録~ - 禅の視点 - life -


僕は中学生の頃、油断ていうのは身体にとって大事な栄養素である脂質が欠乏するのは良くないという意味だと聞いた覚えがあるんだけどなあ。
過度なコレステロール排除を危惧するみたいな。気のせいだったのかな。

工作室っていうのは趣味(道楽)に関する作業用の部屋で、まあ、子供部屋とも物置とも言いますね。
今はカオス状態になってて、こんな感じ。

履歴書とか面接で聞かれる「趣味は何ですか?」が一番困った質問で、ほんとに全部聞きますか、という事態に。

釣り(今はフライフィッシングのみ)、自転車(7台位持ってました)、模型(ジオラマいろいろ・鉄道Nゲージ・1/700艦船)、短歌(卒業かな。これは青春の文学かも。)スポーツカイト(凧あげですがほぼ引退)、将棋(弱いアマ2段くらいだと思いますが、最近実戦はやる機会がない。)楽器(チェロ・二胡いろいろ)、音楽(クラッシック・ジャズいろいろ)、歴史の研究(中国史・宗教史・海軍戦史いろいろ)、推理小説(本格の研究・コナンドイルそのほかいろいろ)、フィギュア(主として1/6縮尺)、映画(最近映画館で観ない)、お酒(趣味とは言わないか)、旅行(趣味とは言わないか)、コンピュータ(趣味とは言わないか)、料理(ていうか美味しいものを食べること)、読書(趣味とは言わないか。でも履歴でこれ書く人がいる。なんか変。)、温泉、写真(スマホの技術向上により引退気味。もはや腕は関係なくなった。)その他省略(あえて記載しないものも)。

車とゴルフと博打がない! これもあったら破産していたでしょう!

要するに、森羅万象、すべてに興味関心がある。
生きていることのすべてが趣味である。

なので、「ご趣味」を聞かれても、返答は凄く疲れるのです。

これら各分野を満期終了・卒業し、それぞれ納得のいく納め方をするのが、僕の終活の大部分なのです。
全部途中で、一巻の終わりになるところを、何とか踏みとどまったので。

頭の中の終活は、このブログを書きながら少しづつ進んでいますが、こっちは「モノ」とか「行動」が相手だからなあ。
身体や視聴覚がちょっと不自由になったりしてるので、何がまだできて、何がもうできないのか、を確認していかないと。

この部屋がもぬけの殻になる、という状況を想定しなければならないのかな。
なんか哀しい作業だなあ。
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

お昼は旬のアスパラガスをオリーヴオイルでソテー。
オートミールを牛乳で煮て、ライスプディング。同様のものが世界各地に存在する簡単料理ですが日本では乳粥かな。

乳粥と言えば、断食中のお釈迦様に村の娘スジャータさんが差し上げて、いろいろあったけど無事、悟りが開かれたという縁起の良い食べもの。

諸仏典で微妙に違うけど、だいたいこんな感じ。

スジャータは、あまりにも厳しい苦行のために体力が衰えていたシッダールタに乳粥を勧めますが、断食行をしていたシッダールタにいったんは断られました。しかし、先程聞いた農夫の声「絃は強すぎると切れる。弱いと弱いでまた鳴らぬ。程ほどの調子にしめて、上手にかき鳴らすが良い。」を思い出し、スジャータの乳粥供養を受け入れました。スジャータの行為はシッダールタの苦行を中断させてしまった形になりましたが、シッダールタに生きることの素晴らしさを教えることとなり、後の悟りへと繋がる大きな出来事でした。

スジャータ - Wikipedia

じつは昨日の夜も、アスパラ食べました。4本あったから、今日は半分。

成城石井の四川山椒ピリ辛麻婆豆腐を焼きそばの上に。
そばはスキレットに押し付けてカリカリに焼きました。